体外受精において黄体補充が必要な理由
現在は、体外へと卵子・精子を取り出し、受精させ、胚盤胞へ至るまでの胚培養が可能となっている。
黄体補充はその胚を子宮内へ戻す際に、子宮内膜の良好な着床環境を形成・維持する重要な役割を果たす。
黄体補充の方法
黄体自体に刺激を与えて内因性のプロゲステロンの分泌を促す方法と、プロゲステロン自体を外因性に補充する方法があります。
内因性プロゲステロン分泌を促す方法
hCGを投与、黄体を活性化させることによりプロゲステロン分泌をおこす。
注)hCG投与は卵巣過剰刺激症候群のリスクが高いため使えないことがある。
外因的にプロゲステロンを補う方法
プロゲステロンそのものを投与する方法
経口投与
簡単だが、腸からの吸収がわるく肝臓で代謝されるため10%程度しか体内にとどまらない。眠くなりやすく、日本には現在はない。
注射投与
プロゲステロン筋注を25〜50mg/日で連日投与(油性製剤)
発赤・腫脹・硬結・アレルギー反応がおこりやすい。
経腟投与
筋注と比べて妊娠率は同等、痛みが少なく簡単、全身の副作用もすくなめ。かぶれや不快感は起こることがある。
ルティナス膣錠、ウトロゲスタン、ルテウム、ワンクリノンなどがあり患者のニーズに合わせる。
ちなみに妊娠反応4週の時点で黄体ホルモン補充を終了しても妊娠率に影響はないそうですが、実際には胎嚢が確認されるまで継続されることが多いようです。
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