うちの猫らを庭に出すと、まずスギナなどの匂いを嗅いでは夢中になってムシャムシャしている。意外にも草をやたら食べたがるのだが、それは一説には胃の中の毛玉を出すためらしい。仏壇の花瓶の菊の花も、朝、仏間の襖を開けると、子猫らはすっ飛んで行っては菊の葉っぱや花をクンクンと嗅いでは、ムシャムシャ食べている。それでほどなく吐いたりしてる。何度追っ払っても懲りずにやめないので、すっかり諦めてしまい、葉っぱや花が無くなるまで好きにさせている。
この吐いた後の掃除も結構大変で、臭くはないけれど見た目がグロいので、どうせ吐くなら猫トイレにお願いしたいのだが、当然ながらまだ一度も猫トイレに吐いてくれたことがない。布巾や雑巾は汚れてしまうので、使い捨ての濡れ新聞紙で拭いて、外で天日干しにして捨てている。
もちろん布団の上でも吐かれたことは当然ある。これも掃除が当然大変で、どうせ吐くならせめて畳の上に吐いてくれたらと思うことは何度もあった。キャットフードに毛玉出し用に野菜が入っている物がよくあるが、これは猫糞と一緒に出るという理解でよろしいのだろうか。まさか口から出すための物だとすると、ちょっと困りものなのだが。
猫が吐く原因で厄介なのがプラスチックの誤飲だろうか。猫ならみんな大好き「チュール」というおやつがある。うちでは同等品のダイソーの「猫のおやつ」を与えているが、このプラスチックの空容器を何気にゴミ箱に捨てて一晩寝たら、夜中に子猫らが匂いを頼りにゴミ箱から漁り出して、思う存分カジカジに齧ってプラスチックを誤飲してしまうことがよくあった。
通常はこれらを誤飲後は、丸くなったりしたプラスチック片と共に吐き出すのだが、酷いときにはプラ片で胃内部を傷付けてしまい出血したのか、嘔吐物が薄く赤くなっていたこともあった。その後はこちらもチュール系のゴミは特に気を付けているのだが、時々こういう事故が起きた。こちらもその後は用心して、チュール系は置き薬を入れるプラスチック容器に保管していたのに、その置き場所を覚えてしまった猫らは器用に引き戸をこじ開けて好きなだけ舐めてから、空容器までムシャムシャ食べていたりでしていたので、それ以降はその容器すらやめてしまった。
実はそれ以降一度もチュール系の誤飲事故は起きていない。今チュール系を保管しているのは、高さ15センチ、直径10センチくらいの円筒形の食品用の空プラスチック容器で、これは押すとベコベコと引っ込むけれど、猫らには全く歯が立たないので絶対安全。ガラス製ならもちろんもっと良い。但し、必ずプラスチックのフタをきっちりと閉めることをお忘れなく。これなら手元にどこでも置けるし、猫にもすぐあげられるのでとっても便利だ。
この中に一番危ない中身が入ったチュール系や、ゆった歯磨き用のマタタビの細枝一式や、中身を絞り切ったチュール系の空容器もこの中に一時的に捨ててある。下手にフタ無しのゴミ箱には捨てられないので、この中に一時的に入れておき、後で密閉ゴミ箱にまとめて捨てるのが一番安全。それまでは、ハサミで切ったプラ片などを安易にゴミ箱に捨ててしまっては問題が起きていたが、これに変更してからは一度も問題が起きていない。
絞り切ったチュール系の容器だが、何本もその中に保管しておいて、後でまとめて密閉ゴミ箱に捨てるときに、容器をハサミでカットして分解して、まだ少し残っているチュールを好きなだけ猫らに舐めさせてから捨てている。マヨネーズも空容器をゴミ箱に捨てる前に、ハサミで一度真ん中辺りで切ってから、スプーンで残った中身をすくいだしてから捨てている人なもので。保育園児のとき、マヨネーズの空容器を持っていき、赤いフタに小さな穴を開けてもらい、水鉄砲したっけ。当時もマヨネーズがあったみたい。
丸い円筒形のプラスチック空容器は最初から貰い物で、元は鈴鹿市にある三商が中国から輸入したキムチが入っていたようだ。うちのおばあちゃんはこれに、犬猫用の小さな煮干しを常時入れておいて、子猫らのご機嫌を取りに必死だ。これらを捨てずに、何かに使えるだろうと、ずっと取っておいてよかった。
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