2015年08月07日
万座温泉(チャツボミゴケ公園・毛無峠・渋峠横手山ヒュッテのパン)
群馬県の万座温泉に行ってきました、万座温泉は嬬恋村と言うところに有り、要は草津温泉のとなりにある温泉です。
チャツボミゴケ公園
万座温泉に行く前に、草津温泉の裏手の方の細い道の先にある公園。かつては鉱山だったそうですが、跡地にチャツボミゴケが群生していたため公園にしたとか。おとな300円。
公園内
駐車場からしばらく歩くとチャツボミゴケ公園にたどり着きます。日本最大の群生地ということですがそこまで広大というわけでもありません。人は多いとも少ないとも言えない数、行きにくい立地を考えれば多め、ただ駐車場はそこまで広くないので、一気に人が来ると埋まりそうな印象も受けます。かつて鉄鉱石の露天掘りをしていた跡がこのチャツボミゴケ群生地になっている穴地獄です。かつては本当に穴だったとか。
チャツボミゴケは酸に強く、酸性の水が湧き出してくる穴地獄でも生育できるため、群生地になっているとか。チャツボミゴケ自体は万座温泉の湯畑の近くにも多少生えています。
この奥には池などがあるそうですが、ここまでで撤収。
万座温泉日進館(肝心の玄関の写真忘れてしまった)
チャツボミゴケ公園からは山一つ超えた先にあるのが万座温泉、標高1800mという高地にあり気温は低い・・・があまりに日差しが強く結構暑い(曇ると涼しい)です。
そして今回泊まったのが万座温泉日進館。宿泊施設も色々あり、宴会場が多いところ、レストランが多いところ、プールとかゲームコーナーが広いところ、庭が広いところ様々。ここは客室の割合が高い、かなりの広さを誇るがほとんど部屋。3階建て位の建物が複数合わさって出来上がっているため非常に広い。
何より気持ちがいいのが温泉、これは効く。温泉は3箇所、離れの露天風呂(屋根付きの道があったが通行止めで完全に離れ)、普通の複数浴槽がある内湯、みはらしの湯というちょっと高いところにある温泉、この3つ。ただし館内が広いので地味に歩くことになる、特にみはらしの湯は館内でも端っこの方にあるから余計に。
周囲は何もなく、大型の宿泊施設が道沿いにいくつかあるだけで、後は湯気が上がっている場所がいくつか。商店や民家はないため、買い物は館内のみ。ドリンクは缶160円、ボトル210円と高め、お土産屋もそんなに広くはないため、それほど数はありません。
喉が渇いて仕方なかったので買った信州りんご天然水
日進館の裏手にある湯畑
夕食、朝食はバイキング、メニュー数は多めです。毎回何かしら出る魚料理がメイン。
近くにある牛池は綺麗な鏡池、写真を撮って見てみると何かおかしいなと思ったら、逆から見ていた。ということで上下逆の牛池の写真を貼ります。
上下逆のまま、驚きました、微妙なのでいつか消すかも
万座峠
翌日は毛無峠を目指すことに、万座温泉から毛無峠に行く間にある万座峠に立ち寄ります。
ここも絶景
毛無峠
万座温泉の裏の道を進むとでられる峠、車必須で交通の便は悪いので注意。
ここだけ木が生えていない峠。かつては小串鉱山で採れた硫黄を運ぶ索道が通っていた。索道跡がいい味出しているちょっと変わった峠。以外に駐車場には車が多かったが、近くの山に行っている人もいるせいか、車の台数ほどには人はいない。ラジコングライダーの名所?らしくラジコングライダーが結構飛んでいます。
一応群馬、長野の県境らしいですが(嬬恋村)小串までしか道が通っておらず(とは言え一般車通行止め)、そこから嬬恋村方面には道が通じていないそうです。
長野方面、索道跡のバランスがいいです
破風岳、向こう側は高原になっているようです
群馬方面、左に小串鉱山跡が見えます
有名な看板「群馬県、この先危険に付き関係者以外立ち入り禁止」。所謂グンマーネタの中で唯一ちゃんとした群馬県なのがここ。
渋峠
