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2021年11月13日

【恋愛】なぜキスはあれほどまでに気持ちがいいのかとキスの目的の残念な理由とは











一見すると、キスは唇と唇が触れ合うだけのシンプルな行動です。



でも、おとぎ話でもあるように、ときに愛する2人にとって「魔法」のような効果もあるようです。



今回は、科学的な視点からキスの効果を紹介します。



kiss_couple_woman.png



【目次】

1,キスの目的の残念な理由とは?
2,キスのメリット
3,キスは究極の「リトマス試験」
4,「欲望スイッチ」が入る
5,最後に







【キスの目的の残念な理由とは?】



キスという行為には、ロマンチックな思いからはほど遠い、打算的な理由があります。



キス10秒で8000万個のバクテリアを交換する!?


キスを求めたくなる理由の有力な説は、「自分の子孫を残すのに適切な相手かどうかを見極めるため」というものです。



キスをする目的は、相手の情報を収集しているのです。



口内に存在するバクテリア(細菌)を交換し、相手が自分の持っていない免疫のバリアを持っているか、また健康状態や生理学的相性が合うかどうかがわかるという。



免疫学的には「同じ免疫のバリア」を持っている者より、自分にないバリアを持つ個体と生殖する方が、子孫が生き残っていく可能性は何倍も高いといわれています。



結果的に、自分のDNAを後世に残せることになります。



つまりキスによって、異なる免疫の個体を発見するための"値踏み"をしているのです。



では、どんなキスでそれを判断しているのでしょうか。



スロバキアのNatália Kamodyová博士の実験によれば、約10秒間のディープキスは約8000万個のバクテリアを交換するといわれています。



これによって相手が「生物学的」に適切かどうかを本能的に判断する「下調べ」が可能となるというのです。



テストステロンは最強の媚薬!?



また、男性が女性よりも"熱烈なキス"をしたがるとしたら、それには理由があります。



男性は、濃厚な口づけをすると「男性ホルモン(テストステロン)」をより多く分泌します。



テストステロンを多く渡すことで、相手が発情する効果を狙っているというのです。







【キスのメリット】



バクテリアの交換の話しをしましたが、気を落とさないで下さい。


キスよりも握手によって病気になる可能性のほうが高いです。


また、キスはバクテリアだけでなく多くのメリットも共有できます。


キスは「愛」と「安心」を感じる役割も担っています。


生まれて最初の経験は、母乳を飲むときや哺乳瓶でミルクを飲むときです。



私たちは、この行動から初めて唇に刺激を受けます。



この乳児期の経験は、人生を通して重要であり続けます。



なぜなら、「肯定的な感情」と「キス」を結びつける脳内の重要な神経経路を定めるからです。



唇は、カラダの最も露出した性感帯です。



他の動物とは異なり、人間の唇は外側に突き出て、裏返っています。


少し触れるだけで快感を感じるなど、敏感な神経が張り巡らされています。


そしてキスは、感覚に関連する脳の大部分を刺激します。



「考える」「感じる」といったことに影響を与え、神経伝達物質やホルモンを活性化させるのです。







【キスは究極の「リトマス試験」】



情熱的なキスは2人を正面から向き合わせ、関係を強くします。



嗅覚、味覚、触覚を通じて互いの情報を得ます。



ニューヨーク州立大学の心理学者は、男性の59%、女性の66%が「キスがうまくいかなかった」という理由で恋愛関係が終わったことを発見しました。



これは、ある種「究極のリトマス試験」のようなものです。



また、スイスの生物学者の研究によれば、女性はDNAの領域に様々な遺伝コードを持つ「男性の香り」に、とくに魅了されることがわかりました。



唇を重ねるとき、子育てについて考えることはないかもしれません。



だけど、キスは関係を続けるかどうかを判断するための手がかりを提供してくれるのです。








【「欲望スイッチ」が入る】



もちろんキスには、他にもメリットがあります。



脳や舌、唇、顔の筋肉、皮膚との間にある神経インパルスを放出させるのです。



数億もの神経の接続は、感じ方を変える信号を生成し、身体中に情報を送り届けます。


たとえば情熱的なキスは、「欲望」につながる神経伝達物質を刺激します。


オキシトシンは、「愛のホルモン」として知られていて、親密さや絆を強く感じるようになります。



アドレナリンは心拍数を向上させ、発汗を促す。ストレスホルモンとしても知られているコルチゾールは不安を減少させる働きをするため、血管が拡張し、呼吸が深くなります。

そうして頬が赤くなり、鼓動が速くなっていきます。


キスは、恋に落ちる不思議な感覚を引き起こします。



つまり、新しいロマンチックな関係を知らせてくれるのです。



家族や友人との間の絆を固めることもできます。



言葉でのコミュニケーションを超え、生活の中で最も意味のある重要な瞬間に交わされるものです。







【最後に】



人間の不思議な行動の多くは、子孫を残すために無意識で行っているものが多いです。


キスをして、『何か違う?』と感じたことがある方も居ると思います。


キスをすることで、相手とうまくやっていけるかということを無意識のうちに判断している場合がありますので、その瞬間的な感覚は、意外と重要だったりすることがあります。



また、キスは、口臭がするのは、論外ですが、キスをして相手と別れることになったとしても、もしかしから、先々を考えると、お互いに取って良い判断の可能性もありますので、悲観しなくても良いかもしれませんね。



今回のブログは、以上です。



















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