2009年09月10日
通訳訓練法に、神頼み!
あれは2008年の金融危機の前、まだ家計に潤いがあったころ、インタースクールという通訳学校に1年通って、ビジネス通訳コース*をとっていた。(*今はビジネス英語というコースに変わってしまった)
当初は「ちょっと手に職」的な気持ちで通訳を目指そうと思ってはじめたわけだったが、そんな甘い考えは第一回目のクラスであっさり打ちのめされることとなる。
「ちょっと」程度の覚悟では通訳にはなれんです。少なくとも私にはムリ・・・。
実際の講演や、ニュースの音声教材を使用するんだけど、本当に、さっぱり、一センテンスすら理解できない。そんな私の横で、クラスメートがすらすらと訳出していく。
はは・・こちとら、なにがわからんかもわかんね。
通訳というと、もういきなり英語から日本語へ訳してしまいたくなるのが人情だが、100%のインプットがあって、はじめて100%のアウトプットもしくはそれ以上がかなうのであって、50%もインプットが出来てないのにアウトプットを試みようなんてどだい無理なのであった。
絶望感にさいなまれつつ、それでも1年間続けられたのは、やさしくて誠実な教育者でありながら、ご自身もたいへん優秀な会議通訳者であるW先生のおかげ。
まあ通訳という仕事が生半可なものでないということがわかっただけでも、勉強になったかな。
・・・・・・。
こ、こころざし、低いかしら。
あ、でも通訳はものにならなかったけど、通訳訓練法の効果は、こんな私にもちゃんとありました。この時期、けっこうリスニングが伸びたのはまぎれもない事実。
スクールで何をやったかというと、本当にカンタンで、いわゆる通訳訓練法の基本「シャドーイング」「リプロダクション」「ディクテーション」、つまり聞いた音声を聞いたまま再生することばっかり。
シャドーイング・・・なんでもいいので英語でしゃべってる音声教材を聞きながら、間髪入れずに真似をして口に出す。とにかく最初はうそっぱちでもいいので、速さと抑揚を真似る。次第に真似の精度をあげていけばよい。英語"口”エクササイズの基本。
リプロダクション・・・ある程度の長さのセンテンスをまとめて聞いたあと、その内容を繰り返す。(たぶん、内容や文法が合っていれば、少々表現方法や単語が異なってもよいはず) かーなーり頭を使う。私は本当にこいつが不得意で、いつもてきとーなことを言っては「そ、そんなこと言ってた・・・?」と先生におびえ呆れられてた。
ディクテーション・・・英語音声を聞いて、聞いたままを文字に書き写していく。聞き取れないところは何度も聞いてみる。それでも聞き取れない場合は答えを見る。いくつか教材をこなすうちに、自分が不得意なパターンがわかってくるので、そこを集中して鍛えることができる。
これらの方法で練習するには、英語音声をすでに文字に書き起こしてあるもの(答え)が必要です。
スクールに通って教材をもらうのが一番手っ取り早いけど、インターネットに転がってる無料の教材でも同じことができるよ。
VOA Special English
Special Englishというだけあって、ゆっくりわかりやすい英語でニュースや解説をしてくれる。トランスクリプト付き。
iTune U - Open University
学習ビデオとTranscriptが無料で手に入る。関心のある分野が見つけられれば、とっても面白い。
〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-
先生もオススメしていたNewsweek。
スクールでは英語版と併読してました。↓
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当初は「ちょっと手に職」的な気持ちで通訳を目指そうと思ってはじめたわけだったが、そんな甘い考えは第一回目のクラスであっさり打ちのめされることとなる。
「ちょっと」程度の覚悟では通訳にはなれんです。少なくとも私にはムリ・・・。
実際の講演や、ニュースの音声教材を使用するんだけど、本当に、さっぱり、一センテンスすら理解できない。そんな私の横で、クラスメートがすらすらと訳出していく。
はは・・こちとら、なにがわからんかもわかんね。
通訳というと、もういきなり英語から日本語へ訳してしまいたくなるのが人情だが、100%のインプットがあって、はじめて100%のアウトプットもしくはそれ以上がかなうのであって、50%もインプットが出来てないのにアウトプットを試みようなんてどだい無理なのであった。
絶望感にさいなまれつつ、それでも1年間続けられたのは、やさしくて誠実な教育者でありながら、ご自身もたいへん優秀な会議通訳者であるW先生のおかげ。
まあ通訳という仕事が生半可なものでないということがわかっただけでも、勉強になったかな。
・・・・・・。
こ、こころざし、低いかしら。
あ、でも通訳はものにならなかったけど、通訳訓練法の効果は、こんな私にもちゃんとありました。この時期、けっこうリスニングが伸びたのはまぎれもない事実。
スクールで何をやったかというと、本当にカンタンで、いわゆる通訳訓練法の基本「シャドーイング」「リプロダクション」「ディクテーション」、つまり聞いた音声を聞いたまま再生することばっかり。
シャドーイング・・・なんでもいいので英語でしゃべってる音声教材を聞きながら、間髪入れずに真似をして口に出す。とにかく最初はうそっぱちでもいいので、速さと抑揚を真似る。次第に真似の精度をあげていけばよい。英語"口”エクササイズの基本。
リプロダクション・・・ある程度の長さのセンテンスをまとめて聞いたあと、その内容を繰り返す。(たぶん、内容や文法が合っていれば、少々表現方法や単語が異なってもよいはず) かーなーり頭を使う。私は本当にこいつが不得意で、いつもてきとーなことを言っては「そ、そんなこと言ってた・・・?」と先生におびえ呆れられてた。
ディクテーション・・・英語音声を聞いて、聞いたままを文字に書き写していく。聞き取れないところは何度も聞いてみる。それでも聞き取れない場合は答えを見る。いくつか教材をこなすうちに、自分が不得意なパターンがわかってくるので、そこを集中して鍛えることができる。
これらの方法で練習するには、英語音声をすでに文字に書き起こしてあるもの(答え)が必要です。
スクールに通って教材をもらうのが一番手っ取り早いけど、インターネットに転がってる無料の教材でも同じことができるよ。
VOA Special English
Special Englishというだけあって、ゆっくりわかりやすい英語でニュースや解説をしてくれる。トランスクリプト付き。
iTune U - Open University
学習ビデオとTranscriptが無料で手に入る。関心のある分野が見つけられれば、とっても面白い。
〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-〇-
先生もオススメしていたNewsweek。
スクールでは英語版と併読してました。↓
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