2019年09月27日
【ネタバレあり】「オメガラビリンスライフ」を語る・ストーリー編
夜分遅くに今晩は。
「オメガラビリンスライフ」を一通り遊んだ、「暇人の独り言」管理人です。
現状、「ストイックモード」の攻略はまだ終えていませんが、通常のモードでは全てのダンジョンをクリア済みなので、これからはちびちびと「オメガラビリンスライフ」について語る記事を出していこうと思います。
では早速ですが、今回の記事では、「オメガラビリンスライフ」のストーリー本編をざっくり語ってみましょう。
…ただし、駆け足気味ながら思い切りネタバレしているので、閲覧の際は要注意です。
花が枯れることのない大庭園を擁する、ベルフルール女学園。
ここに通うことを夢見ていた主人公・紅月ひなた(あかつき ひなた)は、その念願叶って、転入生として入学することになります。
学園に向かう途中で不可思議な迷宮に迷い込んでしまうものの、『名もない青い薔薇』なる存在の声に導かれたおかげで無事脱出に成功した、ひなた。
教室に辿り着くと、好奇心旺盛な少女・黄蓮寺鈴音(おうれんじ べるね)をはじめとした人当たりの良い仲間達に恵まれ、これからの生活にますます期待を膨らませます。
アニメ好きこじらせた変人とか腹黒超えて性悪なアイドルもいるけども
ところがその翌日、冬でさえ一輪と欠けず咲き誇っていた大庭園の花々が全て枯れるという、学園にとっての一大事件が発生。
この事態に誰もが悲しみ戸惑う中、現役アイドルとして活動する少女・水瀬樹里(みなせ じゅり)は、「今まで起きなかったことが起きたなら、今までになかったことが原因」という理屈から、学園の歴史上初めての転入生であるひなたが庭園を枯らした犯人との濡れ衣を着せて来ます。
ひなたはその濡れ衣を晴らすため、そして何よりも学園のため、大庭園を復活させるべく立ち上がりました。
学園の大庭園を復活させるため、初対面から程なくして打ち解けた鈴音を伴い、幾度も聖洞の冒険に赴くひなた。
その過程で鈴音のみならず、『青い薔薇』という友人を捜す妖精のネムや、包容力とフェロモンに溢れる紫咲由梨香(むらさき ゆりか)、大庭園を守る役目を負う精霊フローラ、学園の生徒の中でも特に花を愛する藍刃澪(あいば みお)、財閥の一人娘でもある学級委員長の銀城七海(ぎんじょう ななみ)といった面々を仲間に加えていきます。
さらに、当初は樹里から余計なホラを吹き込まれて自身を敵視していたアニメ好きの黒崎冥(くろさき めい)、果ては自分に濡れ衣を着せた張本人の樹里をも味方に取り込むと、ついにひなたは大庭園の復活を成し遂げました。
しかしそれから僅か1日後、大庭園の花々は再び枯らされてしまいます。
原因を求めて再度聖洞を探索したひなた達は、妖花アルラウネと名乗る禍々しい姿の青い花と遭遇。
『全ての花の頂点に立つ女王』と自称しつつ、「自分以外の花は世界に不要」と言い放つそのアルラウネこそ、大庭園の花々を散らせた元凶にして…
迷宮に迷い込んだひなたを救った声の主であり、妖精ネムの友人でもある、青い薔薇が変わり果てた姿でした。
ひなた達が交戦したところ、妖花アルラウネとは、夢や願いを持つ者に憑依して負の感情を増幅させる存在・欲望の魔女が青い薔薇に取り憑いていたものだったと判明。
フローラの放った聖なる光によって両者は分離されたものの、欲望の魔女の影響で闇に染められていた青い薔薇は巻き添えで傷付き、散ってしまうことになりました。
