2016年01月29日
超初心者向け知的財産のお話 知財検定過去問題 その16
かえるくんです
引き続き平成27年11月実施3級学科過去問題です。
Q20、特許ライセンスと独占禁止法の問題です。
抵触する可能性が低いものを選びます。
ア 共同開発の成果の第三者への実施許諾を制限する行為
どこまで制限するかによります。
イ ライセンスを受けた者が開発した技術を,特許権者に対し
て独占的にライセンスすることを義務づける行為
”独占的”が入っているので抵触します。
ウ 特許発明に係る製品の販売価格を制限する行為
販売価格の制限は抵触します。
微妙な問題ですが、消去法でアしか残りません。
Q28、実用新案についてです
ア 発明の技術情報を営業秘密として管理することにより,
その発明について不正競争防止法による保護を受け
ることができる場合がある。
イ 永久機関に係る技術について,特許法による保護を
受けることができない。
ウ 方法の考案について,実用新案法による保護を受け
ることができる。
正しくないのはウです。”方法”は特許権だけです。
Q29、意匠権についてです。
ア 意匠登録出願は,出願日から3年以内に出願審査請求を
行わなかった場合には,取り下げたものとみなされる。
意匠に出願審査請求はありません。
イ 秘密意匠としての請求をしていない意匠登録出願であって
も,意匠登録前に特許庁から出願公開されることはない。
その通り、意匠広報は登録後に発行されます。
ウ 意匠権は,設定登録日から15年間存続し,更新すること
ができない。
設定登録から20年です。出願からではない点に注意です。
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