新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年05月20日
北京故宮博物院2015
「人民網日本語版」2015年3月2日より抜粋です。
1925年から公開が始まって90周年を迎える北京の故宮博物院は今年、展示される文化財の数や展示形式が過去最多となる計画だ。現在、18項目の展示が1年を通して実施され、展示される貴重な文化財520点のうち、中国北宋時代の都・開封の都城内外の殷賑の様を描いた画巻「清明上河図」を含む、極めて価値の高い文化財80%が初公開となる計画。来場者に存分に楽しんでもらおうと、同博物院は開放面積を現在の52%から65%にアップさせるほか、初めて夜間開放も試みる。また、神武門の外の東西両側に「故宮文化街」を準備し、故宮関連の図書やグッズを販売する。さらに、神武門広場が夜間、開放される。端門デジタル展示ホールも夜間開放され、来場者は、夜のデジタル故宮を体験できる。
※夜間開放の時期はまだ発表されていないようです。
「人民網日本語版」2015年5月18日より抜粋
第10回「中国文化遺産デー」にあたる6月13日、故宮は、1日の入場者数を8万人に制限する措置を本格的に始動する。また、実名制による入場券販売もスタート、1人あたり購入枚数を1日1枚までとする。ツアー客については、オンラインによる予約購入を徹底する。とはいえ、1日あたり「8万人まで」という規制は、今後永久に変わらない訳ではない。故宮で一般開放される面積は、今年は全体の52%から65%に、来年には76%まで拡大され、来場者の受け入れキャパシティも拡張される。故宮は、来場者のピーク期には、天安門管理委員会や東城区など各部門と提携し、武装警察・保安・社会安全保障のマンパワーを動員、天安門広場・故宮端門・午門の入場券販売窓口に3つの「防衛線」を設けて観光客の過度集中を抑止する。また、観光客が並ぶだけ並んで徒労に終わることのないよう、「チケット残数」を知らせる掲示板を設置する。
午前中に制限枚数の8万枚があっという間に完売するといった事態が起こらないよう、ピーク期には、故宮は各旅行社と協力して、午後にも来場者を受け入れられるよう調整する。また、来場者総数に占めるツアー客の割合を50%とする。
入場制限措置を逆手にとって不当な価格で転売するようなダフ屋の行為を防止するため、実名制による入場券販売をスタートする。すでに、全ての入場券窓口に身分証認証システムを装備、現在はテスト段階にある。窓口での実名制による入場券購入では、1人につき1日1枚までに制限される。1人で5枚まで代理購入が可能だが、その場合には、5人分の身分証を提示しなければならない。
実名制による入場券販売が実施されると、窓口に長蛇の列ができる可能性があることについては、現在来場者総数の半分を占めるツアー客は、実名制によるオンライン入場券購入を済ませており、オンラインで事前購入をする個人客も増加傾向にある。したがって、実際に窓口で実名制による入場券購入をする人は、1日2,3万人にとどまると予想される。窓口の数が拡大されることで、長時間並ばなければならないという問題は、ほぼ解決できる。
個人で行くのはちょっと手間がかかりそう。
今年は7月に台北故宮、9月に北京故宮に行きます。
またレポートしますのでお楽しみに!