青い薔薇を消滅に至らしめた欲望の魔女に激しい怒りを覚えるひなたは、これを討つべく最後の戦いに臨みます。
欲望の魔女の居座る「バラ魔城」へと攻め込んだ、ひなた達。
城の最奥部で欲望の魔女と相対すると、その口から青い薔薇を愚弄する言葉の数々を飛ばされます。
暗いダンジョンの中に咲いていたため、「日の当たる場所で咲きたい」と願っていた、青い薔薇。
その夢を「くだらない」と嘲る欲望の魔女に、最も強く反論したのは、ひなたでした。
「くだらなくなんてない! 薔薇さんの純粋な想いを、アナタが歪んだ欲望に変えたんだ…!」と憤りを露わにするひなたは、仲間達と共に欲望の魔女を攻め立てます。
そして戦いの末、欲望の魔女を大して強くないので割とあっさり追い詰めると、「自分を生かしておけば望みを叶えてあげられる」との情けない命乞いに耳を貸すことなく、止めを刺しました。
黒幕を滅ぼし、大庭園を復活させたものの、青い薔薇の犠牲を思うと素直に喜べないひなた達。
しかし、その青い薔薇は、散る前に種を残していました。
青い薔薇がまだ生きていること、またすぐに会えることが分かり、嬉し泣きするひなた。
日の当たる大庭園でその花を咲かせるため、青い薔薇の残した種と共に、ひなた達は学園へと帰還しました。
こうしてベルフルール女学園の大庭園に植えられることとなった青い薔薇は、庭園の世話人から名前を与えられます。
無名だった青い薔薇に付けられた名前は、『ルミエナ』。
フランス語で「光」という意味の言葉でした。
超過保護なネムや、庭園の世話人達に見守られながら、日々成長するルミエナ。
それをよそに、ひなたは1人、考え事をしていました。
「1度ルミエナを守ることができなかったから、今度はちゃんと誰かを守れるようにもっと強くなりたい」と。
それを聞いたフローラは、「今のひなたには青い薔薇の花言葉がぴったりかも」と告げます。
彼女曰く、青い薔薇の花言葉は―
『不可能』とのこと。
…ただしこれは、フローラのちょっとした冗談でした。
何でも、青い薔薇の花言葉が『不可能』だったのは、昔の話なのだそうです。
フローラによると、現在の青い薔薇の花言葉は―
『夢が叶う』なのだとか。
その花言葉の変化に相応しく、実現しないと思われた夢がめでたく叶ったルミエナは、大庭園の真ん中で日の光をいっぱいに浴び、その花を咲かせる日々を送ることとなったのです。
ひなた達に、見守られながら。
仲間が増える過程の詳細を盛大に端折りながらの語りでしたが、「オメガラビリンスライフ」のストーリーの肝は、概ね上記のようなところです。
過去作「オメガラビリンスZ」に登場した欲望の魔女が再登場したこともそれなりに驚きましたが、「Z」では威厳ゼロだったあのモンスターが、青い薔薇を弄んだ上に消滅に至らしめるというなかなかの悪辣さを見せたことが、何よりもの衝撃でした。
そんな欲望の魔女に対し、ひなたが激しい敵意を向ける場面は、かなり見応えがあります。
ひなたは凄まじく前向きな性格で、自分の事に関しては怒ることも落ち込むこともまるでない一方、他人の事には色々と思い悩む人種であることが描写されていました。
それだけ温厚なひなたが、「絶対に許さない」とまで口走る程の怒りを爆発させたシーンは他に見当たらず、貴重であると同時に衝撃的なものでした。
もしかすると、過去の2作品のストーリーと比べても、一番格好良い瞬間かも?
