それは、サイプレス上野とロベルト吉野が22歳の頃、名古屋に呼ばれた時に起きた。そのイベントのラストがフリースタイルになり、ラッパー同士でマイクを回し始めた時、若手ラッパーたちが、KICK THE CAN CREWのライブのアフターで遊びに来ていたKREVAを見つけたという。
すると若手ラッパーたちは、『YO!KREVA、上がって来いよ!』『お前、フリースタイルできんのかよ?』『お前、メジャーになったらもうやんねーのか?』と煽り始めたのだ。
これに対し、KREVAはというと、「客席からKREVAさんがズトーッて上がってきて。パッとマイクを取って。『YO!お前ら、若造!』みたいな感じでずっと始まって。で、上手いから、俺らポカーンとしちゃって。KREVAさんは『俺がいま日本でいちばん稼いでいるラッパー!』ってマイクをバーン!叩きつけて帰っちゃって。みんな、ポカーンとしちゃって(笑)。みんな、楽屋行って、『KREVA、超かっけー!』とかって(笑)。完璧にやられたっていうね。やっぱり、もともと上手い人だから、俺たちもちょっと図に乗っていた部分もあって。上手すぎて。本当みんな、終わった後、その後のフリースタイルがちょっとお葬式。お通夜みたいになった」らしい。
今では親交もあり、ライブで共演もする二人だけに、互いに良き思い出といったところだろうか。
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