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2018年01月29日
妻夫木聡主演NHK大河ドラマ「天地人」総集編第四回「愛の章」
1月28日の午後9時30分から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、妻夫木聡主演NHK大河ドラマ「天地人」の総集編の第4回「愛の章」が放送されました。
豊臣秀吉(笹野高史さん演じる)が死に、淀の方(深田ものの、恭子さん演じる)が「五大老」ら諸侯に対し秀頼への忠誠を誓わせるものの、内大臣・徳川家康(松方弘樹さん演じる)が勝手な動き(豊臣方からみて)を見せ始める。
石田三成(小栗旬さん演じる)は家康の動きを警戒し家康を追い詰めようとするが、逆に、家康の秘めた牙は三成の盟友・直江兼続(妻夫木聡さん演じる)がいる上杉家に向けられ、上杉家は家康によって謀反の疑いを掛けられる。
兼続は上杉家の正当性を主張し家康こそが勝手なことをしていると家康弾劾の書状「直江状」を家康に送り付ける。
怒った家康は上杉討伐軍を起こす。それが「関ケ原の戦い」につながる。
そしてラストは兼続の晩年。「義」に生きた己の人生を振り返るのだった。
と、こういう流れですが、ここで注目したいのは、徳川家康を演じた松方弘樹さんの「たぬきおやじ」ぶりです。
徳川家康という人物は東軍側(とくに徳川家側)で描くか西軍(豊臣方側)で描くかで全然違ってくるのですが、「天地人」の場合は西軍の石田三成の盟友・兼続側ですから、当然「たぬきおやじ」ぶりが強調されます。
兼続は清廉潔白な人物として描かれ、その対比として徳川家康側が陰険・狡猾に描かれます。松方さんの、時にはコミカルに見える家康の姿、時には陰険さを秘めた姿は必見だと思います。