1925年から公開が始まって90周年を迎える北京の故宮博物院は今年、展示される文化財の数や展示形式が過去最多となる計画だ。現在、18項目の展示が1年を通して実施され、展示される貴重な文化財520点のうち、中国北宋時代の都・開封の都城内外の殷賑の様を描いた画巻「清明上河図」を含む、極めて価値の高い文化財80%が初公開となる計画。来場者に存分に楽しんでもらおうと、同博物院は開放面積を現在の52%から65%にアップさせるほか、初めて夜間開放も試みる。また、神武門の外の東西両側に「故宮文化街」を準備し、故宮関連の図書やグッズを販売する。さらに、神武門広場が夜間、開放される。端門デジタル展示ホールも夜間開放され、来場者は、夜のデジタル故宮を体験できる。
※夜間開放の時期はまだ発表されていないようです。
「人民網日本語版」2015年5月18日より抜粋
第10回「中国文化遺産デー」にあたる6月13日、故宮は、1日の入場者数を8万人に制限する措置を本格的に始動する。また、実名制による入場券販売もスタート、1人あたり購入枚数を1日1枚までとする。ツアー客については、オンラインによる予約購入を徹底する。とはいえ、1日あたり「8万人まで」という規制は、今後永久に変わらない訳ではない。故宮で一般開放される面積は、今年は全体の52%から65%に、来年には76%まで拡大され、来場者の受け入れキャパシティも拡張される。故宮は、来場者のピーク期には、天安門管理委員会や東城区など各部門と提携し、武装警察・保安・社会安全保障のマンパワーを動員、天安門広場・故宮端門・午門の入場券販売窓口に3つの「防衛線」を設けて観光客の過度集中を抑止する。また、観光客が並ぶだけ並んで徒労に終わることのないよう、「チケット残数」を知らせる掲示板を設置する。
午前中に制限枚数の8万枚があっという間に完売するといった事態が起こらないよう、ピーク期には、故宮は各旅行社と協力して、午後にも来場者を受け入れられるよう調整する。また、来場者総数に占めるツアー客の割合を50%とする。
入場制限措置を逆手にとって不当な価格で転売するようなダフ屋の行為を防止するため、実名制による入場券販売をスタートする。すでに、全ての入場券窓口に身分証認証システムを装備、現在はテスト段階にある。窓口での実名制による入場券購入では、1人につき1日1枚までに制限される。1人で5枚まで代理購入が可能だが、その場合には、5人分の身分証を提示しなければならない。
実名制による入場券販売が実施されると、窓口に長蛇の列ができる可能性があることについては、現在来場者総数の半分を占めるツアー客は、実名制によるオンライン入場券購入を済ませており、オンラインで事前購入をする個人客も増加傾向にある。したがって、実際に窓口で実名制による入場券購入をする人は、1日2,3万人にとどまると予想される。窓口の数が拡大されることで、長時間並ばなければならないという問題は、ほぼ解決できる。
個人で行くのはちょっと手間がかかりそう。
今年は7月に台北故宮、9月に北京故宮に行きます。
またレポートしますのでお楽しみに!
2015年05月19日
フランス絵画の贈り物−とっておいた名画@泉屋博古館分館
東京・六本木一丁目にある泉屋博古館 分館では、2015年5月30日(土)より特別展 住友グループの企業文化力III「フランス絵画の贈り物−とっておいた名画」が開催 されます。
明治時代以来、実業の傍ら文化事業にも高い関心を示してきた住友家と住友グループ 各社が長きにわたり収集した絵画を紹介する第3回特別公開展です。
第3回目となる今展は、近代フランス絵画史上に名を残した画家たちをフィーチャー しました。 バルビゾン派のミレー、印象派のモネやマネをはじめ、新印象派のシニャック、 フォーヴィスムの巨匠ヴラマンクやエコール・ド・パリのシャガールなどおなじみ の画家たちの知られざる逸品約40点が特別公開されます。
展覧会名:特別展 住友グループの企業文化力III 「フランス絵画の贈り物−とっておいた名画」
会 期:2015年5月30日(土)〜8月2日(日)
