今朝も最低気温が6度と冷えたのに、一番寒がりなミネコちゃんが布団に来ず、代わりにジロタンが布団に入ってきて、適当に温まると外に出て、布団の上からおいらの股の間に挟まって朝まで寝ていた。もしや・・と思った通りで、二階マイルームの電気毛布が「強」でつけっ放しだった。
朝10時半頃、おいらの足の上にミネコちゃんが乗ってきて、何だかいつになく大きな声で鳴くので、何か欲しいのかとミネちゃんが好きな療養食を出しても一粒も食べないし、何だか落ち着かないようないつもと様子が違うので下へ降りてみると、ちょっと前まで電気毛布を敷いたおいらの足の上に乗っていたミネちゃんが縁側の外にいるではないか。
これはまたうちの猫らが外に脱走したに違いないと瞬時に分かった。予想通り玄関が開いていた。内鍵をしっかり掛けていたのに、なぜか外れていた隙を、多分ジロタンに突かれた。縁側のサッシ戸を開くとミネちゃんがすぐに家の中に入って来た。続いてジロタンも姿を現すが、この自由人ジロタンがすんなり入ってくるはずがないと思っていたら、なんとミネちゃんに続いてジロタンまで入ってくるではないか。
しかもこのジロタン、体や顔のあちこちに「ひっつき虫」と呼ばれる野草の種をくっつけているのだ。しかも尋常ではない数で、少なくても百個は付いてると見たくらいで、それで何だか気持ち悪くて取って貰いたくて早めに脱走を切り上げて帰ってきたという訳だ。その直後、外にいたシロタンも同様で、こちらもいつもならすぐ逃げるのに、まるで捕まえてくれというようにすぐに捕まえられた。
子供の頃、小学校への集団登校の行き帰りの途中に、おいらたちが「バカ」と呼んだ、トゲトゲの丸い玉の植物を通学路脇で見つけて集めては、毛糸のセーターなどに投げてくっつけたりして遊んだものだ。これの正式名を還暦になる今まで知らなかったが、今日生まれて初めてネットで調べて知った名前が「オオモミ」だった。
これが猫らにくっついているだけなら話は簡単だったが、猫らに無数にくっついているのは、ネバネバした小さな粒の種で、ジロタン、シロタンの顔、頭、腹、背中とあらゆる場所に付いていた。多分、面白がって庭の草の中を走り回ったのだろう。きっと、ミネちゃんは息子らの体に付着した異物に対して、おいらに助けを求めに来たのだと思われる。
そのミネちゃんはと言えば、元野良猫だったので、この手の厄介な野草には何度も痛い目に遭っているので、安易に草むらには入らないことにしているので、ミネコちゃんだけは一粒もあの面倒な種が体に付かずきれいだった。この猫の毛にくっついた、メタメタした種粒を取るのは困難な作業で、体を洗った方が手っ取り速いかもとも思えた。
でも、その前にテレビを見ていたおばあちゃんに協力して貰って、おばあちゃんが「こうすると猫はじっとしている」と言って、子猫を運ぶ親猫のように、首根っこを手で掴んで抑え付けている間に、おいらが体中にくっついている緑色の種を一個一個、毛を毟り取りながらも全部取り除いた。これでもまだダニよりもマシだと思いながら、二匹からネバついて種を残さず取り切った。
この厄介な植物をネットで調べたところ、「チヂミザサ」という植物と分かった。この緑色の小さな粒よりも、問題なのはその粒と一体化してるネバネバした茎状の物で、まるでタールのように毛にべっとりとくっつき、除去作業が困難になっている。
昨日も書いたが、ジロタンの好きなクマザサだが、クマザサの種の実が「野麦」というらしい。チヂミザサという植物は初耳だったが、うちの家の周りに、あれだけ猫に大量にくっつく位生えているということらしい。この名前の由来は、焼肉にあるらしい「チヂミ」のことではなく、波打つような葉っぱであるっことかららしい。多分この葉っぱ、庭のどこかで見たことあるかも。その程度だったが、こらからはもっと庭内を注意して見てみたい。
猫日記より(2020.10.7)
今朝7.5度で寒かったが、朝4時頃、布団内にミネコちゃんが入り20分いて暖まる。ミネちゃん、ジロタンどちらも吐かず。ミネコちゃんが布団から出て入れ替わりに子猫全員が集団で布団に入ってくる。ゴロゴロ全員でやってカエルの合唱のようだ。
2022年10月07日
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