欲望の魔女は結局ただのザコでしたけどね
また、青い薔薇(ルミエナ)が消滅した後、その無事が判明するのに多少の時間を置いていたことも、緊張感があって楽しめました。
「オメガラビリンス」や「オメガラビリンスZ」では、妖精が力を使い果たして消えたかと思った矢先にあっさり復活していたため拍子抜けしてしまうところがありましたが、今回の青い薔薇(ルミエナ)はもう助からないものと割り切ってストーリーを進めた後でやっと生存が確認できるので、安堵や喜びを覚えます。
ひどく重くなったというわけではないですが、ゆるくさらりと遊べるだけでなく、物語に感情移入して熱くなれる部分も用意されているということで、過去作に比べるとシリアスな展開を描くことに力が入れられていたように思いました。
「オメガラビリンスライフ」のストーリーについては、この辺で語り終えておくこととします。
ここまで御覧くださった訪問者様、ありがとうございました。
次回は、「オメガラビリンスライフ」のキャラクター達について喋ってみる予定です。
それでは、また。
「オメガラビリンスライフ」を一通り遊んだ、「暇人の独り言」管理人です。
現状、「ストイックモード」の攻略はまだ終えていませんが、通常のモードでは全てのダンジョンをクリア済みなので、これからはちびちびと「オメガラビリンスライフ」について語る記事を出していこうと思います。
では早速ですが、今回の記事では、「オメガラビリンスライフ」のストーリー本編をざっくり語ってみましょう。
…ただし、駆け足気味ながら思い切りネタバレしているので、閲覧の際は要注意です。
花咲き誇る学園で
花が枯れることのない大庭園を擁する、ベルフルール女学園。
ここに通うことを夢見ていた主人公・紅月ひなた(あかつき ひなた)は、その念願叶って、転入生として入学することになります。
学園に向かう途中で不可思議な迷宮に迷い込んでしまうものの、『名もない青い薔薇』なる存在の声に導かれたおかげで無事脱出に成功した、ひなた。
教室に辿り着くと、好奇心旺盛な少女・黄蓮寺鈴音(おうれんじ べるね)をはじめとした人当たりの良い仲間達に恵まれ、これからの生活にますます期待を膨らませます。
ところがその翌日、冬でさえ一輪と欠けず咲き誇っていた大庭園の花々が全て枯れるという、学園にとっての一大事件が発生。
この事態に誰もが悲しみ戸惑う中、現役アイドルとして活動する少女・水瀬樹里(みなせ じゅり)は、「今まで起きなかったことが起きたなら、今までになかったことが原因」という理屈から、学園の歴史上初めての転入生であるひなたが庭園を枯らした犯人との濡れ衣を着せて来ます。
ひなたはその濡れ衣を晴らすため、そして何よりも学園のため、大庭園を復活させるべく立ち上がりました。
ひなたと仲間達の冒険
学園の大庭園を復活させるため、初対面から程なくして打ち解けた鈴音を伴い、幾度も聖洞の冒険に赴くひなた。
その過程で鈴音のみならず、『青い薔薇』という友人を捜す妖精のネムや、包容力
さらに、当初は
しかしそれから僅か1日後、大庭園の花々は再び枯らされてしまいます。
原因を求めて再度聖洞を探索したひなた達は、妖花アルラウネと名乗る禍々しい姿の青い花と遭遇。
『全ての花の頂点に立つ女王』と自称しつつ、「自分以外の花は世界に不要」と言い放つそのアルラウネこそ、大庭園の花々を散らせた元凶にして…
迷宮に迷い込んだひなたを救った声の主であり、妖精ネムの友人でもある、青い薔薇が変わり果てた姿でした。
ひなた達が交戦したところ、妖花アルラウネとは、夢や願いを持つ者に憑依して負の感情を増幅させる存在・欲望の魔女が青い薔薇に取り憑いていたものだったと判明。
フローラの放った聖なる光によって両者は分離されたものの、欲望の魔女の影響で闇に染められていた青い薔薇は巻き添えで傷付き、散ってしまうことになりました。
青い薔薇を消滅に至らしめた欲望の魔女に激しい怒りを覚えるひなたは、これを討つべく最後の戦いに臨みます。
欲望の魔女との決着
欲望の魔女の居座る「バラ魔城」へと攻め込んだ、ひなた達。