こんな感じで毛無峠をあとに、真逆の方向の渋峠へ、ここも長野と群馬の県境。これから横手山山頂ヒュッテへ向かいます、行きはリフトを使います。
渋峠ホテル内、食堂は長野、喫茶は群馬。ホテルには最近見かけないミステリーゾーン缶(何が出てくるかわからない缶)が有りました。試しに買ってみたら紅茶花伝が出てきました。
横手山山頂景色
横手山山頂ヒュッテのパン屋のパン、1個250円です。日本一高いところにあるパン屋とかそんなことが書かれていました。
下りは歩きで、結構楽に降りて来れました。
吾妻線
帰路は吾妻線を使用、しかし時刻表の下調べがえらくいい加減だった為、3時間ほど待つ羽目に(特急は来ていたのだが、私は青春18切符だったため乗れず)、9時35分から13時54分までは特急しか出ない、これは困りました。吾妻線は結構な本数が長野原草津で引き返してしまい、万座・鹿沢口間まで来る列車が限られている(そして終点大前まで行く列車は更に少ない)為。ちなみに私以外も立ち往生が少なくとも一人。駅の近くには食堂が3つくらいとコンビニと川があるだけ、そして暑い。そのため歩いて郷土資料館までGO。
郷土資料館
郷土資料館、大抵この手の施設は妙なところに置いてあるもので、なぜこんなところにあるんだという施設が少なくありません、この郷土資料館は駅と鬼押出しの中間に有り、なぜここにあるのかはよくわからりませんでした。しかし入ってみると資料館がここにある意味がわかります。この資料館はかつて浅間山の噴火で埋もれた集落の隣に建てられており、その被害についての資料が展示が主体なので、この場所に立っているようです。
天明3年浅間山大噴火によって埋もれた鎌原村という村が資料館の裏手にあり、その村の発掘資料の展示、被害は凄まじく、村のほとんどが一瞬で流され、ごくわずかな生き残りが復興させたのが現在の鎌原地区(裏手にある集落)。
他はささやかですがキャベツの展示があります。(嬬恋名物はキャベツで直売場で100円で売られている、高原に行くと一面キャベツ緑)
行ったときの企画展は消えた硫黄鉱山、小さな部屋一室で行われているもので規模はそれほどでもありませんが、かつて嬬恋村にあった硫黄鉱山について。当時使われていた道具や、当時の状況、及び現在の鉱山跡の状況。ちょうど小串鉱山を毛無峠から遠目で眺めてきたあとなので、少し興味あり。かつて嬬恋村には3つの硫黄鉱山があり、その鉱山から運び出された硫黄で潤っていました。吾妻線もかつては硫黄の輸送に使われていたようです。石油から硫黄が生産できるようになり、硫黄を掘り出す旨みがなくなり硫黄鉱山は閉山したようです。
再び吾妻線
1時間くらい資料館にいて気がついたらそろそろ戻った方がいい頃。
駅前に戻るも出発まで時間がまだあるので昼食、お食事てんぐ。600〜800円程で食べられるので安め。他セブンでアイスをかって食べます(乳酸菌入りヨーグルトアイス)。
吾妻線は数時間分の客を乗せそれなりに人がいます、車両にはトイレがあるので安心。
途中一度下車して立ち寄った金島温泉。400円、新装開店したばかり。
高崎で立ち寄った高崎市タワー美術館。高崎には2つの美術館があります、これはその一つ、ヤマダ電機の奥にあり、タワーの一部が美術館になっています。やっていたのは判じ絵展、判じ絵というのは江戸のなぞなぞ、複数の単語を意味する絵を組み合わせてその絵が何を指しているかを当てるもの。歌舞伎役者や当時の生活で使われていたものが種なので、現代人がやろうとすると厳しいものが多いです。
同時開催は涼を愉しむ、その名のとおり夏なので水や森等に関する絵の展示です。
ポイント
・万座温泉は非常にいい
・全体的に絶景ポイント多し
注意点
・日差しが強く気温の割に暑い、日陰に入ったり風が出たり曇ったりすると途端に涼しくなります、山の日差しは強い、日傘でもなんでも日差し対策したほうがいいかもしれません
・アクセスはよくない、鉄道は少ない、バスもあるだけマシ、車も結構走る