※巡回:泉屋博古館(京都)2015年3月21日(土・祝)〜5月17日(日)
会 場:泉屋博古館分館 〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1 Tel:03-5777-8600(ハロ−ダイヤル)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、7月20日は開館、翌21日閉館) 入館料:一般 800円(640円)/高大生 500円(400円)
公式サイトURL http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
2015年05月17日
「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展に行って来ました。
最大の見どころは、国内過去最大級となるボッティチェリ作品17点の来日です。
イタリア、フランス、アメリカから集まった17点のうち、14点が日本初公開となる。イタリア・ウフィツィ美術館所蔵の至宝とされる、横幅5メートルのフレスコ画「受胎告知」、代表作「ヴィーナスの誕生」から女神のみ取り出して描かれた「ヴィーナス」などの名作が揃います。
15世紀のフィレンツェでは、メディチ家などの銀行家が芸術家を支援しました。
金融で稼いだ金を芸術に注ぎ込み、パトロンとして文化を担います。フィレンツェが最も繁栄した時代に活躍したのがサンドロ・ボッティチェリ(1445〜1510年)。政治・経済の実権をにぎり権勢を誇ったメディチ家の援助を受け、多くの傑作を創作しました。代表作「プリマヴェーラ(春)」の画面を彩る草花は、メディチ家の別荘の庭園で写生したといわれています。
目玉作品となっているのは「受胎告知」。
キリスト教の新約聖書に書かれているエピソードを主題にした作品。画面左には純潔の象徴の白ユリを持つ大天使ガブリエルが舞い降り、画面右にはマリアがうつむいた穏やかな表情で描かれた。ボッティチェリの最盛期の作品で横幅が5メートルを超え圧巻。作品の周囲には神聖な空気が漂っているように感じられます。
サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」1481年、フレスコフィレンツェ、ウフィツィ美術館
もともとはフィレンツェのサンタ・マリア・デッラ・スカラ施療院付属聖堂にあったフレスコ画で、20世紀初頭に壁からはがされ、ルネサンス絵画の宝庫として有名なウフィツィ美術館の所蔵となりました。この作品は銀行家による奉納画として制作されたという説が有力視されて、ガラスケースも何も無くむき出しのまま展示されているので、はじめ展示室で目にした時は作品ではなく、パネルか演出用の装飾かと思ってしまったほどです。
そのサイズたるや243×555cmもあります。実際に会場で観るともっともっと大きく感じます。
フラ・アンジェリコ 《聖母マリアの結婚》
ボッティチェリ 《聖母子と二人の天使》
HPより抜粋:ある日ナザレの村の大工ヨゼフの許嫁であったマリアのもとに、神から遣わされた大天使ガブリエルが舞い降り、神の子を宿ったことが告げられる。婚期が早かったこの時代の習慣から考えると、マリアはこのとき10代半ばくらいであったとも言われている。そして純潔の処女のまま身ごもったということを視覚的に表すのに使われたのが純白で大輪の百合であり、この花を捧げられた女性は、花にもまして美しい。なお、描かれているのはまさにマドンナ・リリーと呼ばれる種類で、高さは120pほどと存在感があり、地中海地方東部からイタリアなどに広まった。
聖母の持物として多くの画家によって繰り返し描かれた百合の花だが、イエスが生まれたのが12月25日とすると、受胎告知は3月ごろになるわけで、百合は咲いていない季節である。実際、聖書に記述があるわけでもなく、これは画家の想像力の賜物なのである。
