2018年03月02日
漫画『空男 -ソラダン-』1巻の感想とあらすじ 女性ばかりのCAの世界に飛び込んだ高卒男子の奮闘を描いた青春フライトストーリー
『空男 -ソラダン-』1巻の感想。
空男 -ソラダン-
著者:糸川 一成
掲載:モーニング
1巻発売日:2017年12月21日
母一人子一人の家庭で育った男子高校生の空賀カケル(くが かける)。父親が借金だけを残して蒸発したことで、母は昼夜を問わず働き続け、カケルも母を助けるためにバイトを入れる毎日。将来の夢なんてモノは何も無く、適当な仕事について適当に生きていくのだろうと考え、すでに人生を諦めて日々を送っていた。
そんなある日、修学旅行で生まれて初めて飛行機に乗ったカケルは、ちょっと意地悪なCAの妃(きさき)と出会い、彼女を通して空で働くことの魅力を知り、「空の世界で働きたい」と強く思うようになる。
空の仕事を調べ、高給のパイロットを目指そうとするも、莫大な学費と高い英語力という壁が立ち塞がり、挑戦さえ出来ずに諦めかけていた。しかし、妃がメモ代わりにした名刺を頼りに、パイロットの高殿に連絡をとったところ、男でもCAになれることを知る。
高卒でも採用している日本アイランド航空の試験を受けられることになったカケルは、男女比1:99と言われる女社会の世界へ、空への熱い想いを抱いて果敢に飛び込んでいくのだった。
貧しい母子家庭に育った男子高校生が、修学旅行で飛行機に乗ったことをきっかけに、空の世界に魅了され、超ド級の女社会であるCAとなって空高く青春を翔ける物語。
高卒男子がキャビンアテンダントを志す青春フライトストーリー。帯での謳い文句は「高卒18歳男子、CAとして空を翔る!人にはきっとある。死ぬない理由になるほど自分を生かしてくれる仕事が。」。週刊漫画雑誌「モーニング」の2017年44号から連載開始。
作者は「第71回ちばてつや賞」において、『ブラック企業新卒 座敷山童子の入社』で奨励賞を受賞した漫画家・糸川一成(いとかわ いっせい)先生。
女性の割合が圧倒的に高い職場や学校というのは、男性ばかりの世界で生きてる人にとっては、羨ましく見えるのだそうです。でも、実際はそれほど良いものではなく、むしろ苦労の方が多かったりします。肩身は狭く、力仕事を押し付けられ、なにより人間関係が非常にめんどくさい。あと、イケメン以外は自分がモテない事実を何度も突き付けられる非常な世界。
私がかつて通っていた高校は、共学になってまだそれほど年が経っていなかったので、女性が7割以上占めていました。最初はちょっとだけ期待に胸を膨らませてもいたのですけど、半年もたたないうちに、少し距離のある男子校に行ってれば良かったなと後悔してましたね。ただ、精神面は確実に鍛えらた・・・。
男からしたら未知との遭遇と同義。よかれと思ってやったことでさえ、それが地雷となることもありますから、飛び込むなら女性の性質を知っておくことは必須でしょうね。
さて本日は、日本ではほぼ完全に女社会である「キャビンアテンダント」の世界に、熱意だけで飛び込んだ少年の姿を描いた『空男』という漫画を紹介させていただきます。
どんな内容かと言いますと、家庭環境のせいで人生に夢も希望も抱けずにいた男子高校生が、始めて乗った飛行機がきっかけで空の仕事に興味を持ち、パイロットは色々な事情から目指せないことから、男の身でCAの世界に飛び込み、周囲は自分以外みんな女性ばかりの職場で奮闘するお話。
「CA(キャビンアテンダント)」をテーマとし、日本ではまだ珍しい男性CAを主人公に据えた業界お仕事漫画。青春の爽やかさと、スポ根的な熱さを感じられる作品です。
主人公は人生を諦めていた18歳の少年・空賀カケル(くが かける)。父親がギャンブルで借金作ったあげくに蒸発したせいで、母は昼も夜も働き詰め。カケルもバイトを掛け持ちしないとやってけないぐらい貧しい家庭環境であり、夢も希望も見出せない状況ですけど、母子関係はとても仲が良く、母親想いの優しい性格だったりします。
当初は行く気のなかった修学旅行に、それは「大事なモン」だと母親がお金を振り込んでくれたことから参加。そこで飛行機に乗り、CAの妃(きさき)に出会ったことで、カケルは空の世界に夢と希望を見出し、男でありながら男女比「1:99」のCAを目指すことに。
