2016年08月18日
漫画『異世界居酒屋「のぶ」』1巻の感想とあらすじ
『異世界居酒屋「のぶ」』1巻の感想。
異世界居酒屋「のぶ」
原作:蝉川夏哉
作画:ヴァージニア二等兵
掲載:カドカワコミックス・エース
1巻発売日:2015年12月26日 既刊2巻
中世欧州のような街並みが広がる城壁の古都アイテーリア。通りを外れ裏路地を進むと一風変わった佇まいをした店がある。衛兵のハンスが同僚のニコラウスに誘われ訪れたその店は、居酒屋「のぶ」。見た事もない文字で書かれた看板を掲げ、高給なガラスを使った扉をした店に足踏みするハンス。ニコラウスに引かれ店に入ると、異国を思わせる不思議な空間が広がっており、そこには店主のノブと給仕のシノブがいた。ニコラウスに「トリアエズナマ」を薦められ、ハウスはそれを口にするとすぐに虜になり、出てくる見た事も聞いた事もない料理に感動し続けることに。
異世界に現れた居酒屋「のぶ」を舞台に、この店に訪れたアイテーリアのお客が今まで味わったこともない料理に感動し虜になっていく姿をただ見てるだけの異世界グルメファンタジーです。なかには問題や悩みを抱えて訪れるお客もいるんですが、タイショーの料理とシノブの接客と落ち着く空間に癒され幸せな顔をしてましたね。ファンタジーですけど冒険なんてものは一切なく、ひたすら異世界のお客が居酒屋の料理を食べてるだけです。異世界の人間にとっては未知との遭遇になるわけですからこれも一種の冒険になるのかな?
小説のコミカライズ作品ですが、私はそのことを知らずに漫画から入りました。最近流行りの異世界モノの中でも特殊ですね。人だけでなく店一軒丸ごとですから。のぶたちが異世界にきた経緯は全く書かれてなかったので分かりませんけど、大きな事件や陰鬱な空気はなく、ほのぼのした温かくなる話ばかりでした。
カルチャーショックを受けるお客さんたちが面白いです。訪れる客が次々とキンキンに冷えた「トリアエズナマ」の虜になっていきます。出てくる料理はえだ豆、おでん、から揚げなど馴染みのあるものばかりです。リアクションは美味しそうな表情で感動を語りながら食べる普通の表現もありますが、背景に宇宙が広がったり、騎士物語が語られたりと『食戟のソーマ』のような手法で美味しさを表現することももあります。彼らの新鮮なリアクションを見てたら自然と微笑んでいました。
作画をヴァージニア二等兵という変わった名前の方が担当してるんですが、絵が非常に上手いです。料理や盛られている器が丁寧に描かれているのでとても美味しそうに見えます。それに料理だけでなく、その料理を頬張ったときの味に驚いた表情や、美味しさにほころばせる表情、一心不乱にかっこむ姿、そしてキューっとお酒を一杯やる姿など、人の表情や動作もしっかり描いているので美味しさが分かり易く伝わってきます。馴染みある料理ばかりなんですけど、あんなに感動してる姿は今の自分にとっては新鮮に見えて、あらためて食べたくさせてくるので少し困りますね。
面白いです。ファンタジーではありますけど、ジャンルとしてはグルメ漫画になるんでしょうね。舞台が外国でも良かったんじゃないかなとも少し思いましたけど、異世界設定の方が新鮮なリアクションを引き出しやすいですよね。ひと昔前なら欧州設定でも良かったんでしょうけど、今時は欧州に持って行ってもあそこまでは驚かないでしょうし。
1巻は終始ほのぼした心温まる話が続きました。話しは好みなのでこのままの流れで進むのもありですけど、せっかくの異世界設定を生かして一味加えるのもありだなと思いました。あと異世界に来た経緯も気になってます。
居酒屋に行って肴をつまみながら一杯やりたくなりますね。暑い日が続いてますけど、食欲を湧かせてくれるのでちょっとありがたかったりもします。しのぶちゃんは可愛いですし、タイショーも渋くてかっこよく、他のキャラもユニークで面白いです。異世界でのグルメと人情話、良かったです。
