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2016年02月07日

「日本画の革新者たち」そごう美術館

横浜そごう美術館で開催中の「日本画の革新者たち」に行ってきました。
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本展では福井県立美術館所蔵作品から「日本画の革新者たち」をテーマに約60 点を厳選し紹介されています。天心の父は福井藩の藩士だったこともあり、昭和52年に開館した福井県立美術館は天心とその周辺の作家に注目し、作品を集めたそう。横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山など日本美術院の作家たちの屏風を中心とした名品を一堂に展示。そして横山操やその盟友である加山又造、革新的美術グループ「パンリアル美術協会」を牽引した三上誠など、戦後日本画の変革に挑んだ画家たちの作品もあわせて紹介。
さらに江戸時代初期、福井の地で20年ほど過ごした奇想の絵師・岩佐又兵衛の《維摩居士図》をはじめ、《和漢故事説話図》12点も全点公開されます(期間中展示替えあり)。

菱田春草(1874〜1911年)の代表作「落葉」も展示。
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日本美術院を創設した岡倉天心のもとに集まった横山大観(1868〜1958年)らとともに春草は、日本画の革新を目指し、36歳の短い生涯の中でいくつもの傑作を残しました。「落葉」を主題にした連作は、明治42年の第3回文展(現・日展)で最高賞を受賞した永青文庫美術館所蔵の「落葉」(重要文化財)が有名ですが、この作品も優しい光に包まれた雑木林に茂る木々が美しく、手前の木々の幹を濃く、奥の木々はうっすらと描き、濃淡の違いで遠近感を出しています。透明感と静けさのある名作です。
展覧会場では「落葉」の横に大観の大作「春秋図」が展示。右隻には満開の桜、左隻には紅葉の大木と季節感を対比的に描出。余白を生かし太い木の幹を画面に大きく配置した大胆さは大観らしい。地方美術館の隠れた名品を横浜で鑑賞できるのはうれしいですね。
日本画の新たな地平を切り拓いた、時代を超える名品が落ち着いた空間で鑑賞できるいい機会です。
狩野芳崖柳下放牛図3865.jpg
橋本雅邦天保九如図 J-00255_01.jpg詩経の詩が由来だそうです。
菱田春草温麗・躑躅双鳩o0375050013557320675.jpg
鳩の凛とした気品のある姿が美しい。
岡不崩菊花図 芳崖の弟子だったそうです。J-00313_02.jpg
木村武山林和靖yjimage2.jpg
絹に描かれています。鶴の毛並みの見事なこと!

「日本画の革新者たち」展
開催日: 2016年1月16日(土) 〜 2016年2月16日(火)
時間: 10:00〜20:00 ※2015年12月31日(木)は19:00まで
料金: 1,000円、大・高校生800円、中学生以下無料
休館日: 会期中無休
住所: 横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6F そごう美術館
posted by はまやん at 09:22| アート
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