桑原通夫です。
自己破産・・ということについて
経営者であれば頭の片隅に必ず思い浮かべた
事がある言葉だと思います。
そこで自己破産について調べてみました。
借金が返せない人が行う方法としては
債務整理という手法があり、
債務整理には・・
任意整理・個人再生・自己破産があります。
借金で首が回らない場合は
これらの債務整理をすることで、
借金の減額や返済義務を消滅させる事が
できるのです。
それぞれの特徴は・・
任意整理・・
債権者と債務者が二者間合意することで、
私的に借金の整理手続きを行うものです。
↓
借金返済の意思はあるけれども
金額が多くて返していくのが難しい
という方に適しており
借金の減額や今後の返済方法について
相談を行います。
個人再生・・
個人再生とは裁判所の許可を得て
住宅等の資産を処分せずに
維持したまま、債権を5分の1ほどに減額できる・・
という整理方法のことです。
↓
裁判所が選任した再生委員が、
債務者と債権者からそれぞれ意見を聞き、
再生計画を立てます。
↓
裁判所に認められた減額後の借金を
完済すれば、その他の借金については
法律上返済義務が免除されます。
自己破産・・
自己破産とは、裁判所に申立をして、
最終的に借金の返済を免除してもらう
方法のことです。
債務を圧縮しても残債務が多く残り、
弁済が困難な場合に行うのが自己破産手続きです。
自己破産と個人再生の大きな違いは
借金の減額効果の大小と
財産を残せるかどうか・・です。
より借金の減額効果が高いのは
自己破産ですが、
代わりにほぼすべての財産を失う
ことになります。
破産手続きの判断は
裁判所が行うものですが
その申し出は・・
債権者が行う場合と
債務者自身が行う場合があり
文字通り、債務者自身が行うことを
自己破産・・と呼んでいるようです。
破産手続が始まると、
↓
破産管財人が専任される
↓
破産者が持っていた財産は、
全て破産管財人が管理します
↓
財産を売却するなどして
お金に換えた上で債権者への
支払に充てられる
↓
ただし債務者に財産が無い場合には、
破産管財人が選任されることなく
手続が終了します
↓
これは同時廃止と言って
個人の場合は殆どがこれに当たります。
↓
それでも返しきれなかった債務について・・
↓
裁判所の判断で、免責・・
となれば、法律上は支払う
義務がなくなる。
ただし、原因によっては
免責が許可されない場合もある・・
免責の対象にならない債務もある・・
ということです。
破産法が破産者に対して課している義務・・
↓
重要な財産を開示すること。
破産管財人に対して説明すること。
裁判所や管財人の調査に協力すること。
又裁判所の許可なく居住地を
離れることができません。
それから就労制限もあり
宅地建物取引業や
宅地建物取引士等の不動産業
古物商・警備員・
生命保険の募集員・損害保険の代理店業務が
できなくなる。
自己破産が成立した場合は
7〜10年位は借金ができない・・
ということのようです。
それぞれの判断・・ということになりますが
一番だめなのは
借金を苦にして命を断つことです。
借金なんてどうしても返せなかったら
国の救済処置を頼ることです。
そのために普段納税をしているわけですから
開き直って、堂々と生きることです。
ゼロから出直して・・頑張って又
納税できるようにすればいいのです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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