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異世界居酒屋「のぶ」
原作:蝉川夏哉
作画:ヴァージニア二等兵
掲載:カドカワコミックス・エース
1巻発売日:2015年12月26日 既刊2巻
中世欧州のような街並みが広がる城壁の古都アイテーリア。通りを外れ裏路地を進むと一風変わった佇まいをした店がある。衛兵のハンスが同僚のニコラウスに誘われ訪れたその店は、居酒屋「のぶ」。見た事もない文字で書かれた看板を掲げ、高給なガラスを使った扉をした店に足踏みするハンス。ニコラウスに引かれ店に入ると、異国を思わせる不思議な空間が広がっており、そこには店主のノブと給仕のシノブがいた。ニコラウスに「トリアエズナマ」を薦められ、ハウスはそれを口にするとすぐに虜になり、出てくる見た事も聞いた事もない料理に感動し続けることに。
異世界に現れた居酒屋「のぶ」を舞台に、この店に訪れたアイテーリアのお客が今まで味わったこともない料理に感動し虜になっていく姿をただ見てるだけの異世界グルメファンタジーです。なかには問題や悩みを抱えて訪れるお客もいるんですが、タイショーの料理とシノブの接客と落ち着く空間に癒され幸せな顔をしてましたね。ファンタジーですけど冒険なんてものは一切なく、ひたすら異世界のお客が居酒屋の料理を食べてるだけです。異世界の人間にとっては未知との遭遇になるわけですからこれも一種の冒険になるのかな?
小説のコミカライズ作品ですが、私はそのことを知らずに漫画から入りました。最近流行りの異世界モノの中でも特殊ですね。人だけでなく店一軒丸ごとですから。のぶたちが異世界にきた経緯は全く書かれてなかったので分かりませんけど、大きな事件や陰鬱な空気はなく、ほのぼのした温かくなる話ばかりでした。
カルチャーショックを受けるお客さんたちが面白いです。訪れる客が次々とキンキンに冷えた「トリアエズナマ」の虜になっていきます。出てくる料理はえだ豆、おでん、から揚げなど馴染みのあるものばかりです。リアクションは美味しそうな表情で感動を語りながら食べる普通の表現もありますが、背景に宇宙が広がったり、騎士物語が語られたりと『食戟のソーマ』のような手法で美味しさを表現することももあります。彼らの新鮮なリアクションを見てたら自然と微笑んでいました。
作画をヴァージニア二等兵という変わった名前の方が担当してるんですが、絵が非常に上手いです。料理や盛られている器が丁寧に描かれているのでとても美味しそうに見えます。それに料理だけでなく、その料理を頬張ったときの味に驚いた表情や、美味しさにほころばせる表情、一心不乱にかっこむ姿、そしてキューっとお酒を一杯やる姿など、人の表情や動作もしっかり描いているので美味しさが分かり易く伝わってきます。馴染みある料理ばかりなんですけど、あんなに感動してる姿は今の自分にとっては新鮮に見えて、あらためて食べたくさせてくるので少し困りますね。
面白いです。ファンタジーではありますけど、ジャンルとしてはグルメ漫画になるんでしょうね。舞台が外国でも良かったんじゃないかなとも少し思いましたけど、異世界設定の方が新鮮なリアクションを引き出しやすいですよね。ひと昔前なら欧州設定でも良かったんでしょうけど、今時は欧州に持って行ってもあそこまでは驚かないでしょうし。
1巻は終始ほのぼした心温まる話が続きました。話しは好みなのでこのままの流れで進むのもありですけど、せっかくの異世界設定を生かして一味加えるのもありだなと思いました。あと異世界に来た経緯も気になってます。
居酒屋に行って肴をつまみながら一杯やりたくなりますね。暑い日が続いてますけど、食欲を湧かせてくれるのでちょっとありがたかったりもします。しのぶちゃんは可愛いですし、タイショーも渋くてかっこよく、他のキャラもユニークで面白いです。異世界でのグルメと人情話、良かったです。
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