細かなことは省きますが、そこからはご都合主義的の流れで結構あっさりCAになります。まあ、これはCAを目指す物語ではなく、あくまで男目線でCAの世界を描いた物語なので、そこをだらだら書く必要はなかったのでしょう。
無事CAになれたとはいえ、大変なのはここから。男は一人、他みんな女性という環境の中で、お頭が弱いだけでなく身体能力も低く(カナズチ)、接客技術もまだまだ未熟。そのうえ、同期の気が強い女性CA・八雲はな(ヒロイン?)には反発を喰らうなど、人間関係も悩ましい状況。
それでも、憧れの国際線CAになるため、そして母親に楽をさせてあげるため、持ち前の元気と愛嬌を武器に、空の世界でしっかり成長しながらお仕事に励んでいくのでした。その姿がとにかく眩しい・・・。
とまあそんな感じで、CAの世界に飛び込んだ高卒18歳少年の成長を描くと共に、男性目線でCAという職業を覗ける漫画『空男』1巻の紹介でした。
やっぱり男性CAという斬新な設定が面白いですね。海外ドラマや映画にはよくいますけど、国内線の飛行機では私も出会ったことはなかったと思います。そういった作品もこれまで見たことないから一層興味を引かれました。
主人公のカケルが好感持てる人物だったのも良かったです。単細胞ですけど素直で明るく、仕事にも一生懸命取り組み、何より母親想いなので応援したくなります。そこそこイケメンだと思いますし、母性を擽りそうな性格なので、モテそうですね。勢いもあるので見ていて飽きません。
彼を取り巻くキャラもクセが強くて興味を引かれます。美人揃いの女性陣も魅力的。ツンキャラのヒロイン?はなとのやりとりは面白く、この世界にカケルを引き込んだCAの妃も何か事情を抱えてそうですし、色々助けてくれたパイロットの高殿も何か企んでるみたいなので今後の展開が楽しみ。
あと、一般人からすると華やかな面しか知らないCAさんたちの、仕事や訓練風景といった裏の部分を覗けるのも見所でしょうね。
さて、初フライトでいきなりとんでもない問題に直面してしまったカケル。果たしてどうなってしまうのか、2巻の内容が気になって仕方ありません。
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空男 -ソラダン-
著者:糸川 一成
掲載:モーニング
1巻発売日:2017年12月21日
あらすじ・概要
母一人子一人の家庭で育った男子高校生の空賀カケル(くが かける)。父親が借金だけを残して蒸発したことで、母は昼夜を問わず働き続け、カケルも母を助けるためにバイトを入れる毎日。将来の夢なんてモノは何も無く、適当な仕事について適当に生きていくのだろうと考え、すでに人生を諦めて日々を送っていた。
そんなある日、修学旅行で生まれて初めて飛行機に乗ったカケルは、ちょっと意地悪なCAの妃(きさき)と出会い、彼女を通して空で働くことの魅力を知り、「空の世界で働きたい」と強く思うようになる。
空の仕事を調べ、高給のパイロットを目指そうとするも、莫大な学費と高い英語力という壁が立ち塞がり、挑戦さえ出来ずに諦めかけていた。しかし、妃がメモ代わりにした名刺を頼りに、パイロットの高殿に連絡をとったところ、男でもCAになれることを知る。
高卒でも採用している日本アイランド航空の試験を受けられることになったカケルは、男女比1:99と言われる女社会の世界へ、空への熱い想いを抱いて果敢に飛び込んでいくのだった。
貧しい母子家庭に育った男子高校生が、修学旅行で飛行機に乗ったことをきっかけに、空の世界に魅了され、超ド級の女社会であるCAとなって空高く青春を翔ける物語。
高卒男子がキャビンアテンダントを志す青春フライトストーリー。帯での謳い文句は「高卒18歳男子、CAとして空を翔る!人にはきっとある。死ぬない理由になるほど自分を生かしてくれる仕事が。」。週刊漫画雑誌「モーニング」の2017年44号から連載開始。
作者は「第71回ちばてつや賞」において、『ブラック企業新卒 座敷山童子の入社』で奨励賞を受賞した漫画家・糸川一成(いとかわ いっせい)先生。
紹介・感想
女性の割合が圧倒的に高い職場や学校というのは、男性ばかりの世界で生きてる人にとっては、羨ましく見えるのだそうです。でも、実際はそれほど良いものではなく、むしろ苦労の方が多かったりします。肩身は狭く、力仕事を押し付けられ、なにより人間関係が非常にめんどくさい。あと、イケメン以外は自分がモテない事実を何度も突き付けられる非常な世界。
