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2017年04月23日

発話に関する言語障害・・・3

今回は、前回のお話の続きをお伝えしますね。

前回、平成28年(2016年)1月12日から、
外国人を対象にした日本語教室で、
ボランティアを始めた話をお伝えしました。

始めた当初は、ボランティア活動を
楽しんでいたのですが、間もなく、
予想外のことが起こりました。

私が言語障害を抱えていることを知らない、
日本語教師の先生から、
「君も、日本語教師を目指してみなさい」
と、420ページもある教本を読むようにと、
勧められてしまったのです。

本を開くと、文字が非常に小さく、
読み始めると、頭痛がしたり睡魔に襲われたりして、
脳が全力で「読みたくない」と拒否しました。
それでも、睡魔と闘いながら、1日に少しずつ、
時間を掛けて頑張って読むことにしました。

努力の甲斐があって、内容の理解は難しかったものの、
3週間ほどで何とか読み切りました。


そうした中、授業を通して生徒さん1人1人が、
さまざまな日本語の壁にぶつかっていることが分かり、
私自身も、単なるお手伝いでは
物足りなさを感じるようになりました。

そこで、生徒さん向けに教材作りを行なったり、
独学で勉強したり、1人1人の悩みに向き合ったりと、
自宅で生徒さんたちのことを考える時間が多くなりました。

自分の体のことや、体調を気にする時間が確実に減り、
そのことは良かったのですが、脳への負荷が
一気に掛かりすぎてしまったようです。


しばらくすると、言語障害の症状が悪化しました。

まず、人と話しているときに、
言おうとしている言葉は頭の中にあるのに、
なぜか口からは、似ているけれど
違う別の単語が出てきてしまったり、
同様に書き間違えてしまうことが増えました。

具体例を挙げますと、
「のれん」と言おうとして「のろい」になったり、
「ねぶた(祭り)」と言うつもりが「やぶた」になったり、
というような感じでした。


このようなことが、1日に何度も続くと、
次第に憂鬱な気分になりました。

同じ時期、相手が言った言葉の意味を
きちんと理解できず、違う答えを言ってしまい、
会話がちぐはぐになってしまうこともありました。

以前は相手から何か質問されても、
頭に言葉が浮かばず、
思うように答えられなかったのですが、
少し症状が良くなって、
相手の質問に答えようとすることが
増えてきたために、出てきた症状でした。

また、人と話しているときに、
私が想定していた会話の流れから外れて、
相手が急に思いがけないことを言ったときに、
頭が真っ白になってしまい、
すぐに言葉を返すことができない
という症状もありました。

他にも、相手がポンッと冗談を言ったとき、
それが冗談であることは理解できるけれど、
何と言葉を返したら良いのかが分からず、
真顔で固まってしまい、
場の雰囲気を悪くしてしまうこともありました。

私の状態を知らない人からは、
「あなたには冗談が通じないみたいだから、
もう冗談を言うのはやめるわ」
と、直接言われてしまい、
悲しい気持ちになりました。

これら以外にも、前回お伝えした
どもりなどの他の発話の症状も、
まだ残っていました。


こうした症状について、
平成28年2月4日の診察の際に、
主治医に相談したところ、
「(治り具合から考えて)急に言われた言葉や、
冗談に対応するのは、まだレベルが高いですよ」
と、慰めて下さいました。

この頃、他に気になっていた症状としては、
発話の症状からは外れますが、
ボランティアを始めた後から、
泣くまでは行かないのですが、
頻繁に目に涙が浮かぶようになりました。

また、家事を行うペースが落ちて、
それまで以上にだらだらしがちになったり、
動くのが億劫になったりと、
生活のペースが崩れがちになりました。

これまで徐々に均衡が取れつつあった、
脳と精神と体の状態のバランスが、
脳を急激に使いすぎたせいで、
再びいびつな状態に陥ってしまったようでした。


それでも、ボランティア活動に
やりがいを感じており、
やめたいとは思いませんでした。

医師からも、
「ボランティアはぜひ続けて下さいね」
と言われ、続けることにしました。





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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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