城の最奥部で欲望の魔女と相対すると、その口から青い薔薇を愚弄する言葉の数々を飛ばされます。
暗いダンジョンの中に咲いていたため、「日の当たる場所で咲きたい」と願っていた、青い薔薇。
その夢を「くだらない」と嘲る欲望の魔女に、最も強く反論したのは、ひなたでした。
「くだらなくなんてない! 薔薇さんの純粋な想いを、アナタが歪んだ欲望に変えたんだ…!」と憤りを露わにするひなたは、仲間達と共に欲望の魔女を攻め立てます。
そして戦いの末、欲望の魔女を
黒幕を滅ぼし、大庭園を復活させたものの、青い薔薇の犠牲を思うと素直に喜べないひなた達。
しかし、その青い薔薇は、散る前に種を残していました。
青い薔薇がまだ生きていること、またすぐに会えることが分かり、嬉し泣きするひなた。
日の当たる大庭園でその花を咲かせるため、青い薔薇の残した種と共に、ひなた達は学園へと帰還しました。
エピローグ
こうしてベルフルール女学園の大庭園に植えられることとなった青い薔薇は、庭園の世話人から名前を与えられます。
無名だった青い薔薇に付けられた名前は、『ルミエナ』。
フランス語で「光」という意味の言葉でした。
それをよそに、ひなたは1人、考え事をしていました。
「1度ルミエナを守ることができなかったから、今度はちゃんと誰かを守れるようにもっと強くなりたい」と。
それを聞いたフローラは、「今のひなたには青い薔薇の花言葉がぴったりかも」と告げます。
彼女曰く、青い薔薇の花言葉は―
『不可能』とのこと。
…ただしこれは、フローラのちょっとした冗談でした。
何でも、青い薔薇の花言葉が『不可能』だったのは、昔の話なのだそうです。
フローラによると、現在の青い薔薇の花言葉は―
『夢が叶う』なのだとか。
その花言葉の変化に相応しく、実現しないと思われた夢がめでたく叶ったルミエナは、大庭園の真ん中で日の光をいっぱいに浴び、その花を咲かせる日々を送ることとなったのです。
ひなた達に、見守られながら。
ストーリーへの感想
仲間が増える過程の詳細を盛大に端折りながらの語りでしたが、「オメガラビリンスライフ」のストーリーの肝は、概ね上記のようなところです。
過去作「オメガラビリンスZ」に登場した欲望の魔女が再登場したこともそれなりに驚きましたが、「Z」では威厳ゼロだったあのモンスターが、青い薔薇を弄んだ上に消滅に至らしめるというなかなかの悪辣さを見せたことが、何よりもの衝撃でした。
そんな欲望の魔女に対し、ひなたが激しい敵意を向ける場面は、かなり見応えがあります。
ひなたは凄まじく前向きな性格で、自分の事に関しては怒ることも落ち込むこともまるでない一方、他人の事には色々と思い悩む人種であることが描写されていました。
それだけ温厚なひなたが、「絶対に許さない」とまで口走る程の怒りを爆発させたシーンは他に見当たらず、貴重であると同時に衝撃的なものでした。
もしかすると、過去の2作品のストーリーと比べても、一番格好良い瞬間かも?
また、青い薔薇(ルミエナ)が消滅した後、その無事が判明するのに多少の時間を置いていたことも、緊張感があって楽しめました。
「オメガラビリンス」や「オメガラビリンスZ」では、妖精が力を使い果たして消えたかと思った矢先にあっさり復活していたため拍子抜けしてしまうところがありましたが、今回の青い薔薇(ルミエナ)はもう助からないものと割り切ってストーリーを進めた後でやっと生存が確認できるので、安堵や喜びを覚えます。
ひどく重くなったというわけではないですが、ゆるくさらりと遊べるだけでなく、物語に感情移入して熱くなれる部分も用意されているということで、過去作に比べるとシリアスな展開を描くことに力が入れられていたように思いました。
次回はキャラクターについて語ろう
「オメガラビリンスライフ」のストーリーについては、この辺で語り終えておくこととします。
ここまで御覧くださった訪問者様、ありがとうございました。
次回は、「オメガラビリンスライフ」のキャラクター達について喋ってみる予定です。
それでは、また。
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