私がかつて通っていた高校は、共学になってまだそれほど年が経っていなかったので、女性が7割以上占めていました。最初はちょっとだけ期待に胸を膨らませてもいたのですけど、半年もたたないうちに、少し距離のある男子校に行ってれば良かったなと後悔してましたね。ただ、精神面は確実に鍛えらた・・・。
男からしたら未知との遭遇と同義。よかれと思ってやったことでさえ、それが地雷となることもありますから、飛び込むなら女性の性質を知っておくことは必須でしょうね。
さて本日は、日本ではほぼ完全に女社会である「キャビンアテンダント」の世界に、熱意だけで飛び込んだ少年の姿を描いた『空男』という漫画を紹介させていただきます。
どんな内容かと言いますと、家庭環境のせいで人生に夢も希望も抱けずにいた男子高校生が、始めて乗った飛行機がきっかけで空の仕事に興味を持ち、パイロットは色々な事情から目指せないことから、男の身でCAの世界に飛び込み、周囲は自分以外みんな女性ばかりの職場で奮闘するお話。
「CA(キャビンアテンダント)」をテーマとし、日本ではまだ珍しい男性CAを主人公に据えた業界お仕事漫画。青春の爽やかさと、スポ根的な熱さを感じられる作品です。
主人公は人生を諦めていた18歳の少年・空賀カケル(くが かける)。父親がギャンブルで借金作ったあげくに蒸発したせいで、母は昼も夜も働き詰め。カケルもバイトを掛け持ちしないとやってけないぐらい貧しい家庭環境であり、夢も希望も見出せない状況ですけど、母子関係はとても仲が良く、母親想いの優しい性格だったりします。
当初は行く気のなかった修学旅行に、それは「大事なモン」だと母親がお金を振り込んでくれたことから参加。そこで飛行機に乗り、CAの妃(きさき)に出会ったことで、カケルは空の世界に夢と希望を見出し、男でありながら男女比「1:99」のCAを目指すことに。
細かなことは省きますが、そこからはご都合主義的の流れで結構あっさりCAになります。まあ、これはCAを目指す物語ではなく、あくまで男目線でCAの世界を描いた物語なので、そこをだらだら書く必要はなかったのでしょう。
無事CAになれたとはいえ、大変なのはここから。男は一人、他みんな女性という環境の中で、お頭が弱いだけでなく身体能力も低く(カナズチ)、接客技術もまだまだ未熟。そのうえ、同期の気が強い女性CA・八雲はな(ヒロイン?)には反発を喰らうなど、人間関係も悩ましい状況。
それでも、憧れの国際線CAになるため、そして母親に楽をさせてあげるため、持ち前の元気と愛嬌を武器に、空の世界でしっかり成長しながらお仕事に励んでいくのでした。その姿がとにかく眩しい・・・。
締めにだらっと
とまあそんな感じで、CAの世界に飛び込んだ高卒18歳少年の成長を描くと共に、男性目線でCAという職業を覗ける漫画『空男』1巻の紹介でした。
やっぱり男性CAという斬新な設定が面白いですね。海外ドラマや映画にはよくいますけど、国内線の飛行機では私も出会ったことはなかったと思います。そういった作品もこれまで見たことないから一層興味を引かれました。
主人公のカケルが好感持てる人物だったのも良かったです。単細胞ですけど素直で明るく、仕事にも一生懸命取り組み、何より母親想いなので応援したくなります。そこそこイケメンだと思いますし、母性を擽りそうな性格なので、モテそうですね。勢いもあるので見ていて飽きません。
彼を取り巻くキャラもクセが強くて興味を引かれます。美人揃いの女性陣も魅力的。ツンキャラのヒロイン?はなとのやりとりは面白く、この世界にカケルを引き込んだCAの妃も何か事情を抱えてそうですし、色々助けてくれたパイロットの高殿も何か企んでるみたいなので今後の展開が楽しみ。
あと、一般人からすると華やかな面しか知らないCAさんたちの、仕事や訓練風景といった裏の部分を覗けるのも見所でしょうね。
さて、初フライトでいきなりとんでもない問題に直面してしまったカケル。果たしてどうなってしまうのか、2巻の内容が気になって仕方ありません。
【eBookJapan】 空男
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