門外不出の傑作とされるボッティチェリの「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」、あるいはメディチ家の人々の肖像が描き込まれたコジモ・ロッセッリの「東方三博士の礼拝」など、富豪らの依頼によって描かれた名画の数々。そうした作品に接していると、芸術とパトロンの重要性を考えさせられます。 イタリア政府の「門外不出リスト」に登録されている「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」は5月6日までの期間限定展示。所蔵元のピアチェンツァ市の協力で特別出品されました。
15世紀末、メディチ家が最盛時の当主だったロレンツォ・デ・メディチが亡くなりメディチ銀行は破綻。16世紀になると、20代半ばで死去した画家のマサッチオや、ルネサンス彫刻の創始者とされるドナテッロら多くの優れた芸術家を輩出したフィレンツェは、メディチ家とともに芸術の輝かしい表舞台から消え、ローマに地位を譲ってしまいます。
ボッティチェリの絵画の変遷と併せて、芸術とパトロンの関係についても考えさせられる展覧会です。
サンドロ・ボッティチェリ「キリストの降誕」1473-75年コロンビア美術館
「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」
会期:2015年3月21日(土・祝)〜6月28日(日)
※4月13日(月)と4月20日(月)のみ休館
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
最大の見どころは、国内過去最大級となるボッティチェリ作品17点の来日です。
イタリア、フランス、アメリカから集まった17点のうち、14点が日本初公開となる。イタリア・ウフィツィ美術館所蔵の至宝とされる、横幅5メートルのフレスコ画「受胎告知」、代表作「ヴィーナスの誕生」から女神のみ取り出して描かれた「ヴィーナス」などの名作が揃います。
15世紀のフィレンツェでは、メディチ家などの銀行家が芸術家を支援しました。
金融で稼いだ金を芸術に注ぎ込み、パトロンとして文化を担います。フィレンツェが最も繁栄した時代に活躍したのがサンドロ・ボッティチェリ(1445〜1510年)。政治・経済の実権をにぎり権勢を誇ったメディチ家の援助を受け、多くの傑作を創作しました。代表作「プリマヴェーラ(春)」の画面を彩る草花は、メディチ家の別荘の庭園で写生したといわれています。
目玉作品となっているのは「受胎告知」。
キリスト教の新約聖書に書かれているエピソードを主題にした作品。画面左には純潔の象徴の白ユリを持つ大天使ガブリエルが舞い降り、画面右にはマリアがうつむいた穏やかな表情で描かれた。ボッティチェリの最盛期の作品で横幅が5メートルを超え圧巻。作品の周囲には神聖な空気が漂っているように感じられます。
サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」1481年、フレスコフィレンツェ、ウフィツィ美術館
もともとはフィレンツェのサンタ・マリア・デッラ・スカラ施療院付属聖堂にあったフレスコ画で、20世紀初頭に壁からはがされ、ルネサンス絵画の宝庫として有名なウフィツィ美術館の所蔵となりました。この作品は銀行家による奉納画として制作されたという説が有力視されて、ガラスケースも何も無くむき出しのまま展示されているので、はじめ展示室で目にした時は作品ではなく、パネルか演出用の装飾かと思ってしまったほどです。
そのサイズたるや243×555cmもあります。実際に会場で観るともっともっと大きく感じます。
フラ・アンジェリコ 《聖母マリアの結婚》
ボッティチェリ 《聖母子と二人の天使》
HPより抜粋:ある日ナザレの村の大工ヨゼフの許嫁であったマリアのもとに、神から遣わされた大天使ガブリエルが舞い降り、神の子を宿ったことが告げられる。婚期が早かったこの時代の習慣から考えると、マリアはこのとき10代半ばくらいであったとも言われている。そして純潔の処女のまま身ごもったということを視覚的に表すのに使われたのが純白で大輪の百合であり、この花を捧げられた女性は、花にもまして美しい。なお、描かれているのはまさにマドンナ・リリーと呼ばれる種類で、高さは120pほどと存在感があり、地中海地方東部からイタリアなどに広まった。
