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自分の学習記録代わりにポイントをまとめて行こうと思います。
あくまで自分が後で見返すため様なので抜けや正確でない事も含まれる可能性があります。

なぜ、中小企業診断士の勉強をしようとしたのか?

専業のデイトレーダーになり時間を持て余している為、何か資格の勉強をしようと始めました。

学習内容に以下がある事から中小企業診断士を選択。
@企業の業績や投資対象としての評価方法
A事業などの基本的な進め方や評価の方法
B簿記的な要素

@については投資をしている為、既に最低限は知識がある事。
また、投資にいかせる内容があるかも知れない事。
Aについては、小売業で店を運営していた為、ある程度の知識や経験がある事。
投資で余剰資金が出来たら店舗や事業を買収して自分で経営したい事。(今の所前途多難です)
Bについては、はるか昔だが日商簿記1級を取っているので少しは知識がある事(かなり忘れていますが)
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2023年08月20日

1-4 現代の戦略

技術経営(MOT)

【イノベーション】
・定義:製品自体の革新だけでなく、生産工程の革新も含まれます。

プロダクト・イノベーション:製品自体の革新

プロセス・イノベーション:生産工程の革新

・イノベーションのライフサイクル:技術革新のS字カーブ
試行錯誤(ゆっくり)⇒技術が確立(一気に進む)⇒成熟(ゆっくり)
→次の技術、、前の技術とは不連続


【生産のジレンマ】
・製品革新と工程革新の観点から生産単位の進化過程

@流動化段階:ドミナントデザインの確立まで

A成長段階:製品革新の頻度が減少しつつ工程革新が進む段階

B特定化段階:製品革新は末端技術に限られ、工程革新も成熟した段階


【イノベーションのマネージメント】
●持続的イノベーション(インクリメンタルイノベーション)
・S字のイノベーション
・既存の主流顧客の要望に応えて進化

●破壊的イノベーション(ラディカルイノベーション)
・後発技術に切り替わる時
・新しい価値を持った顧客層

●イノベーションのジレンマ:前の世代のリーダー企業は、次の世代の破壊的イノベーションに対応出来ないという現象が良く起きる事。


【製品アーキテクチャ】
・製品の設計思想

●製品アーキテクチャの種類
・インテグラル型(すり合わせ):個々の部品を細かく調整して1つの製品を作る。
メリット:全体として最適・模倣困難
デメリット:進化に時間がかかる。調整コストがかかる。

・モジュール型:部品をモジュール単位で作り、インターフェースでで連結し製品を作る。
メリット:モジュールを自由に組み合わせる事で様々な製品が作れる。調整コストが低い。
デメリット:製品に無駄が多い。インターフェースの進化に時間がかかる

・オープンアーキテクチャ戦略
製品アーキテクチャやインターフェースを公開しモジュールを提供する企業とネットワークを作る戦略
製品が迅速に進化、少ない投資

【デファクトスタンダード】
事実上の業界標準
デジュリスタンダード公的に定められた標準
・ネットワーク外部性:利用者が増えれば増えるほど効用が高まる(電話、ビデオ、ネット市場など)

【ベンチャー企業のマネジメント】
・一般的に、新技術などでイノベーションを起こして急成長を志向する若い企業

・シード期:準備段階

・スタートアップ期:起業後、事業が軌道に乗るまで:先行投資、通常赤字:スイートマネー、エンジェル、ベンチャーキャピタル

・急成長期:陳知度が高まり急速に成長:黒字に転換:ベンチャーキャピタル、政府系金融機関

・安定成長期:認知度が確立:収益性が最も高い、成長は鈍化:民間の金融機関、IPO(株式公開)


【補足】
・投資事業有限責任組合:業務を執行する組合員は無限責任。投資をするだけの組合員は有限責任

・エフェクチュエーション:手段からスタート
@手中の島の原則:目的ではなく手段から始める事
A許容可能な損失の原則:あらかじめ許容できる損失を決めてから始める
Bクレイジーキルトの原則:様々な関係者と協力しながらパートナーシップを作り上げていく事
Cレモネードの原則:予期せぬ事態を回避するのではなく、偶然の出来事を活用する事
D飛行機の中のパイロットの原則:予測では無くコントロール可能な活動に集中し望ましい成果を得る事


