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2017年11月22日

大和朝廷の謎(8)日本武尊命(ヤマトタケル)

今回は、古事記の中の大英雄のお話しです。

古事記では、倭建命と表記されています。
第12代景行天皇の第2子として生まれ
オウスが本名と思われます。

この方は、九州、出雲、東海、関東と連戦
に継ぐ連戦で殆ど休むひまもなくご活躍さ
れています。

謎という謎も殆どありません。
静岡の日本平の近くの草原で、敵に囲まれ
火攻めに合うも、倭姫命より授かった、
「叢雲の剣」(ムラクモノツルギ:須佐之
男命がオロチ退治で手に入れた)で草を
なぎ払い、敵を打ち破った話が有名です。

これ以後、叢雲の剣は「草薙の剣」(クサ
ナギノツルギ)と呼ばれるようになり、
現在は3種の神器の一つとして、名古屋の
「熱田神宮」で祀られています。

唯一の謎は、子供の時に兄を殺害したとか
敵を残虐な方法で殺したとか、ネガティブ
な書かれ方をしていることです。

日本武尊命は、関ヶ原の近くにある伊吹山
で自分の力を過信し、草薙の剣を持って行
かなかったため、山の神から毒を浴び、
これが原因で伊勢の亀山で息絶えます。

ここで、不思議なのは、祓戸四神の一人が
「気吹戸主」(イブキドヌシ)という名前
であることです。

伊吹山以外にイブキドという場所や言葉は
なく、この伊吹山の神様と何らかの関係が
あるものと推測されます。

「主」という名前は、国津神特有の名前で
奴国系の神様だと思われます。

ここまで述べたので、次回は「祓戸四神」
のお話しをしたいと思います。
posted by mydears at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大和朝廷
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