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2016年01月17日

「三井家伝世の至宝」展

三井記念美術館で開催中の三井文庫開設50周年・三井記念美術館開館10周年 記念 特別展II「三井家伝世の至宝」展に行って来ました。
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いくつか作品を紹介します。
重文 日月松鶴図屏風 6曲1双 室町時代・16世紀
日月が金属板ではめ込まれいて迫力があります。作者不詳です。
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国宝 熊野御幸記 1巻 藤原定家 鎌倉時代・建仁元年(1201)
建仁元年(1201)10月、後鳥羽上皇(1180〜1239)の熊野への御幸に随行した藤原定家が記した23日間の旅の詳細な記録です。途中の宿が寒いと不満いっぱいなのが面白かったです。

月宮殿蒔絵水晶台 1基 象彦(西村彦兵衛)明治〜昭和時代初期・19〜20世紀
貝、螺鈿をふんだんに使った中国皇帝コレクションのような作品。

円山応挙 雪松図屏風
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応挙の作品で国宝に指定されている唯一の作品。松の木の幹は、塗り残しの部分が積もった雪を表現するように巧みな濃淡をもって塗られており、そのコントラストによって、吹きつけられて積もった雪を立体的に表現しています。
さらに一面の雪の中にきらめく光を照り返して屹立する松の姿を、墨と金泥と紙の白色のみで情感豊かに描きだしています。
松は輪郭線を用いない没骨技法、右隻には直線的で力強い老松、左隻には曲線的で柔らかい若木を配し、応挙の定番とは少し違いますが、雪化粧した松の姿がとても美しい作品です。

絵画や屏風では、東福門院入内図屏風も人名入りで面白かった。

三井記念美術館のベストコレクションともいえる企画展です。



posted by はまやん at 14:20| アート
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