2016年03月01日
杜甫の死因は〇〇食べ過ぎ?
杜甫(とほ)。
「詩聖」と呼ばれた男。
生涯にわたり、唐代の社会問題や
政治の矛盾を漢詩に託し続けました。
(画像引用 Wikipedia)
「春望」の
国破れて山河あり....はあまりにも有名です。
今日はそんな詩人・杜甫の生涯を追ってみましょう。
いったい、どんな人物だったのでしょうか?
とりあえず、科挙に受からない
・科挙の試験に何度も落第。
・しかし友人たちのサポートで官職にはありつく
・ほどなく放浪の旅に出る
(画像引用 Wikipedia)
(基本的に、生涯このパターンです)
安禄山の乱に巻き込まれる
・756年、安禄山の乱発生
・長安陥落の際、脱出を試みるも捕虜となり幽閉される
・1年後、命からがら脱出
(画像引用 www10.plala.or.jp)
(ちなみに当時の世界情勢はこんな感じ)
官職に復帰したら即、左遷される
・安禄山の乱後、左拾遺という職を授けられる
・時の宰相・房琯(ぼうかん)が免職される事件が発生
・杜甫は親友だったため、房琯を弁護
・華州に左遷される
(画像引用 image.haosou.com)
(このとき「北征」という名詩が生まれます)
成都で草堂(杜甫草堂)を建てる
・しばらく平和な時を過ごし、詩風も穏やかに
・諸葛亮を賛美した名作「蜀相」を生む
・再び放浪の旅へ
(画像引用 Wikipedia)
(現在は杜甫草堂博物館になっています)
そして最期の時が・・・
・洛陽を経由し長安に戻ろうとする
・途中、耒陽で洪水に足止めされて飢えに苦しむ
・現地の県令が大量の牛肉と白酒を差し入れ
・牛肉の食べすぎにより死去
(出典 『唐書』 杜甫伝)
(画像引用 r.gnavi.co.jp)
(放浪癖のある人っぽい最期といえば、それまでですが・・・)
中国国内では今でも話題に
・牛肉死因説の「唐書」成立は1060年
・杜甫の死(770年)後約三百年後なので真偽は微妙
・しかし、現代でも中国語で検索をかけると113000件ヒットする
(未だに死因で話題になるとは、杜甫恐るべし)
やはり、「次の食事にいつありつけるかわからない」
というプレッシャーがあったのでしょうか。
何とも伝説的な亡くなり方ではあります。
とりあえずここは、死因をスルーして
「杜甫、詩聖、山河あり」
で語呂合わせしておきましょう。
「徒歩の姿勢でサンガリア」
以上、
「果てしなく自然飲料を追求する」
サンガリアの提供でお送りしました!
(ウソです)
価格:2,832円 |
ちなみに、もう一人の巨星・詩仙こと李白も
何とも言えない形で最期を迎えていますので
「李白は〇〇を取ろうとして死んだ?」
https://fanblogs.jp/huun/archive/135/0
をご参照ください!