2021年10月16日
【なんでこれで飛ぶの?】オーストリアの企業がタイヤみたいなサイクロローターで宙に浮く車を開発
オーストリアのCycloTech technology社が、船で使われるシュナイダープロペラを応用した「CycloRotor」を搭載したeVTOL(電動垂直離着陸機)の浮遊実験を成功させました。
今回は、CycloRotorについて、紹介します。
↑公表された写真
【目次】
1,見た目
2,羽の角度で空中移動
3,もしかしてマグヌス効果?
4,実は風車のように発電にも使える
5,最後に
【見た目】
見た目は、タイヤを履いていないホイールだけのF1レースカーみたいな形です。
従来のドローンはプロペラが上下を軸として回転するのに対し、車のタイヤのように左右を軸として回転するのが大きな違いです。
この機体はデモ用なので83kgと軽いものとなっています。
将来は5人乗りタクシーにする計画だそうですが、その際は「CycloRotor」を増やしたり長くしたりすることもあるのかもしれません。
【羽の角度で空中移動】
5枚の羽はどれも角度が付けられるようになっており、これが「スラスト・ヴェクター・コントロール・システム」と呼ばれています。
これらの微調整で、上下や前後に移動できるようになるのです。
ちなみにですが、「CycloRotor」は一般的なドローンの本体に縦に乗せると、より大きな推進力と正確なコントロールが得られるようになるそうです。
船に取り付けるシュナイダープロペラと同じです。
【もしかしてマグヌス効果?】
空を飛ぶためのプロペラは、放射状に広がっていないといけないって固定観念がありましたが、このように配置しても揚力を得られるのは目から鱗です。
サイトには説明がないのですが、多少なりともマグヌス効果(回転する円柱に揚力がはたらく現象のこと)で浮いているのかな? という気がします。
【実は風車のように発電にも使える】
安定性と操作性に優れ、効率的にeVTOLを飛ばせるという「CycloRotor」。
塔のようにすれば風力発電、または水力発電にも応用できるそうなので、無限の可能性を感じます。
とりあえずは、早く5人乗りになった姿を見てみたいものです。
【最後に】
先日も、車のホンダが、eVTOL(電動垂直離着陸機)の開発の発表をしていましたが、今後は、地上ではなく、空中を飛ぶ車が主流になるかもしれませんね。
100年くらい先には、地上を車で走っていたことは、私たちが、飛脚で移動していたのを昔の大変だった頃の出来事と感じているのと同じように、昔の出来事と感じられるものになるかもしれませんね。
今回のブログは、以上です。
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