聖母の持物として多くの画家によって繰り返し描かれた百合の花だが、イエスが生まれたのが12月25日とすると、受胎告知は3月ごろになるわけで、百合は咲いていない季節である。実際、聖書に記述があるわけでもなく、これは画家の想像力の賜物なのである。
門外不出の傑作とされるボッティチェリの「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」、あるいはメディチ家の人々の肖像が描き込まれたコジモ・ロッセッリの「東方三博士の礼拝」など、富豪らの依頼によって描かれた名画の数々。そうした作品に接していると、芸術とパトロンの重要性を考えさせられます。 イタリア政府の「門外不出リスト」に登録されている「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」は5月6日までの期間限定展示。所蔵元のピアチェンツァ市の協力で特別出品されました。
15世紀末、メディチ家が最盛時の当主だったロレンツォ・デ・メディチが亡くなりメディチ銀行は破綻。16世紀になると、20代半ばで死去した画家のマサッチオや、ルネサンス彫刻の創始者とされるドナテッロら多くの優れた芸術家を輩出したフィレンツェは、メディチ家とともに芸術の輝かしい表舞台から消え、ローマに地位を譲ってしまいます。
ボッティチェリの絵画の変遷と併せて、芸術とパトロンの関係についても考えさせられる展覧会です。
サンドロ・ボッティチェリ「キリストの降誕」1473-75年コロンビア美術館
「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」
会期:2015年3月21日(土・祝)〜6月28日(日)
※4月13日(月)と4月20日(月)のみ休館
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
「華麗なる江戸の女性画家たち」実践女子学園香雪記念資料館
実践女子学園香雪記念資料館で6月21日(日)まで開催の実践女子学園創立120周年記念特別展「華麗なる江戸の女性画家たち」に行ってきました。
2014年1月に実践女子学園中学校高等学校の体育館だった場所を利用して新設された大学・短期大学棟の一角に香雪記念資料館があります。
入口で氏名や入館時間等を記入し入館証をもらって入ります。この展覧会はは山種美術館・実践女子学園香雪記念資料館との連携企画です。
やはり、江戸の女性画家で名がすぐに挙げられるのが清原雪信でしょう。狩野探幽の四天王の一人久隅守景の娘であり探幽からみれば姪孫にあたる雪信は当時から人気のある画家でした。探幽の画風の一つ新大和絵を継承したのがいかにも女性画家らしく、「四季花鳥図屏風」は狩野派らしい墨線と優美な新大和絵の線が雪信のセンスと技量を如何なく発揮している作品です。今回は右隻が展示中。雪信の娘の晴信の作品「花鳥図屏風」も室町の大和絵風。出色の出来栄えです。
林丘寺宮光子(てるこ)内親王の「白衣観音図」も紹介されています。大きさに負けていない伸びやかな筆が印象的な作品です。
池野大雅の妻の徳山玉蘭の作品もいくつか。谷文晁の妻の林幹々(当時は夫婦別姓)の「雪景揚柳図」、妹の舜英など文人画での女性画家たちの作品もあります。谷文晁の妻も絵を描くなんて初めて知りました。
どの画家も独自のスタイルをもっていて一つの型にはまらない魅力があります。
桜だけを描く絵師達として、織田瑟々(しつしつ)が紹介されています。織田信長の子孫で東近江で活躍したそうです。
展覧会のパンフレットが図録並みに充実。帰りにアンケートに答えるとクリアファイルがいただけます。
実践女子学園創立120周年記念特別展
華麗なる江戸の女性画家たち
実践女子学園香雪記念資料館
開催期間 2015年4月18日(土)〜6月21日(日)
休館日 毎週月曜日
開館時間 10:00〜17:00
観覧料 無料
