2021年10月08日
【電気料金値上がり!?】欧州で天然ガス価格急騰!日本の電気料金にも影響の可能性が!
2021年10月6日、欧州の天然ガス価格の指標となる「オランダTTF」先物相場が、一時前日比で40%近く急騰しました。
1メガワット時当たり160ユーロ(約2万円)を突破し、過去最高値を更新しました。
ちなみに、2020年4月は、1メガワット時当たり17.6ユーロ(約1300円)でした。
今回は、天然ガス価格の急騰の原因と日本の電気料金への影響について、紹介します。
【目次】
1,天然ガス高騰の要因
2,日本の電気料金への影響
3,最後に
【天然ガス高騰の要因】
天然ガス価格高騰には複合的な要因があります。
世界的な新型コロナウイルスからの景気回復に加え、今年初頭の厳冬の結果、欧州の天然ガスの在庫が減少。さらに、夏に風の弱い日が続き、風力発電の発電量が落ち込んだことも、天然ガスを使う火力発電の需要を喚起しました。
また、中国では、危険で老朽化した炭鉱業界の状況を改善するための新たな取り組みによって、石炭供給が伸び悩み、石炭価格が高騰しました。
それが、液化天然ガス市場にも波及しているとのことです。
6日に、主要供給国ロシアのプーチン大統領が「(国営天然ガス独占企業)ガスプロムは消費者から要請があれば、拒否したことは一度もない」と表明しました。
欧州への追加供給を示唆したことで、相場の「パニック買い」は和らいできています。
【日本の電気料金への影響】
天然ガス価格高騰は他のエネルギーにも波及しています。
これは、天然ガスが高いので、他のエネルギーを購入しようとして、そのエネルギーの価格が値上がりするというように、連鎖的に値上がりしています。
日本が輸入に頼る液化天然ガスのアジア向けスポット価格も過去最高値を更新しました。
原油価格の代表的な指標の米国産WTI先物は約7年ぶりの高値を更新し、1バレル=80ドルに迫っています。
このため、今後、発電に使用する天然ガスや石油が値上がりし、日本の電気料金の値上がりが懸念されています。
【最後に】
今回も、新型コロナウイルスからの経済からの回復に向けて、生産量が落ちている資源の値上がりが起こっています。
世界が、新型コロナウイルスからの経済回復が落ち着くまで、いろいろなものが値上がりする可能性がありますので、多少の備蓄や低価格の電力会社への乗り換え、省エネ家電への買い換えなど、節約できる対策は、行っていた方が良いかも知れません。
また、冬の電力需要の高まりもありますので、できる準備はしていきましょう。
今回のブログは、以上です。
【機能性表示食品】
依存性のない天然素材の睡眠改善サプリ!
天然サフラン効果は、睡眠の質を改善します《PR》
【アスリート、本格的にダイエットしたい方に最適!】美味しい高タンパク・低糖質・低カロリーのお料理を冷凍でご自宅までお届けする宅食サービス!《PR》
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11021057
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック