確か、今年の箱根大学駅伝のことを書いたと思うが、最終10区で創価大学を逆転した駒澤大学の選手が逮捕されたという。一瞬、これで創価大学が繰り上げ優勝になるのでは?という考えが一瞬頭をよぎったが、「好事魔多し」という諺があるとおり、何かうまく行き過ぎたりすると、後でその反動が来るものなのだ。おそらく、駒澤大学はそのレールに乗っかってしまった。
自分も普段から、仮に車で道路を走っていたとして、通り過ぎる信号が、ほぼ青で通過しているときは、「今日はツイてて気持ち良いな」と思うが、すぐにこれは後で何かあるから気を付けたほうがいいなと、逆に気を引き締めるようになったのは、だいぶ中年を過ぎてからのことだ。
これは典型的な古来からある戦法で、孫子の兵法にも書いてあるだろうが、戦(いくさ)では、相手が拍子抜けするほど弱く、こちらからどんどん逃げて、それを追いかけているときほど、相手の罠にはまっていることが多い。こういうときはむやみに深追いしないことであり、この先で相手方が多勢で待ち伏せしている確率が相当高い。
これを応用した戦法は、中学生くらいから我々も実行していて、よく期末テストなどで、「全然勉強してねーよ」などと言うやつに限って猛勉強しているもので、その陽動作戦により相手を油断させて、その隙に自分が優位に立とうという、これは誰でも経験があるのではあるまいか。でもこの場合、実際に本人が猛勉強してるので反動は来ない。
間近に迫って、まだ開催するかどうかで揉めてる東京五輪だって、確か、招致活動による裏金疑惑で仏警察が動いていたはずで、この有様では多分「黒」なんだろう。表向きだけでも五輪招致会長をクビにした程度で済むはずない。なにか裏で画策して招致できたとしても、後でその調整が必ず来るものなのだ。実態からかけ離れた株の高騰も、必ず後で調整の大きな下落があるように。
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