2021年10月20日
米フェイスブック社が目指す次世代SNS『メタバース』とは一体!?
2021年10月18日フェイスブック社が「メタバース(巨大仮想現実空間)」を構築するため欧州で今後5年間に1万人を新規採用する計画であることが報じられました。
今回は、フェイスブック社が構想している新しいSNSの『メタバース』について紹介します。
【目次】
1,メタバースとは何か?
2,なぜ急に人気が出たのか?
3,フェイスブック社が目指すもの
4,最後に
【メタバースとは何か?】
メタバースという言葉は幅広い意味を持ちます。
人々がインターネット経由でアクセスできる共有の仮想世界空間の全般を表すための用語になります。
メタバースは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を使い、より現実世界に近づけたデジタル空間を指すこともあります。
一方、ゲームの世界を説明するのにメタバースという言葉を使う人々もいます。
ユーザーはゲームの中で自分のキャラクターを持っており、歩き回ったり、他のプレーヤーと交流したりすることが可能です。
ブロックチェーン(分散台帳)技術を用いる特殊なメタバースもあります。
この種のメタバースでは、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)を使って、仮想の土地などのデジタル資産を買うことができます。
SF小説・映画の中には、本格的なメタバースを舞台とするものが多いです。
現実世界と並存し、現実世界と識別不可能なデジタル世界です。
ただ、こうした本格的なメタバースはまだフィクションの世界のものです。
現状、大半の仮想空間は現実世界というよりは、いかにもビデオゲームの中の世界らしく見えている状況です。
【なぜ急に人気が出たのか?】
メタバースのファンは、これがインターネットの次の発展段階になると考えています。
現在、人々がオンラインで交流する際にはソーシャルメディアのプラットフォームを訪れたり、メッセージアプリを利用したりします。
メタバースが目指すのは、人々がもっと多次元で交流できる新たなオンライン空間を作り出すことです。
そこではユーザーがデジタルコンテンツを見るだけではなく、自らその中にどっぷりつかることができるます。
メタバースへの関心が加速度的に高まったのは、新型コロナウイルスのパンデミックが原因かもしれません。
リモートで勤務や学校の勉強をする人々が増えたため、より現実世界に近づけたオンライン交流の需要が高まったと考えられます。
【フェイスブック社が目指すもの】
フェイスブック社は2021年7月、メタバースに取り組む事業部門を設置しました。
マーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は「将来は当社をSNS企業としてだけでなく、メタバース企業として見てもらえるようにする」と述べるなど、同事業の構想を示しています。
「次のコンピューター基盤を構築するためにメタバースを実現させる」(ザッカーバーグCEO)との目標を掲げています。
2021年8月に同社のVR(仮想現実)端末「Oculus Quest 2(オキュラス・クエスト2)」を利用する新サービス「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルーム)」を約20の国・地域で開始。アバター(CGで作る分身)を通じて、異なる場所にいる利用者同士が同じ仮想空間内で会議などを開催できるようにしました。
2021年9月には、メタバース構築に向けて5000万ドル(約57億円)を投じる計画を発表しました。
さらに2021年10月にはメタバース内のコンテンツなどを制作するクリエーターを支援するために1000万ドル(約11億4000万円)規模の基金を設立することも明らかにしました。
【最後に】
フェイスブック社は、これからの新しい構想として、『メタバース』を発表しました。
将来は、文章や画像、動画などのやり取りで行っていたSNSが、仮想空間の中で、実際の人同士がやり取りしているようなコンテンツに変わっていくようです。
新型コロナウイルスの影響が、逆に、自体の進化を早めたかもしれませんね。
今後は、仕事も学校も変わっていきそうですね。
今回のブログは、以上です。
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