t-Aceの要望でハイボールが出され、二人で乾杯した後で、話はHIP HOPとの出会いにうつった。「めちゃくちゃ古いっすよ。小6くらいの時に、地元(水戸)に公園があって、そこの公園の鏡張りの所でダンサーが踊ってたり、当時ラジカセ爆音でかけてスケーターがスケボーしてたり。でも、小学生だから、高校生とかそれより上の人たちがやっているから怖いんですよ。皆、煙草吸っていたり。チャリンコで周りをグルグル回ってたんですよね(笑)」
―(笑)とりあえず見るみたいな。
「興味はあるから。したら、ある日“おーい” “こっちこーい”って言われて。やべーカマされると思って。でも、行くしかねぇと思って。行ったら、“お前、興味あんの?”って言われて。ありますって言ったら“見てけよ”って感じで、ダンスしているお兄さんお姉さんを見てたら、このカセットテープがさっきの曲ですか?って聞いたら“それ、やるよ”って。ミックステープ貰ったり、CD貰ったりして、それが最初のHIP HOPとの出会い。」
―超カッコイイじゃん(笑)
「(笑)」
―誰のテープかは覚えていない?
「その人たちが勝手にレコード録って作ってたミックステープ。」
―その後、交流生まれたりとか?
「もうずぅっと。それこそ今でも、最初HIP HOPと会わせてくれた結構上の先輩の子供がいま(t-Aceの)ファンで、たまにLINEでテレビ電話とかしてきて「お前の親父はすごいんだぞ」と「お前の親父があの日俺を呼ばなかったら、今こんな風になってないよ、多分」って。」
このエピソードにサイプレス上野も「めっちゃ良い話じゃん」と満面の笑みをみせていた。
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