どうも!11月というのに車に乗ると
まだまだ暑くてクーラー入れちゃいますね〜(笑)
今年は暖冬らしいです...
さてさて 今回は トヨタのエスティマ ハイブリッド
この車両はハイブリッドなんですが まあ 俗にいう
「マイルドハイブリッド」っと言われるヤツですね〜
お客さんから「バッテリーが上がってしまった」っとTEL
ブースターを持って現場に急行!
しかし 補機バッテリーがすっからかんの状態らしく
エンジンが始動しません(><)
マイルドHVと言えども セルを回すんじゃないので
少しの電気で十分なはずなんだけどな〜っと思いつつも
トランクを開けて 補機バッテリーに直接ジャンピングすると
なんとか エンジンは始動しました!
ほっとしたのも つかの間...
2つの警告灯がペカ!っと点灯しちゃいました...
これが「GOGO」ランプなら嬉しいんですが(笑)
1つ目は車にビックリマークのこの警告灯
「ハイブリッド警告灯」です
ハイブリッドシステムに異常がある場合 点灯します
んで2つ目は オレンジ色の警告灯 「VSC警告灯」です
まあ「ハイブリッド警告灯」ってのはわかるけど
この「VSC」とはなんぞや?って事なんですけど
車両安定性制御っと言いまして
早い話 様々な走行状況で発生する車両の横滑りを抑え
車の安定をコントロールする機能って事なんです
でも 今回のバッテリー上がりとは関係ありませんよね〜
実はマイルドHVの初期の車両は 意外な要因で点灯する事があります
おそらく 今回の「VSC」はバッテリーに対して点灯したんじゃないかな〜
っと思われます(多分です...)
まずは 簡易テスターで電圧がちゃんと落とせているのか 確認しましょう!
この車両にはオルタネータがありません
ですのでDCDCコンバーター(デコデコ)によって12Vまで落としています
まあ 簡易的ではありますがデコデコは問題なさそうですね〜
バッテリーが原因ってのがわかれば このままエンジンを電気抵抗を無負荷の状態で
1時間くらいかけておき 無事にアイドリングストップするのであれば
ハイブリッドシステムにも 問題がないって事でOKです
しかし バッテリーが古い場合は バッテリーを新品に交換してくださいね〜
この車両は30分でアイドリングストップしました
バッテリーもOKでしたので もう1度エンジンを再始動したところ
「VSC」警告灯は 無事に消灯しました(^^)
しかし ハイブリッド警告灯は依然点灯したままです
こちらはOBD2を使い消去させないといけないみたいですね〜
うちには簡易の診断機がありますので コードも見つつ消去しましょう
Pコード「3009」と出ました
何と この3009は 「漏電」何ですね〜(*-*)
漏電って聞くと「えっ!」っと思うかもしれませんが
このコード 様々な要因で出ます...
例えば
スタータージェネレーター不良
DCDCコンバーター不良
配線不良
ハイブリッドバッテリー異常 などなどなど...
その中で システムメインリレーって項目もあり
システムメインリレーの電源は この補機バッテリーから
もらっているので 今回はこの補機バッテリー異常が原因だと思います
診断機でリセットしたところ 普通にリセットできました!
エンジンを始動したところ 警告灯は全て消灯!
問題ナッシング!これにて 終了です(^^)
ちなみに修理書を取り寄せて見たところ...
「漏電」と診断された時は こんだけの項目を確認 点検しなさい!って...
簡単に点検できりゃ〜いいんですが メインのバッテリーを取り外さないと
点検できないって...(><)
せっかくなので データモニターを見てみましょう!
メインのバッテリーは約250V以上!
ちなみに 一般的なバッテリーは12Vです...
これを見てわかる通り
250Vバッテリーが1個 ドン!っとあるわけではなく
約16Vくらいのバッテリーが16個 直列に繋がって250Vにしているんですね〜
ここでちょっと気になった事が...
メインのバッテリーで重要な事は
電圧が1番高いバッテリーと1番低いバッテリーとの差 なんです...
この差が 約1V以上ある場合 メインバッテリー不良と判断されます
実際 モニターを見てみると最小電圧と最大電圧の差は 0.15V
全然OKという事になります! なるんですが その下に「ΔSOC」とあります
Δ(デルタ)SOCとはメインバッテリーの劣化を%で表記したものです
電圧の差がないのに ΔSOCは20%を叩き出しています(*-*)
40%〜50%になってくると 警告灯が点灯するんですが
なぜ 20%も劣化しているのか ちょっと謎なんですね〜
まあ バッテリーが古いからって言っちゃえばそれまでなんですが...
データモニターでは まだまだ色々な事がわかります
その1つに「バッテリーの温度」ってのも診る事ができます
メインのバッテリーは冷却ファンによって冷やされています
また ファンが正常かどうかってのも この診断機で確認 点検する事ができます
アクティブテストっと言って ファンを診断機を使って駆動できちゃうんです!
ちゃんと回っていなければ ファンが悪い!っとわかるんですね〜
んで 項目に「冷却ファン吸入空気温度」ってのがありますよね...
まあ その名の通りなんですが ここでファンのところの温度と
バッテリー自体の温度に差がありますよね...
36度に対して 42度前後もあります
ちょっと発熱しすぎていますね〜
もちろん ファンの手前にはフィルターがついていますので
そのフィルターにゴミや埃が詰まっていると うまく冷却出来ずに
温度が上がるって事もありますので 確認が必要なんです!
まあ メインのバッテリーは高額なんで
そろそろ買い替えを考えているのであれば
そのまま様子見てもいいのかな〜って思います(^^)
2018年11月12日
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