アフィリエイト広告を利用しています
RSSリーダーで購読する

広告

posted by fanblog

2017年06月06日

聞くことに関する症状と読み書きとの関係

前回は、人が大勢いる中で1人の話を
注意深く聞くことができる能力を指す、
「カクテルパーティ効果」について
お伝えしました。

今回も、「人の話を聴くのが苦手」、
「人の話が頭に残らない」など、
聞くことに関する症状をテーマに、
お伝えしようと思います。

「フリーズする脳」の著書、築山氏によれば、
「話を聞く」ことに関する症状がある場合は、
前回お伝えしたトレーニングに加え、
「新聞のコラムの書き写しと音読」と、
「中に出てきた単語をできるだけたくさん
思い出すという訓練」を続けると良いそうです。

「聞くことに関する症状と読み書きに、
どのような関係があるの?」と、
疑問に思われた方がいらっしゃるかもしれません。

その理由について、築山氏は本の中で、
つぎのように述べています。

(以下、抜粋)
 英語を勉強するときのことを
改めて思い出してみて下さい。
ヒヤリングの能力を向上させるには、
英語を「書き慣れる」「読み慣れる」
ことが必要です。
 これはごく簡単に言えば、脳の言語中枢の
中で、聞く方と話す方がバラバラに
あるのではなく、解釈する部分を挟んで
一連の流れになっているからで、
日本語を聴き取る力を高めるときにも、
この構造を利用することが有効だと
考えられます。
 

築山氏は注意点として、読み書きを行う際には
「内容を理解して、風景を思い浮かべながら」
行うことが大切だと勧めています。
ただ言葉を追うだけでは、記憶に残りにくい
からだそうです。


この箇所を読んだ私は、効果に期待しながら、
さっそく新聞の記事を音読してみました。
すると、新たにショックな症状が
明らかになりました。

たどたどしく、言葉がつかえてばかりで、
なかなか読み進めることができなかったのです。
さらに、目では漢字をきちんと捉えて、
読み方も分かっているにもかかわらず、
なぜか口に出すと、全く違う言葉が出てきたり、
言い間違えたりしてしまい、
まともに音読をすることができませんでした。

この約2年前、思うように言葉を話せなかった
時期は、反対に、紙に書いた言葉は比較的、
すらすらと読むことができていました。

いつから、音読が苦手になってしまったのかは
分かりませんでしたが、1つ言えることは、
しばらくの間、音読をしていなかった
ということでした。

ショックを受けながらも、私はその後、
2週間くらいはほぼ毎日、新聞記事の音読を
続けました。しかし、やがて音読をするのを
やめてしまいました。読んでいる最中、
つかえたり間違えたりしてばかりいる
自分の声を聞くのが辛くて、
嫌になってしまったからです。

というのも、中学時代に私は、国語の先生から
「あなたは音読が上手ね」と褒められたことがありました。
先生の言葉がきっかけで、大人になってから
高齢者を対象に読み聞かせのボランティアを行うなど、
人前で本を読む機会が多くありました。

そうした経験があるだけに、音読が下手になった
状態を受け入れることができませんでした。

このとき、音読をやめてしまったことを、
後で後悔することになるのですが、その話は
改めてお伝えしようと思います。

音読は挫折しましたが、「フリーズする脳」を
読んだことがきっかけで、私はそれまで以上に、
読み書きに力を注ぐようになりました。

そして、4つの言語機能すべてを向上させて
いくことを、日常生活の中で意識しつつ、
「読む」→「書く」→「聞く」→「話す」の順に、
機能を回復させることにしました。

つまりは、4つの機能を少しずつ底上げしつつも、
1つずつ順番に焦点を当て、重点的に回復に向けて
取り組んでいくと決めたのです。

このやり方は、効率が良かったようで、
この後、回復の速度が上がっていきました。

ただ、私と同じように言語に関する症状が
ある場合でも、症状や状態には個人差がありますので、
参考程度に捉えて頂ければと思います。




これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0


ブログ記事の無断転載を禁じます。

このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。




この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6342923
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
のりさんの画像
のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
プロフィール
お問い合わせはこちらから https://form.os7.biz/f/192cd280/ こちらからもどうぞ QR.jpg
ファン
検索
<< 2023年03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
最新コメント
毎日違うことをする by のり (04/01)
毎日違うことをする by 通りすがり (03/23)
鍼灸治療・・・3 by のり (03/16)
鍼灸治療・・・3 by ゆみ (03/14)
栄養の吸収と体重の関係 by のり (12/20)
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
RSS取得
QRコード
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。