2016年01月30日
グローバル知財戦略フォーラム
かえるくんです
今月の25日、26日にセルリアンタワー東急ホテルで行われた
グローバル知財戦略フォーラムに行ってきました。
昨年も参加したので今回で2回目の参加です。
地下二階の大ホールは最大1000人収容で25日、26日とも
満員となりました。
ですが、実際は来ない方も大勢いるので当日、予約なしで来
ても、確実に聴講できます。
26日の午前中の講演で特許庁職員の方による昨年法改正
があった「職務発明制度」の説明と浜松ホトニクスの知財担当
の方から同社の知財戦略について話がありました。
職務発明制度の改正では、従来、特許を受ける権利は発明者
に帰属するのが原則でしたが、それを事前の契約によって法人
に帰属させることができるようにしたものです。
当然、法人に帰属させるにあたっては、発明者に相応の対価
が必要となりますが、その対価とそれを決めるプロセスについ
てガイドラインが作成されています。
この職務発明の法改正については、後日お話しします。
また、浜松ホトニクスといえば、カミオカンデです。
鉱山跡地の地下に造られた巨大な貯水槽の壁面にびっしりと
浜松ホトニクス製の光電子増倍管が敷き詰められ、宇宙から
飛来する素粒子を感知して、2名の日本人ノーベル賞を誕生
させました。
同社は特許に力を入れているそうで、平均、出願の60%くらい
が拒絶査定(進歩性要件)となるところ、それよりも数%低い
状態で推移、つまり特許査定の確率が高いということです。
国内優先権を活用し、つねに発明のブラッシュアップをしてい
るそうです。
実際の企業の取り組みを多く調べてみるのにj-platpat
(旧特許電子図書館)が欠かせませんね。
まだ、つかったことがない方は是非使ってみてください。
タグ:知財戦略
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