普段の立ち振る舞いを見つめ直してみたときに、自分はこういう存在であるべき、と決めていることが、そのまま現実に反映されているところがあるかと思います。
子供の頃から、あなたはこういう人だから、と言われてきたことも、それを自分の無意識が受け入れていることで、本来の自分を見失わせてしまっているところもあるかもしれません。
それがポジティブなことでも、ネガティブであったとしても、私はこうあるべき、という思い込みが、自分らしさを作りあげていることになります。
それが自分で意識していないところで、当たり前の基準を心の中で決めつけていることによって、本来の持つ力を抑えてしまっていることもあります。
心の中にある思い込みによって、自分で気がつかないところで、その言葉が制約となっている可能性もあります。
例えば、男ならこうあるべき、女ならこうあるべき、と言われてきたことの中にも、そんな制約も見られるのではないでしょうか!?
女性は家事をして、男は外で働くもの、というかつてのイメージも、前の世代ではごく普通のものでした。
親を見てきた中で、その価値観が普通のものだという認識が生まれることで、その環境が自分にとっての当たり前だと受け入れるようになります。
それとは違う生き方をしている人の考え方や思考に対しては、心の中でブロックを作り上げてしまうこともあるでしょう。
相手に対して、それは当たり前でしょ、といった言葉が出てきてしまった時には、これまでの当たり前は本当にそうなのだろうか?と見つめ直してみたいところです。
男は度胸、女は愛嬌といった言われ方も、その考えを相手に押しつけてしまうことで、関係性をギクシャクさせてしまうこともあります。
時代によって価値観が変われば、お互いの持つ価値観も変わり出していくもの。
とくに、〜しなければならない、と無意識的に感じられるものがあったとしたら、そこに疑問を持ってみることが大事ですね。
これまでの思い込みが生み出す小さなボタンの掛け違いに気が付くことで、それを丁寧に取り除いていくことから、本当の自分らしさを見出していきたいものです。
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