アフィリエイト広告を利用しています

2021年08月30日

RHYMESTER(ライムスター)宇多丸「ヒップホップシーンはヤンチャでもあるけど、いち早く意識のアップデート。色んな意味で時代の先を走っているべき。周りから見て『そういう意識の持ち方なんですか』は恥ずかしい」 #NAMIMONOGATARI

RHYMESTER(ライムスター)の宇多丸が『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)で『NAMIMONOGATARI2021』について語った。






「ヒップホップイベントというか、『NAMIMONOGATARI』というのがあって…写真見ると非常に密な状態で、お酒も出されていて。今の状況の中、例えば音楽イベントも当然気をつけてやっているところがほとんどなんですよ。ところが、明らかに配慮を欠いた状態でやっちゃっている。
ライムスターもはしくれなんで、ヒップホップグループの。『NAMIMONOGATARI』2012年に1回出たことある。場所は違うんですけどね
皆さんおっしゃるとおり(今回は)非難されて当然の状況。特に開催者がね、全くお客さんがどういう状態になるかを計算せずに、なのか…配慮を欠いているのは明らかだし、非難されて当然だと思いますよ、これは。
2012年出た感じで言うと、出る側のメンツも、いらっしゃるお客さんも、どっちかというとヤンチャ寄りな感じの空気のイベント。だから許されるってことじゃないですよ。なので、ちょっとワイルドにやっちゃったのかな、というのはなんとなく想像も付く。
出てる側は行ってから「あちゃ〜」と思った人も多いと思う。「この状況か〜、でも今更」と思ってやった方はいるのかもしれないけど。

ヒップホップということでひとくくりにできるほど、考え方もアーティストのカラーも違うので、僕ごときが上から目線で先輩だからって言うことじゃないんだけど。

僕の意見として言うならば、ヒップホップシーンはヤンチャでもあるけど、同時に、いち早く意識のアップデートというか、いろんな意味で時代の先を走っているべき、いてほしい。
だからヤンチャであることと、今回周りから見て『そういう意識の持ち方なんですか』と言われるのはちょっとやっぱ恥ずかしいというか。ヒップホップシーンだからこそ、そういうところでいち早く手を打つというか。いろんな面で、歌詞の中身とかもそうだけど、意識のアップデートをしてこそ、音楽的だけじゃなく、意識でも最先端を行ってね。実際アメリカのシーンはそれを成し遂げている。意識のアップデートをしてこそ、真に格好いいカルチャーだと僕は思う、そうあって欲しい。
そう言う意味ではまあ『反省しろ』としか言いようがないけどね、これは本当に良くなかったと思います」
一方で、宇多丸が今年出たイベントは「僕が見た限り、客席もコントロールされていた」と説明しつつも、「僕らもいろんな決断をしなきゃいけないかもしれない。今回の一件見て『行ってダメでした』というのは言い訳にならないな、と。音楽業界で己に問うている人が大半だと思う」と自戒していた。


2021-08-31.png



posted by hiphopjournal at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10938814
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
記事ランキング
  1. 1. 拝啓、BUDDHA BRANDブッダブランド 「ビジネス部分もキチっとやって、音楽的には妥協しない」(DEV LARGE DL aka.BoboJames)
  2. 2. 「音楽的なレベルは10段階で5」孤高のラッパー5lackに聞く、日本語ラップが“アングラ”から抜け出せないワケ
  3. 3. 【インタビュー】t-Ace 「YUME-NO-ARIKA」
  4. 4. 拝啓、MURO
  5. 5. DEV-LARGEとK DUB SHINEが揉めた“理由” 「昔から得意じゃん、はぐらかし」
  6. 6. 1990-2020 HIP HOP JOURNAL AWARD(日本語ラップアワード)
  7. 7. 「『公開処刑』は最悪だった。その気持ちを他の人に味合わせたくないから、ディスは反対」のKREVA、disrespectではなく曲で反論「曲がダサすぎる」
  8. 8. HIP HOP JOURNALの歩み
  9. 9. thaBOSS、TOKONA-Xとの一件を記す
  10. 10. 「ラッパーだったらもっと社会に文句言え」Rock甲本ヒロト「今は歌詞を聴きすぎ。僕らは音で全部聴いてた。意味なんかどうでも良かった。ロックンロールはものすごく僕を元気にしてくれたけど、元気づけるような歌詞なんか1つもない」
  11. 11. 「海外アーティストはOKで、電気グルーヴはアウト」(ダースレイダー)ここがヘンだよレコード会社
  12. 12. 元KAT-TUNの田中聖と嵐の櫻井翔、「ラッパーとしてどっちが上?」議論が再燃 ヒップホップ専門サイトはどう評価するか
  13. 13. 【読者投稿】DevLargeさんの命日に思う「DLさんと小室さんに感じる共通点」
  14. 14. 【レポート】スチャダラパー、印象深いアーティストに電気グルーヴ石野卓球、チャットモンチー、そしてBUDDHA BRAND・DL(DEV-LARGE)との思い出
  15. 15. THA BLUE HERB、AK-69やRHYMESTERはディスっていない現在、クレバを批判しているラッパーで、単独ライブで一万人以上集まるのは?日本語ラップの改革者KREVA彼に寄せられる批判に妥当性はあるか?
  16. 16. 【訃報】シャカゾンビ(SHAKKAZOMBIE)BIG-O(KING OF DIGGIN' PRODUCTION No.8 OSUMI)ことデザイナーのオオスミタケシ氏が47歳で死去
  17. 17. KREVA、盟友V6井ノ原快彦に「フリースタイルやらないの?」と聞かれて?
  18. 18. Zeebra、次女のNiziuリマの成功を自伝で予言?「ルックスもママに似て、ちょっとかわいいかもしれないから、それが将来的に身を助けてくれるかも」
  19. 19. Billboard World Digital Song Sales Chart『WORLD MONEY TOMORO feat. Nice & Smooth』が世界第1位
  20. 20. ZeebraとKJ(DragonAsh)の現在の関係性を過去の記事や動画から読み解いてみた【読者投稿】
検索
最新コメント