【ベンチャー企業の直面する課題】
魔の川(デビルリバー):基礎研究を製品化

・死の谷(デスバレー):製品開発段階を事業段階(量産化、採算)

・ダーウィンの海:競合企業との競争

Jカーブ曲線;ベンチャーのキャッシュフロー


【社内ベンチャー】
・目的:@新規事業への進出Aチャレンジ精神を持つ人材の育成B社内の既存資産の有効な活用
メリット:経営資源の有効活用(人材、設備、資金、販路、ブランド、信用):リスクがベンチャーよりは少ない
デメリット:組織的な承認が必要で時間がかかる、既存事業を脅かすビジネスは認められない。


【イノベーションの種類】
●オープンイノベーション:企業の枠組みを超えて外部の知識・技術・開発力なども活用:異業種企業との提携・産学官連携・大企業とベンチャーの共同研究
●クローズドイノベーション:社内だけ

●リバースイノベーション:新興国で開発し先進国にも事業展開



提携戦略

●ネットワーク組織:複数の企業が集まって仮想的な企業(バーチャル企業)として競争していく組織

●戦略的提携:2つ以上の企業が連携し事業を推進
・合弁会社の設立(ジョイントベンチャー):複数の企業が共同で新規事業を推進したい時:M&Aに比べて投資資金が少ない
・共同研究と産学官連携:共同での研究開発:大学の研究を企業が商品化

TLO(技術移転機関):大学の研究成果を特許化し企業に技術移転するための法人

●クロスライセンシング:特許権などをお互いに使用:ライセンス料のコストを抑える

【プラットフォームビジネス】
・取引の場を提供(ネット市場やネットオークション、人材マッチング、不動産仲介、中古車の仲介)

【産業クラスター】
関連する企業や研究機関がネットワークを築いて集積している地域(シリコンバレーなど)
競争と協力をベースにしている。



国際化戦略

【国際化の段階】
●輸出入
●海外生産:現地法人、現地法人への生産委託、現地企業との提携、合弁会社の設立
●市場立地型投資:海外市場を開発する目的。生産・販売:海外ニーズに対応しやすい。海外の営業先や提携先が見つけやすい。
●グローバル化:世界中に生産拠点や販売拠点:世界を1つの市場としてグローバル化した大企業
・事業をグローバル統合
規模の経済・製品の固定費が大きい・各国の許認可などが必要無い・現地の習慣や文化への配慮の必要性が低い
・市場に個別に適応
グローバル統合の条件と逆

【国際化リスク】
●出資形態
・単独出資:100%出資:本社のコントロールが容易:投資額、経営資源が大
・合弁企業:海外のパートナー企業と出資:投資額減、パートナー企業の情報・仕入先・販路・経営資源を活用:本社のコントロールが弱い、技術・ノウハウの流出・模倣:守秘義務や模倣禁止などの規定

●立地
・価値連鎖活動(購買・生産・販売・研究開発など)が最も効率的に遂行でき連携が効率的な配置をする。
・カントリーリスク:政治や経済、社会環境、その国特有のリスク(法律・為替政策の急変、内乱など)



CSR

●企業の社会的な責任:ステークホルダーへの責任

【ディスクロージャー】
・ステークホルダーに情報を開示する。
・制度的なディスクロージャー:財務諸表、有価証券報告書
・自発的なディスクロージャー:IR活動(インベスターリレーションズ):企業の業績、将来に向けた取り組み:投資家からの資金調達


【コンプライアンス】(法令遵守)
・法令、社会的なルール、倫理

【コーポレート・ガバナンス】(企業統治)
・米国:企業は株主の物:経営者の独断を防ぐ
メリット:取締役は経営者を監視、株主が形成を支配
デメリット:短期的な利益を求める経営

・日本:企業は経営者や従業員の物と言う意識
デメリット:外部からのチェック機能が働きにくい⇒社外取締役導入、内部統制の仕組み整備(2008年上場企業は内部統制報告書を提出)、指名委員会設置会社
メリット:株主の圧力少な目、長期的視点の経営が可能


【SDGs】
・持続可能な開発目標:誰一人取り残されない、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を期限とする国際目標
17のゴール、169のターゲット



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