2016年08月13日
漫画『はたらく細胞』1巻の感想とあらすじ
『はたらく細胞』1巻の感想。
はたらく細胞
著者:清水茜
掲載:月刊少年シリウス
1巻発売日:2015年7月9日
ここは人の体の中、今日も細胞たちは元気に働いています−−。
体のあちこちに酸素を配達している新人の赤血球は、突如現れた肺炎球菌の襲撃を受けるも、駆除のために現れた白血球によって危機を救われる。その後、仕事に戻った赤血球だったが、まだ新人のため道が分からず迷ってしまった。そこで、誰かに道を尋ねようと近くの部屋に入ってみると、そこにはついさっき白血球が駆除し損ねた肺炎球菌が・・・。赤血球は再度襲われそうになったものの、またもや白血球が颯爽と現れ危機を脱する。菌には再び逃げられ、今度は赤血球の運ぶ酸素に紛れて肺にまで到達してしまうが、またまた現れた白血球との攻防の末、くしゃみミサイルによって体外に排出することに成功したのだった。
上のあらすじだけだと意味わからないかもしれませんが、いわゆる細胞の擬人化漫画です。日々私たちの体の中で休むことなくせっせと働いている存在、赤血球や白血球などの細胞約37兆個(だっけ?)の日常風景を描いた作品です。
専門用語が数多く出てきますけどそれほど難しくはなく、細胞は擬人化されて描かれていることもあって、それぞれの働きや体の中で起こってることが一層解り易く表現されています。
魅力的で個性強すぎなキャラクターが多数登場するのが特徴。メインキャラの赤血球の娘(表紙の赤い方)はドジっ娘だけど一生懸命働いている姿はとても可愛く、白血球(表紙の白い方)はクールで頼りになるかっこいい男性(?)です。他にも多くの細胞が様々な人の姿になって登場します。
「北斗の拳」に出てきそうないかつい姿をしているエフェクターT細胞さん、この作品の癒しである可愛いちびっこお子様集団の血小板、誰彼かまわず電池切れまで襲って暴れて辺り一帯を壊滅させてしまう見た目ロボットのステロイド。ほんわかしたマクロファージさんはお美しい姿をしたお姉さんなんですが、白血球の一種なので返り血をあびながら暴れまくってましたね。あとヘルパーT細胞、キラーT細胞、記憶細胞、B細胞、マスト細胞などほんと多いです。
体を襲う様々な脅威はモンスターや災害として描かれてます。黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、緑膿菌などの細菌は見るからに悪役といったモンスターとして襲ってきます。体の外は宇宙として認識されていためエイリアンのようにも見えますね。
体を襲うのは細菌ばかりではありません。スギ花粉症を起こすアレルゲン、インフルエンザウイルス、すり傷(擦過傷)は災害のような形で描かれてます。スギ花粉症によって引き起こされた涙という名の大洪水まで。
こういった脅威に白血球たち体の中にいる細胞さんたちが立ち向かっていくという話なのですが、かなり血生臭いバトルをするのでちょっと怖いです。白血球の血管すり抜けや、血球によって傷を塞ぐ二次血栓など、役割、特性などをユニークに描いているので楽しんで学べますね。
説明・解説が少し多いのでくどいなと感じることもありますが、おおむね楽しんで読むことができました。細胞の擬人化という設定、個性豊かすぎるキャラ、ユニークに伝える体の中の出来事など見所は多かったです。細胞という題材を扱っているのでネタも多そうですね。今後キャラが増え過ぎてごちゃごちゃしてしまう恐れはありますが、1巻としての出来は良かったと思います
強くイメージするだけでも体は良くも悪くも反応するようですから、体調悪いなと感じたら読んでみるのもいいかもしれません。体の中でケンシロウみたいのが戦ってくれてると想像したら、とても心強いですからね。
【eBookJapan】はたらく細胞
↑ここで立ち読みもできます
はたらく細胞
著者:清水茜
掲載:月刊少年シリウス
1巻発売日:2015年7月9日
ここは人の体の中、今日も細胞たちは元気に働いています−−。
体のあちこちに酸素を配達している新人の赤血球は、突如現れた肺炎球菌の襲撃を受けるも、駆除のために現れた白血球によって危機を救われる。その後、仕事に戻った赤血球だったが、まだ新人のため道が分からず迷ってしまった。そこで、誰かに道を尋ねようと近くの部屋に入ってみると、そこにはついさっき白血球が駆除し損ねた肺炎球菌が・・・。赤血球は再度襲われそうになったものの、またもや白血球が颯爽と現れ危機を脱する。菌には再び逃げられ、今度は赤血球の運ぶ酸素に紛れて肺にまで到達してしまうが、またまた現れた白血球との攻防の末、くしゃみミサイルによって体外に排出することに成功したのだった。
上のあらすじだけだと意味わからないかもしれませんが、いわゆる細胞の擬人化漫画です。日々私たちの体の中で休むことなくせっせと働いている存在、赤血球や白血球などの細胞約37兆個(だっけ?)の日常風景を描いた作品です。
専門用語が数多く出てきますけどそれほど難しくはなく、細胞は擬人化されて描かれていることもあって、それぞれの働きや体の中で起こってることが一層解り易く表現されています。
魅力的で個性強すぎなキャラクターが多数登場するのが特徴。メインキャラの赤血球の娘(表紙の赤い方)はドジっ娘だけど一生懸命働いている姿はとても可愛く、白血球(表紙の白い方)はクールで頼りになるかっこいい男性(?)です。他にも多くの細胞が様々な人の姿になって登場します。
「北斗の拳」に出てきそうないかつい姿をしているエフェクターT細胞さん、この作品の癒しである可愛いちびっこお子様集団の血小板、誰彼かまわず電池切れまで襲って暴れて辺り一帯を壊滅させてしまう見た目ロボットのステロイド。ほんわかしたマクロファージさんはお美しい姿をしたお姉さんなんですが、白血球の一種なので返り血をあびながら暴れまくってましたね。あとヘルパーT細胞、キラーT細胞、記憶細胞、B細胞、マスト細胞などほんと多いです。
体を襲う様々な脅威はモンスターや災害として描かれてます。黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、緑膿菌などの細菌は見るからに悪役といったモンスターとして襲ってきます。体の外は宇宙として認識されていためエイリアンのようにも見えますね。
体を襲うのは細菌ばかりではありません。スギ花粉症を起こすアレルゲン、インフルエンザウイルス、すり傷(擦過傷)は災害のような形で描かれてます。スギ花粉症によって引き起こされた涙という名の大洪水まで。
こういった脅威に白血球たち体の中にいる細胞さんたちが立ち向かっていくという話なのですが、かなり血生臭いバトルをするのでちょっと怖いです。白血球の血管すり抜けや、血球によって傷を塞ぐ二次血栓など、役割、特性などをユニークに描いているので楽しんで学べますね。
説明・解説が少し多いのでくどいなと感じることもありますが、おおむね楽しんで読むことができました。細胞の擬人化という設定、個性豊かすぎるキャラ、ユニークに伝える体の中の出来事など見所は多かったです。細胞という題材を扱っているのでネタも多そうですね。今後キャラが増え過ぎてごちゃごちゃしてしまう恐れはありますが、1巻としての出来は良かったと思います
強くイメージするだけでも体は良くも悪くも反応するようですから、体調悪いなと感じたら読んでみるのもいいかもしれません。体の中でケンシロウみたいのが戦ってくれてると想像したら、とても心強いですからね。
はたらく細胞(1) (シリウスKC) 清水 茜 講談社 2015-07-09 売り上げランキング : 1565
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【eBookJapan】はたらく細胞
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