2014年1月に実践女子学園中学校高等学校の体育館だった場所を利用して新設された大学・短期大学棟の一角に香雪記念資料館があります。
入口で氏名や入館時間等を記入し入館証をもらって入ります。この展覧会はは山種美術館・実践女子学園香雪記念資料館との連携企画です。
やはり、江戸の女性画家で名がすぐに挙げられるのが清原雪信でしょう。狩野探幽の四天王の一人久隅守景の娘であり探幽からみれば姪孫にあたる雪信は当時から人気のある画家でした。探幽の画風の一つ新大和絵を継承したのがいかにも女性画家らしく、「四季花鳥図屏風」は狩野派らしい墨線と優美な新大和絵の線が雪信のセンスと技量を如何なく発揮している作品です。今回は右隻が展示中。雪信の娘の晴信の作品「花鳥図屏風」も室町の大和絵風。出色の出来栄えです。
林丘寺宮光子(てるこ)内親王の「白衣観音図」も紹介されています。大きさに負けていない伸びやかな筆が印象的な作品です。
池野大雅の妻の徳山玉蘭の作品もいくつか。谷文晁の妻の林幹々(当時は夫婦別姓)の「雪景揚柳図」、妹の舜英など文人画での女性画家たちの作品もあります。谷文晁の妻も絵を描くなんて初めて知りました。
どの画家も独自のスタイルをもっていて一つの型にはまらない魅力があります。
桜だけを描く絵師達として、織田瑟々(しつしつ)が紹介されています。織田信長の子孫で東近江で活躍したそうです。
展覧会のパンフレットが図録並みに充実。帰りにアンケートに答えるとクリアファイルがいただけます。
実践女子学園創立120周年記念特別展
華麗なる江戸の女性画家たち
実践女子学園香雪記念資料館
開催期間 2015年4月18日(土)〜6月21日(日)
休館日 毎週月曜日
開館時間 10:00〜17:00
観覧料 無料
2015年05月10日
京博 平成知新館の名品ギャラリー
京都に行ったついでに、平成知新館の名品ギャラリーに寄ってきました。
いくつかお気に入りの作品をあげてみます。
中国絵画は「明清の山水画」
臨郭熙山水図 高岑筆 郭熙を手本とした金陵八家の画家です。金床型の主山が迫力。
楼閣山水図屏風 袁江筆 中唐の宰相の別荘でくつろいでいる様子を描いたもの。 8曲1隻 巨大な作品です。
鳥花山水図 陳箴筆 中央に烏、鷲、雉などの鳥の動きが見事。作者は蘇州の人で、四季山水図うち冬景だそうです
近世絵画 は「狩野永徳と長谷川等伯」
若き日は細密描写を得意とし、やがてダイナミックな画風へと移行した永徳。 その花鳥図押絵貼屏風 6曲1双が展示されていました。近年発見された20歳前後の作品とか。一番右は桃鳩図の写し(向きは逆)鶉、雀などの鳥の動きも見事です。
染織は「婚礼の衣裳」萌葱地百鳥文様打掛 紅地扇子文様間着は幸野 楳嶺下絵が良かった。
NHK Eテレ「趣味どきっ! お宝ごろごろ 国立博物館!」で平成知新館の特集があります。
【放送予定】
NHK Eテレ 5月19日(火) 9:30〜9:55
NHK Eテレ 5月26日(火) 11:30〜11:55 [再放送]
いくつかお気に入りの作品をあげてみます。
中国絵画は「明清の山水画」
臨郭熙山水図 高岑筆 郭熙を手本とした金陵八家の画家です。金床型の主山が迫力。
楼閣山水図屏風 袁江筆 中唐の宰相の別荘でくつろいでいる様子を描いたもの。 8曲1隻 巨大な作品です。
鳥花山水図 陳箴筆 中央に烏、鷲、雉などの鳥の動きが見事。作者は蘇州の人で、四季山水図うち冬景だそうです
近世絵画 は「狩野永徳と長谷川等伯」
若き日は細密描写を得意とし、やがてダイナミックな画風へと移行した永徳。 その花鳥図押絵貼屏風 6曲1双が展示されていました。近年発見された20歳前後の作品とか。一番右は桃鳩図の写し(向きは逆)鶉、雀などの鳥の動きも見事です。
染織は「婚礼の衣裳」萌葱地百鳥文様打掛 紅地扇子文様間着は幸野 楳嶺下絵が良かった。
NHK Eテレ「趣味どきっ! お宝ごろごろ 国立博物館!」で平成知新館の特集があります。
【放送予定】
NHK Eテレ 5月19日(火) 9:30〜9:55
NHK Eテレ 5月26日(火) 11:30〜11:55 [再放送]