2016年01月11日
京の冬の旅
3連休を利用して1月9日〜10日京都へ行ってきました。お天気にも恵まれ、京都の特別公開の襖絵を堪能してきました。
50回記念となる「京の冬の旅」のテーマは「禅 -ZEN- 〜禅寺の美 日本文化の美〜」。
平成28年が、臨済宗を開いた臨済禅師の1150年遠諱にあたることにちなみ、日本の文化・芸術に大きな影響を与えた禅宗寺院を中心に、普段は見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など様々な文化財が期間限定で特別公開されています。
最初は建仁寺 開山堂。
HPより抜粋「建仁2年(1202)創建の臨済宗建仁寺派大本山で、京都最古の禅宗寺院。特別公開の開山堂は、開山・栄西(ようさい)禅師の廟所(墓所)で、坐棺を埋葬した石壇が築かれ、禅師の木像と開基・源頼家像を安置する。客殿には、加藤文麗(かとうぶんれい)筆の水墨画「龍虎図」、原在中筆「松鶴波図」「白梅群禽図」など江戸時代の障壁画が残り、庭園には栄西禅師お手植えと伝わる菩提樹が茂っている。また今回は、清水坂・五条坂の十六人の陶工が作り楼門の二層目に安置されていた「陶製十六羅漢像」も客殿にて特別展示される。」
その後は建仁寺の方丈へ。10月24日から特別展「禅と武と画の生涯」されており、通常は結界越し拝見する海北友松の襖絵をこの期間中は間近で見ることができます。複製とがいえとても迫力がありました。
田村月樵「唐子遊戯図」
午後は妙心寺 天球院へ。
HPより抜粋「妙心寺の塔頭寺院で、姫路城主・池田輝政公の妹・天球院殿によって創建された。方丈(重文)は、玄関とともに江戸時代を代表する禅宗方丈建築で、方丈内部を飾る華麗な障壁画(重文・一部高精細複製品)は、京狩野の絵師・狩野山楽・山雪の代表作として名高い。「竹虎図」、「梅に遊禽図」、朝顔と鉄線の花を描いた「籬草花図」など、金地に映える鮮やかで濃密な色彩と垂直の線や曲線を活かした画面構成が見事な金碧障壁画で、創建当時の絢爛豪華さを今に伝えている。」
一部は複製になっていますが、本物と遜色のない見事な出来栄えです。
この公開が終了すると、全て複製に置き換えられて京博に寄託となるそうです。
途中に千總ギャラリーに寄ったあと、夜は祇園へ。
翌日朝は等持院のそばの真如寺から。
HPより抜粋「鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)とともに相国寺の山外塔頭の一つで、室町時代「京都十刹」の一つに数えられた由緒ある禅寺。法堂(仏殿)「大雄殿」は、中二階風の須弥壇があり、仙洞御所から寄進された宝冠釈迦如来像を安置している。その奥に続く開山塔に勧請開山(かんじょうかいさん)・仏光国師(無学祖元)、勧請開基・無外如大尼像、事実上の開山・夢窓疎石像や大檀那であった高師直の位牌などが祀られている。高貴な客人を迎えた「上段の間」がある客殿には、江戸後期の原在中筆の襖絵「西湖図」「四季花卉図」「松に猿猴図」が残っている。」
行ったばかりということもありますが「西湖図」は圧巻です。遠くの山並みや楼閣、船など詩情豊かに描かれており、建仁寺 開山堂と併せて、原在中の技量を改めて再認識した旅でした。
庭の様子
午後は京都国立博物館へ。
干支の申(さる)にちなんで猿を描いた絵画や、猿をモチーフにした工芸品が多数展示されています。
お気に入りの作品〜
重文 十二類絵巻 3巻のうち巻上
耕作図屏風 狩野永良筆 6曲1隻
重文 巌樹遊猿図屏風 式部輝忠筆 6曲1双
太公望・梅小禽・猿猴図 狩野山楽筆 3幅対
群猿・唐子図屏風 長沢芦雪筆
雪中三獣図襖 森雪中三獣図襖 森狙仙筆 4面 廣誠院 動物ごとに毛並みを使い分けるのは狙仙ならでは。
猿図絵馬 森狙仙筆
なお新春企画として、平成28年1月2日(土)〜2月21日(日)の間、過去の図録の一部が特別価格にて販売されています。
