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2023年05月06日

.シロタン一回目(その三)

5/4昼過ぎ、うちの庭の畑部分に、なぜかひっくりかえっていた可哀想なムクドリさん。ムクドリはよく都会の方では、夕方になると大勢で集まって騒ぐので迷惑がられているようで、天敵の鷹を使ってムクドリの集団を追い払うみたいなニュースを何度も聞いたことがある。

昨日は、その「事件」直後、首に血痕を付けていたシロタンが一番怪しいように書いたが、食べ物に何不自由してない飼い猫があれほど野鳥の羽根を毟るものだろうか。以前、植え込みの中から野鳥を見つけ出したミネちゃんなどは、野鳥の首根っこを噛んでいただけで、特に外傷などなかった。それが今回はあっちこっちにムクドリの灰色の羽根以外にも、茶色の尾羽やらいろいろな羽根が散乱していた。

鷹などの猛禽類は仮にムクドリなどを捕まえると、まず食べるのに邪魔な羽根を毟り取ってから、くちばしで太った胴体を突いては肉をほじくり出す。どうも今回のムクドリの胴体の損傷が、飼い猫によるものというよりも、手慣れた猛禽類の襲撃と考える方が妥当のような気がするのだ。ここら辺は動物事件に詳しい、警視庁いきもの係によく出入りしている三笠弥生さん(受付)の専門的な意見を聞いてみたいけれども。

現場の状況から考えるに、最初ムクドリは庭の屋根に近い方にいて、その後、何者かによってなのか屋根の方から離れた庭の畑方向へ移動させられたようだ。そのすぐ横の草むらにシロタンが寝そべっていた訳だ。シロタンは首下に血痕があったものの、顔や口の周りはきれいで血痕など見当たらなかった。てっきり体の模様も似ている母猫ミネちゃん譲りの狩りの名人かと思われたシロタンだったが、単に落ちていた野鳥に接触しただけかもしれない。

実行犯は他にいるのだろうか。いつも現場検証に鑑識係を連れて歩く、動物事件にも詳しい薮下穂乃花刑事の意見も聞きたいところ。今回の被害者である「ムクドリ」のことは、以前、畑を耕している時に一度見かけたことがあるのだが、非常にフレンドリーな野鳥で、ワイのすぐ近くまで地面を歩いて近寄ってきた可愛いやつだ。オレンジ色のブーツを履いているオシャレな鳥で、ちょっとヤンバルクイナみたいだ。きっと「天敵」から自分の身を守る用心棒代わりで頼られたのかも。

野鳥図鑑によると、ムクドリは地面を歩いて虫を探していることがあると書いてある。確かに畑でもそうだったし、実はムクドリさん事件が起きる前日に、確かに庭の畑を耕しているのだ。でも、今まで何度も庭の土を耕しているけど、庭にいるムクドリさんの姿を一度も見たことがない。今回初めて死骸となって見たのが最初。ともかく謎が多い事件であることは間違いない。

今回の一件で、ムクドリさんは可哀想だったけれど、犠牲になったのがまだヒヨドリさんでなくてよかったと思っている。というのも、いつもワイはブロックの上に、仏壇にあった古い落雁を粉末にして毎日撒いているもので、それを楽しみにうちに飛んできるヒヨドリさんが今回襲われたとしたら、申し訳ない気分で一杯だったから。



猫日記より(2021.5.6)
15時頃、いつからどこから脱走したのか不明だが、シロタン、ジロタンが隣家の境の柵の辺りで遊んでいた。すぐに餌の袋のガサガサ音にすっ飛んで戻ってくるが、またどこから脱走したのか、ミネちゃん、ジロタンがまた同じ柵の辺りにいて、16時過ぎm、縁側から自ら戻ってくる。




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posted by kcfan at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱走
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