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2016年11月01日

起立性低血圧が回復するまで

起立性低血圧と診断された5月から、
回復するまでの10月にかけて、
どのような経過をたどったのか、
また、どのような対処法を私が取ったのかを、
ここではお伝えしようと思います。

起立性低血圧の治療と並行して、
肝心の鉄欠乏性貧血の治療も、同じ病院で受けていました。
処方されたのは、産婦人科と同じくフェロミア錠50mgです。

これと、「リズミック」という起立性低血圧の薬、
それから血清鉄の数値を上げやすくするビタミンB12、
鉄の吸収を良くするビタミンCの2種類のサプリメントを、
薬局で購入して飲んでいました。

ちなみに血清鉄は、5月18日に受診した総合病院での
血液検査の結果を見ますと、数値は「57」でした。
血清鉄の値は、一般的に100前後が正常値ですので、
約半分しかなかったということになります。


それでは、起立性低血圧が回復するまでの
過程を綴っていきます。
(鉄欠乏性貧血による症状については、
ここでは触れないことにします)


まず、上記の全種類の薬やサプリメントを飲み始めたのは、
6月23日のことでした。

その後2週間の間に、下記のような変化がありました。
○立ちくらみの回数が減った ○寝付きと寝起きが良くなった
○食欲が少し出てきた ○頭痛と便秘の症状がなくなった
○だるさが取れた ○動悸の回数が減った
○頬に少し血色が出てきて、悪寒と胸痛、食後の体調不良が
治まる。

※食後の体調不良とは、食事をすると胃に血液が集まって、
その影響で血圧が低下するため、食後に具合が悪くなる
状態のことです。しばらく横になってからでないと、
立ち上がることができませんでした。


ビタミンB12とビタミンCのサプリメントを
飲み始めてからというもの、
短期間でどんどん体調が改善したので、
この調子だと、夏前には治るのではないかと、
期待をしてしまうほどでした。


ところが、3週目に入った7月上旬、
梅雨が明けて本格的な夏に突入しました。
すると、すぐに頭痛や食欲不振、立ちくらみ、
頻繁な動悸の症状がぶり返しました。

医師が心配していたとおりになったのです。

それから間もなく、自宅で立っている時に、
とつぜん目の前が真っ暗になり、
膝から体が崩れて転倒することが、
毎日1〜2度、起こるようになりました。

8月に入ると、体のふらつきや吐き気の症状も
ぶり返しました。
脈拍も、1分間に100を超える頻脈状態になり、
酸素缶をよく吸っていました。

これらの症状に対し、初めの頃は、
着圧ソックスを毎日履いていました。
しかし、しばらくして履くのをやめました。

履いている間は調子が良いのですが、
脱ぐと途端に調子が悪くなり、その差が
辛く感じるようになったからです。

気温が非常に高い日中は、こまめに水分補給しながら、
ほとんど毎日、冷房の掛かった自宅で過ごしていました。
(それでも、猛暑の期間中は自宅でよく倒れていました)

外出をするのは、日が落ちた夕方6時半以降でした。
買い物などに出かけたり、運動不足解消のため、
自宅周りを歩いていました。

起立性低血圧では、しっかり歩いて
ふくらはぎの筋肉を鍛えると、
心臓に血液が戻りやすくなり、回復が早まると、
ネットに書かれていたからです。

そうした中、8月中にどうしても、
日中に出かけないといけない日があり、
1人で外出したところ、外で倒れてしまい、
ちょっとした騒ぎになってしまいました。

幸い、しばらく横になっていたら体調が落ち着いて、
自宅に帰ることができましたが、
以来、1人での外出は避けるようになりました。


このように、今振り返ってみても
大変な日々を送りましたが、秋が少し近づいた
8月の終わり頃から、症状が徐々に落ち着いてきました。

9月中は、週に何度か立ちくらみを起こしたり、
ときどき虚血状態になることはありましたが、
食欲不振以外の体の症状は取れました。

実は8月下旬と9月中頃、公民館主催の
「ヨガの体験教室」に2回参加しました。

ヨガのゆったりした動きや呼吸法、筋肉を鍛える運動、
それから教室でBGMとして掛かっていた、
自律神経を整える効果があるという音楽が良かったのか、
体長改善の大きなきっかけになりました。


すっかり涼しくなった10月上旬には、
脈拍の回数がふだんの60台にまで落ちました。
そうして、立ちくらみや虚血の状態がなくなった
10月の終わりに、起立性低血圧の治療が終わりました。

本当に長く感じられた夏でした。

最後にS医師からは、
「来年の夏も、また症状が出たらおいで」
と言われましたが、幸い、再発はしませんでした。


ところで、この期間中に大きな出来事がありました。
この病院で、鉄欠乏性貧血の治療が
開始してから、約2ヶ月が経った7月11日。
鉄剤の効果を見るために、血液検査を受けました。

結果が出たのは、7月18日でした。
ヘモグロビンの数値は12.8で、
やはり5月に受けた血液検査の14.5という
数値は、実際の状態よりもはるかに
高めであったことがはっきりしました。

とはいえ、この時の数値も、
正しくこの頃の体の状態を示していたのか、
今となってはよく分からないのですが、
正常値の14から比べると、明らかにまだ、
貧血の状態を示す数値でした。


ところが、困ったことが起こりました。
起立性低血圧の原因と言われる血清鉄の
数値を上げるために、
ビタミンB12を飲んでいたところ、
効果が出すぎたのか、2ヶ月前の58から、
何と118にまで上がっていたのです。

フェリチンはこの時、65.8でした。

ヘモグロビンとフェリチンの数値から見れば、
まだまだ鉄剤の投与が必要な状態だったはずでした。

ところが、この結果を見たS医師からは、
次のように言われてしまったのです。

「血清鉄の値が118まで上がったから、
もう鉄剤を飲むのはやめた方がいいね。
これ以上鉄剤を飲むと、値が増えすぎて、
臓器に鉄が沈着してしまう可能性があり危険だ。

フェリチンの値も65もあれば十分だろう。
ヘモグロビンも12.8になったから、
もう貧血はだいじょうぶだよ」

この時、私はこの医師に、
「ヘモグロビンもフェリチンも、
まだ正常値に達していないので、
引き続き鉄剤を処方して下さい」と、
お願いすることができませんでした。

こうして、こちらの病院でも、
とつぜん鉄欠乏性貧血の治療が
終わってしまいました。

この次の記事では、この事態を引き起こした、
血清鉄について書きたいと思います。




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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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