2005年の蕭白展の図録が500円!お土産に購入しました♪
50回記念となる「京の冬の旅」のテーマは「禅 -ZEN- 〜禅寺の美 日本文化の美〜」。
平成28年が、臨済宗を開いた臨済禅師の1150年遠諱にあたることにちなみ、日本の文化・芸術に大きな影響を与えた禅宗寺院を中心に、普段は見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など様々な文化財が期間限定で特別公開されています。
最初は建仁寺 開山堂。
HPより抜粋「建仁2年(1202)創建の臨済宗建仁寺派大本山で、京都最古の禅宗寺院。特別公開の開山堂は、開山・栄西(ようさい)禅師の廟所(墓所)で、坐棺を埋葬した石壇が築かれ、禅師の木像と開基・源頼家像を安置する。客殿には、加藤文麗(かとうぶんれい)筆の水墨画「龍虎図」、原在中筆「松鶴波図」「白梅群禽図」など江戸時代の障壁画が残り、庭園には栄西禅師お手植えと伝わる菩提樹が茂っている。また今回は、清水坂・五条坂の十六人の陶工が作り楼門の二層目に安置されていた「陶製十六羅漢像」も客殿にて特別展示される。」
その後は建仁寺の方丈へ。10月24日から特別展「禅と武と画の生涯」されており、通常は結界越し拝見する海北友松の襖絵をこの期間中は間近で見ることができます。複製とがいえとても迫力がありました。
田村月樵「唐子遊戯図」
午後は妙心寺 天球院へ。
HPより抜粋「妙心寺の塔頭寺院で、姫路城主・池田輝政公の妹・天球院殿によって創建された。方丈(重文)は、玄関とともに江戸時代を代表する禅宗方丈建築で、方丈内部を飾る華麗な障壁画(重文・一部高精細複製品)は、京狩野の絵師・狩野山楽・山雪の代表作として名高い。「竹虎図」、「梅に遊禽図」、朝顔と鉄線の花を描いた「籬草花図」など、金地に映える鮮やかで濃密な色彩と垂直の線や曲線を活かした画面構成が見事な金碧障壁画で、創建当時の絢爛豪華さを今に伝えている。」
一部は複製になっていますが、本物と遜色のない見事な出来栄えです。
この公開が終了すると、全て複製に置き換えられて京博に寄託となるそうです。
途中に千總ギャラリーに寄ったあと、夜は祇園へ。
翌日朝は等持院のそばの真如寺から。
HPより抜粋「鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)とともに相国寺の山外塔頭の一つで、室町時代「京都十刹」の一つに数えられた由緒ある禅寺。法堂(仏殿)「大雄殿」は、中二階風の須弥壇があり、仙洞御所から寄進された宝冠釈迦如来像を安置している。その奥に続く開山塔に勧請開山(かんじょうかいさん)・仏光国師(無学祖元)、勧請開基・無外如大尼像、事実上の開山・夢窓疎石像や大檀那であった高師直の位牌などが祀られている。高貴な客人を迎えた「上段の間」がある客殿には、江戸後期の原在中筆の襖絵「西湖図」「四季花卉図」「松に猿猴図」が残っている。」
行ったばかりということもありますが「西湖図」は圧巻です。遠くの山並みや楼閣、船など詩情豊かに描かれており、建仁寺 開山堂と併せて、原在中の技量を改めて再認識した旅でした。
庭の様子
午後は京都国立博物館へ。
干支の申(さる)にちなんで猿を描いた絵画や、猿をモチーフにした工芸品が多数展示されています。
お気に入りの作品〜
重文 十二類絵巻 3巻のうち巻上
耕作図屏風 狩野永良筆 6曲1隻
重文 巌樹遊猿図屏風 式部輝忠筆 6曲1双
太公望・梅小禽・猿猴図 狩野山楽筆 3幅対
群猿・唐子図屏風 長沢芦雪筆
雪中三獣図襖 森雪中三獣図襖 森狙仙筆 4面 廣誠院 動物ごとに毛並みを使い分けるのは狙仙ならでは。
猿図絵馬 森狙仙筆
なお新春企画として、平成28年1月2日(土)〜2月21日(日)の間、過去の図録の一部が特別価格にて販売されています。
2005年の蕭白展の図録が500円!お土産に購入しました♪