アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
お気楽さんさんの画像
お気楽さん
プロフィール

2021年11月14日

今後、不安視されている災害『ダウンバースト現象』とは?ダウンバースト現象を分かりやすく解説♪











近年、温暖化の影響で、爆弾低気圧や竜巻などが日本でも発生しています。


その中で、懸念されている『ダウンバースト現象』というものがあります。 



ダウンバースト現象が発生すると建物や飛行機などに、大きな被害が発生しています。


今回は、ダウンバースト現象について紹介します。



tenki_boufuu.png



【目次】

1,ダウンバースト現象とは何か
2,ダウンバースト現象の分類
3,ダウンバースト現象の原因
4,ダウンバーストと竜巻の違い
5,ダウンバーストによる飛行機などへの被害
6,ダウンバースト現象の事例
7,最後に







【ダウンバースト現象とは何か】



そもそもダウンバースト現象とは何かをひとことで言うと、積乱雲からの強い下降気流で、これが地面に衝突した際に局地的に強い風が四方八方に発散する現象です。



ダウンバースト現象の風速は強いものでは風速50mを超えることもあり、車が横転したり、飛行機事故に繋がったりして大きな災害に発展することもあります。



ダウンバースト現象は比較的に最近発見された風害であり、1975年にアメリカのイースタン航空66便着陸失敗事故が発生した際に、シカゴ大学に在籍していた気象学者の藤田哲也さんによって発見されました。



一般的に積乱雲は通常強い上昇気流によって形成されます。


この積乱雲は衰退期に入ると降水粒子が周囲の空気に摩擦効果を働きかけることで下降気流が発生します。



この下降気流の中でも地上に衝突した際に局地的に強い風を四方八方に発散させて災害をもたらすものがダウンバースト現象になります。



images (1).jpeg
↑こちらは、福岡管区気象台に掲載されている『ダウンバースト現象』の解説図です。







【ダウンバースト現象の分類】


ダウンバースト現象の中でも、広がりが4km以上のものをマクロバースト、4km以内のものをマイクロバーストと呼び、その大きさによって2つに分類することもあります。







【ダウンバースト現象の原因】


ダウンバースト現象の発生原因としては2つあります。



1つ目は、積乱雲の中で発生している水滴が落下する際に空気が押されることによって発生するというものです。



2つ目は、積乱雲から落下中の氷粒は周りよりも温度が低いのですが、それが、それによって融解熱を周りの空気から奪うことで周囲の空気が冷却されて密度が増して下降気流が発生するというものです。




このようにダウンバースト現象は積乱雲からの下降気流によって発生するものであり、大きなものでは地上に風害をもたらすことがあります。







【ダウンバーストと竜巻の違い】



ダウンバーストと混同されることが多いものに竜巻がありまので、ダウンバーストと竜巻の違いについても見ていこうと思います。



竜巻もダウンバーストと同様に積乱雲によって発生します。



ただしダウンバーストが積乱雲からの下降気流によって発生するのに対して、竜巻は積乱雲の上昇気流によって発生します。



ダウンバーストが積乱雲の衰退期に発生することが多いのに対して、竜巻は積乱雲が発達している段階で発生することが多いです。



竜巻は強い上昇気流に伴い大きく発展した積乱雲から漏斗雲ができます。


竜巻の中心は周囲よりも気圧が低く、気圧が低い中心に向かって螺旋状に風が渦を巻くように吹きます。



一般的に竜巻は被害が発生するエリアはそこまで広くはないのですが、竜巻の発生を事前に予測するのは難しく、竜巻が通過した地上では大きな災害をもたらすこともあります。



このように、ダウンバーストと竜巻は同じく積乱雲が発生の原因ではありますが、その特性は大きく異なっており、別物の風害に分類されています。







【ダウンバーストによる飛行機などへの被害】



ダウンバーストによる被害はたまに発生し、自動車がダウンバーストによって横転事故を起こしたり、飛行機の離発着時に事故が発生したり、発生するタイミングと場所が悪いと被害をもたらします。



特にダウンバーストが飛行機にもたらす被害は甚大です。


飛行場では毎日多くの飛行機が離発着を行なっていますが、飛行機が離発着するタイミングでダウンバーストが発生すると、飛行機が墜落する可能性があります。



実際に過去のダウンバーストによる飛行機事故として、1993年に日本エアシステム451便が離発着事故を起こし、アメリカでも1975年のイースタン航空66便着陸失敗事故をはじめ、何度かダウンバーストによる飛行機事故が発生しています。







【ダウンバースト現象の事例】



ダウンバースト現象の日本での事例を画像とともに紹介します。


@1996年7月15日茨城県で発生したダウンバースト現象と被害の画像



picture_pc_69c149387fa169176ad5b0fe5c5181d1.jpg



20120506_2860816.jpg



A2021年8月17日愛知県で発生したダウンバースト現象の画像



20210814094052.png



B2018年8月27日群馬県で発生したダウンバースト現象での被害の画像



images (3).jpeg







【最後に】



ダウンバースト現象について、そもそもダウンバースト現象とは何か、ダウンバーストと竜巻の違い、ダウンバーストによる飛行機などへの被害、などについて見てきました。



ダウンバースト現象はあまり馴染みはありませんが、今後、低気圧の巨大化などで特に大きな災害をもたらす可能性がある風害の一つであり、注意を払う必要があります。



今回のブログは、以上です。












この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11094612
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック