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posted by fanblog

2016年10月27日

フェリチンってなに?・・・1

これから2回にわたって、フェリチンについて説明します。

少し、専門的な言葉が出てきますので、
難しく思われるかもしれませんが、
鉄欠乏性貧血を治す上で、
とても大事なことが書かれていますので、
しっかり読んで頂ければと思います。

大人の男性の体内には、約4000mg、
女性の体内には、約2500rの
鉄があると言われています。


ふだん、食事から鉄分を摂取すると、
そのうちの4分の3の鉄分は、
ヘモグロビンに運ばれます。


ヘモグロビンとは、鉄を含むヘムと、
グロビンというタンパク質が結びついた
複合タンパク質で、
血液中の赤血球の中に存在します。
酸素の運搬、酸素の貯蔵、酸素の受け渡しという
役割を果たしています。


貧血になると、息切れがしやすくなるのは、
このヘモグロビンの減少によって、
体内に運ばれる酸素の量が減るからです。



さて、残りの4分の1の鉄分は、
血清鉄、組織鉄、貯蔵鉄として蓄えられます。
血清鉄は、血液中の成分である血漿の中にある鉄。
組織鉄は、皮膚や筋肉にある鉄です。

貯蔵鉄とは、体内に鉄分が過剰に入ってきた時に、
臓器に鉄が溜まってさびてしまうのを防ぐため、
水溶性のフェリチンや、不溶性のヘモデジリンの
形に姿を変えて、おもに肝臓に蓄えられた鉄のことです。


妊娠・出産による出血や、病気や怪我などで、
急な出血が起きた時のために、
日頃から蓄えているのです。


これらについては、このサイトの説明がわかりやすいです。
http://www.chugokuh.johas.go.jp/kensa/blood/ida98/ida98.html



はじめの方に書きましたが、
鉄の供給量が損失量を上回っている場合は、
貧血になることはありません。


鉄は人間の体にとって、非常に重要な成分なので、
不足するのを防ぐために、
生理や微量に出血した場合を除き、
体内でリサイクルをして、体の外に鉄が出ない
仕組みになっているからです。


ところが、妊娠・出産、病気や怪我などで、
大量に出血をしてしまったとします。
そうすると、まずは万が一に備えて
これまで蓄えてきた、貯蔵鉄が使われます。


貯蔵鉄が底をついてくると、
次に、血漿成分の中にある血清鉄が使われます。
この頃から、徐々にヘモグロビンが減り始めます。


それでも足りないと、今度は皮膚や筋肉の中にある
組織鉄が使われ始めます。
ここまで来ると、ヘモグロビン値も10を切ってしまい、
ようやく病院などで「鉄欠乏性貧血ですね」と
診断されるのです。


おさらいすると、
出血などで血液が失われると、

貯蔵鉄→血清鉄→組織鉄→ヘモグロビン

の順に、鉄が使われます。


つまり、ヘモグロビンの値が10を切る頃には、
残りの3つの鉄は、ほぼ底をついた状態なのです。

説明が長くなるので、次の記事に続きます。


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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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お問い合わせはこちらから https://form.os7.biz/f/192cd280/ こちらからもどうぞ QR.jpg
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