2022年02月13日
褥瘡
@褥瘡とは?
A褥瘡の原因は?
B褥瘡の症状は?
C褥瘡の診断や治療は?
A褥瘡の原因は?
B褥瘡の症状は?
C褥瘡の診断や治療は?
@褥瘡とは?
褥瘡は、臨床的には、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものをいいます。一般には床ずれとも呼ばれます。「褥創」と書かれることもありますが、日本褥瘡学会は、「創」の字が局所的な創傷を表すのに対し「瘡」の字が全身的な病態を表すとして、後者の使用を推奨しています。
褥瘡についてはこちらが分かりやすいです。
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A褥瘡の原因は?
褥瘡の原因は、大きく分けて4つあります。
同じ体位による長時間の圧迫:長時間同じ体位でいることで、特に骨の出ている場所が圧迫され、血流が悪くなって褥瘡が発生します。
皮膚への摩擦:ベッドのギャッチアップをした時の身体のずり落ちやシーツや衣服のシワで、皮膚に摩擦が起きて褥瘡ができやすくなります。
不衛生な皮膚の状態:おむつ等によって皮膚が汚れていたり、汗や排泄物などで湿っていたり、不衛生な状態が続くと褥瘡ができやすくなります。
栄養不良:栄養が十分に取れていないと、筋肉や脂肪が減ってしまい、また皮膚がむくんで傷つきやすくなるため、褥瘡発生のリスクが高くなります。さらに、低栄養状態では免疫力や回復力も低下するので、褥瘡が治りにくくなってしまいます。
褥瘡の原因についてはこちらが分かりやすいです。
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B褥瘡の症状は?
床ずれが起きやすい部位の皮膚は、毎日観察を行う必要があります。床ずれの深さにより皮膚の症状は異なります。
発赤:皮膚に持続する赤みが出現します。初期の床ずれは持続する皮膚の赤みだけが症状です。この状態で治癒することも、進行して深い床ずれとなることもあります。
びらん・水疱:床ずれが進行すると皮膚に水疱が生じたり、びらんが発生します。
黒い皮膚壊死:周辺の発赤が認められ炎症が強い状態です。周辺の発赤が認められ 炎症が強い状態 膿瘍が皮膚の下に認められます。さらに進行すると皮膚が壊死し、血行がなくなり黒色の皮膚壊死となります。周辺に炎症、膿瘍などを合併することがあります。
黄色い壊死組織:黒い壊死した皮膚を切除しても、黄色い皮下の壊死組織が残ります。
褥瘡の症状についてはこちらが分かりやすいです。
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C褥瘡の診断や治療は?
褥瘡の重症度を計る方法として「DESIGN-R」という方法が広く使われています。床ずれの深さ、浸出液の程度、大きさなどの項目をそれぞれ点数化し、合計点で重症度を計る方法です。治療中の経過を点数で比較することで、床ずれが改善しているかどうかを客観的に確認することができます。
日本褥瘡学会は、2002年に深さ(D)、浸出液(E)、大きさ(S)、炎症(I)、肉芽(G)、壊死組織(N)、ポケット(P)の7項目からなる、褥瘡の評価ポイント(DESIGN)を発表し、これは広く日本の病院で普及しました。
2008年、さらにこれらの項目に重み付け(Rating)を行い、症例間の比較も可能にする評価方法が発表されました。これが「DESIGN-R」という方法です。
あまりに細かな評価は一般の方には必要ないと思いますが、ぱっと見て、どういう床ずれを重症と考えるかの判断ができれば役に立つかと思います。
一般社団法人日本褥瘡学会は、慣習的な診療や診療担当者の経験のみに頼るのではなく、科学的な根拠に基づく診療の実践に早くから取り組んでいます。その一環として、これまでに褥瘡診療ガイドラインと一般向けのガイドブックを編纂してきました。
褥瘡の治療は、1)保存的治療(外用薬剤(ぬり薬)や創傷被覆材(ドレッシング材))、2)物理療法、3)外科的治療(手術療法に分けられます。原則としてガイドラインに沿い、適宜アルゴリズムを使用しながら、最も適切であると判断される治療を進めていきます。
褥瘡の診断や治療についてはこちらが分かりやすいです。
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