・周囲には何もない
万座温泉日進館
チャツボミゴケ公園
万座温泉に行く前に、草津温泉の裏手の方の細い道の先にある公園。かつては鉱山だったそうですが、跡地にチャツボミゴケが群生していたため公園にしたとか。おとな300円。
公園内
駐車場からしばらく歩くとチャツボミゴケ公園にたどり着きます。日本最大の群生地ということですがそこまで広大というわけでもありません。人は多いとも少ないとも言えない数、行きにくい立地を考えれば多め、ただ駐車場はそこまで広くないので、一気に人が来ると埋まりそうな印象も受けます。かつて鉄鉱石の露天掘りをしていた跡がこのチャツボミゴケ群生地になっている穴地獄です。かつては本当に穴だったとか。
チャツボミゴケは酸に強く、酸性の水が湧き出してくる穴地獄でも生育できるため、群生地になっているとか。チャツボミゴケ自体は万座温泉の湯畑の近くにも多少生えています。
この奥には池などがあるそうですが、ここまでで撤収。
万座温泉日進館(肝心の玄関の写真忘れてしまった)
チャツボミゴケ公園からは山一つ超えた先にあるのが万座温泉、標高1800mという高地にあり気温は低い・・・があまりに日差しが強く結構暑い(曇ると涼しい)です。
そして今回泊まったのが万座温泉日進館。宿泊施設も色々あり、宴会場が多いところ、レストランが多いところ、プールとかゲームコーナーが広いところ、庭が広いところ様々。ここは客室の割合が高い、かなりの広さを誇るがほとんど部屋。3階建て位の建物が複数合わさって出来上がっているため非常に広い。
何より気持ちがいいのが温泉、これは効く。温泉は3箇所、離れの露天風呂(屋根付きの道があったが通行止めで完全に離れ)、普通の複数浴槽がある内湯、みはらしの湯というちょっと高いところにある温泉、この3つ。ただし館内が広いので地味に歩くことになる、特にみはらしの湯は館内でも端っこの方にあるから余計に。
周囲は何もなく、大型の宿泊施設が道沿いにいくつかあるだけで、後は湯気が上がっている場所がいくつか。商店や民家はないため、買い物は館内のみ。ドリンクは缶160円、ボトル210円と高め、お土産屋もそんなに広くはないため、それほど数はありません。
喉が渇いて仕方なかったので買った信州りんご天然水
日進館の裏手にある湯畑
夕食、朝食はバイキング、メニュー数は多めです。毎回何かしら出る魚料理がメイン。
近くにある牛池は綺麗な鏡池、写真を撮って見てみると何かおかしいなと思ったら、逆から見ていた。ということで上下逆の牛池の写真を貼ります。
上下逆のまま、驚きました、微妙なのでいつか消すかも
万座峠
翌日は毛無峠を目指すことに、万座温泉から毛無峠に行く間にある万座峠に立ち寄ります。
ここも絶景
毛無峠
万座温泉の裏の道を進むとでられる峠、車必須で交通の便は悪いので注意。
ここだけ木が生えていない峠。かつては小串鉱山で採れた硫黄を運ぶ索道が通っていた。索道跡がいい味出しているちょっと変わった峠。以外に駐車場には車が多かったが、近くの山に行っている人もいるせいか、車の台数ほどには人はいない。ラジコングライダーの名所?らしくラジコングライダーが結構飛んでいます。
一応群馬、長野の県境らしいですが(嬬恋村)小串までしか道が通っておらず(とは言え一般車通行止め)、そこから嬬恋村方面には道が通じていないそうです。
長野方面、索道跡のバランスがいいです
破風岳、向こう側は高原になっているようです
群馬方面、左に小串鉱山跡が見えます
有名な看板「群馬県、この先危険に付き関係者以外立ち入り禁止」。所謂グンマーネタの中で唯一ちゃんとした群馬県なのがここ。
渋峠
こんな感じで毛無峠をあとに、真逆の方向の渋峠へ、ここも長野と群馬の県境。これから横手山山頂ヒュッテへ向かいます、行きはリフトを使います。
