昨日の午前中からの雨は実に50ミリ以上降り、12月からの大雪が氷の塊と化していて気温が上がっても中々減らなかった積雪が、6センチから一気に0センチになった。12月の最初の大雪がやっと消えた。ちなみに、山向こうの秋田県湯沢市ではちょうど100センチと、ついこの間も、こちらで27センチ、あちらで127センチと、依然100センチ差が維持されていることに驚く。
但し、やっと久し振りに0センチになったのも束の間、午後から雪が断続的に降り続いているので、これがまた根雪になりそうな気配であり、春はまだ遠い。アメダスで当市はきょう、久し振りに0センチに戻ってはいるが、実際はまだまだ凍った雪が田んぼに白く広がっている。
土曜日深夜に起きた地震は、当家に居候する三匹の猫たちにとっても生まれて初めての異常事態だったに違いない。特に当家で去年4月生まれた子猫(と言っても既に母猫より大きい)らにとっては天変地異の一大事だったに違いないのだが、いつもの寝場所の茶の間のコタツの中から飛び出してきて、パニックで座敷を走り回るなど大騒ぎするはずが、いたって冷静で全然鳴かなかった。これは予想外だった。母猫は3歳くらいなので、それなりに大なり小なり地震は経験済みだろうが、子猫らにとっては初めての大きな地震だったに違いないのに。
地震になってすぐに停電したが、NHKラジオは神奈川県などでも大規模停電してると伝えた。これは前回の大地震の教訓から、大規模なブラックアウトを避けるため安全策として、あえて電気を落としたらしい。幸いにも当家は停電から、ちょうど1時間後に復旧した。ラジオの当市の停電復旧情報とも一致した。
ちょうど物置から懐中電灯で探して出してきたポリタンクの二つ目に水を入れようとした時だったので、二つ目は空のままで、一つ目は余震に備えて、まだ水を入れたままにしてある。気象庁は今後1週間は余震に対して注意が必要と言ってるが、前回の大地震では大きな余震が、約1ケ月後の4/7に起きていて、しかも、じわじわ大きくなった3/11の地震と違って、真夜中にいきなり寝ていた背中を連打で蹴られるような凄い縦揺れからだったので、こちらの方が数段怖かったことを覚えている。
地震の1時間後、電気がついて分かったのだが、鍵を掛けておいた玄関の引き戸が、左右に振られたのか30センチばかり開いていた。それを目ざとく見つけたのだろう子猫2匹が、地震にまるで動じてないからこそ真っ先に真っ暗な寒い外へ脱走して行ったのだ。
今回の地震は当市では「5弱」だったので、余震が3/11の時ほど頻発しなかった。3/11に当市は「6弱」だったので、余震がひどく地震がこれでもかと次から次へと立て続けで、ゴーッと山鳴りが何度も聞こえるたび体が硬直した。その夜も大きな余震が何度も来るたび、座敷の布団から飛び起きては縁側から外へ飛びだした。外は寒さのせいで、やけに星空がきれいだった。
真っ暗で寒くて何も面白くもないはずなのに、子猫2匹は戻ってくる様子がない。それでも息子2匹がこの地震で急にいなくなったことに母猫が心配して、あっちこっちを行ったり来たりで、いつにないか細い声で「出ておいで〜」と呼び続けるのだ。きっと地震で段ボールの生き埋めにでもなったのかも、と心配したのでは。
そのうち、捜索を一時休止した母猫が寒さで布団に入って来たので、当方も戻るのを朝まで待たずに、そのまま寝ることにした。すると間もなく、停電からちょうど2時間後、電気がついてからは1時間後のこと、縁側の向こうから微かに子猫の鳴き声が聞こえたような気がして、慌てて縁側のカーテンを開けてサッシを開いてみると、やはり2匹一緒に行動していたようで、暗がりの中に匹の顔があった。
それでもまだ外にいたい様子で、すんなりと中に入って来ないので、こちらも奥の手で、餌の入ったプラスチックの袋をわざとガサガサと音を立てて、カラカラカラとわざと大きな音で容器に餌をばら撒くと、まだ食い気には勝てない子猫らが速攻で縁側に入ってきた。いつも脱走時にはこの手で捕まえているので、今回も大成功!。
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