渋峠ホテル内、食堂は長野、喫茶は群馬。ホテルには最近見かけないミステリーゾーン缶(何が出てくるかわからない缶)が有りました。試しに買ってみたら紅茶花伝が出てきました。
横手山山頂景色
横手山山頂ヒュッテのパン屋のパン、1個250円です。日本一高いところにあるパン屋とかそんなことが書かれていました。
下りは歩きで、結構楽に降りて来れました。
吾妻線
帰路は吾妻線を使用、しかし時刻表の下調べがえらくいい加減だった為、3時間ほど待つ羽目に(特急は来ていたのだが、私は青春18切符だったため乗れず)、9時35分から13時54分までは特急しか出ない、これは困りました。吾妻線は結構な本数が長野原草津で引き返してしまい、万座・鹿沢口間まで来る列車が限られている(そして終点大前まで行く列車は更に少ない)為。ちなみに私以外も立ち往生が少なくとも一人。駅の近くには食堂が3つくらいとコンビニと川があるだけ、そして暑い。そのため歩いて郷土資料館までGO。
郷土資料館
郷土資料館、大抵この手の施設は妙なところに置いてあるもので、なぜこんなところにあるんだという施設が少なくありません、この郷土資料館は駅と鬼押出しの中間に有り、なぜここにあるのかはよくわからりませんでした。しかし入ってみると資料館がここにある意味がわかります。この資料館はかつて浅間山の噴火で埋もれた集落の隣に建てられており、その被害についての資料が展示が主体なので、この場所に立っているようです。
天明3年浅間山大噴火によって埋もれた鎌原村という村が資料館の裏手にあり、その村の発掘資料の展示、被害は凄まじく、村のほとんどが一瞬で流され、ごくわずかな生き残りが復興させたのが現在の鎌原地区(裏手にある集落)。
他はささやかですがキャベツの展示があります。(嬬恋名物はキャベツで直売場で100円で売られている、高原に行くと一面キャベツ緑)
行ったときの企画展は消えた硫黄鉱山、小さな部屋一室で行われているもので規模はそれほどでもありませんが、かつて嬬恋村にあった硫黄鉱山について。当時使われていた道具や、当時の状況、及び現在の鉱山跡の状況。ちょうど小串鉱山を毛無峠から遠目で眺めてきたあとなので、少し興味あり。かつて嬬恋村には3つの硫黄鉱山があり、その鉱山から運び出された硫黄で潤っていました。吾妻線もかつては硫黄の輸送に使われていたようです。石油から硫黄が生産できるようになり、硫黄を掘り出す旨みがなくなり硫黄鉱山は閉山したようです。
再び吾妻線
1時間くらい資料館にいて気がついたらそろそろ戻った方がいい頃。
駅前に戻るも出発まで時間がまだあるので昼食、お食事てんぐ。600〜800円程で食べられるので安め。他セブンでアイスをかって食べます(乳酸菌入りヨーグルトアイス)。
吾妻線は数時間分の客を乗せそれなりに人がいます、車両にはトイレがあるので安心。
途中一度下車して立ち寄った金島温泉。400円、新装開店したばかり。
高崎で立ち寄った高崎市タワー美術館。高崎には2つの美術館があります、これはその一つ、ヤマダ電機の奥にあり、タワーの一部が美術館になっています。やっていたのは判じ絵展、判じ絵というのは江戸のなぞなぞ、複数の単語を意味する絵を組み合わせてその絵が何を指しているかを当てるもの。歌舞伎役者や当時の生活で使われていたものが種なので、現代人がやろうとすると厳しいものが多いです。
同時開催は涼を愉しむ、その名のとおり夏なので水や森等に関する絵の展示です。
ポイント
・万座温泉は非常にいい
・全体的に絶景ポイント多し
注意点
・日差しが強く気温の割に暑い、日陰に入ったり風が出たり曇ったりすると途端に涼しくなります、山の日差しは強い、日傘でもなんでも日差し対策したほうがいいかもしれません
・アクセスはよくない、鉄道は少ない、バスもあるだけマシ、車も結構走る
・周囲には何もない
万座温泉日進館
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