2017年09月22日
漫画『熊西美術部らふすけ先輩』1巻の感想とあらすじ ヤンキー娘が美術オタにデッサンされまくるリビドーコメディ
『熊西美術部らふすけ先輩』1巻の感想。
熊西美術部らふすけ先輩
著者:おにお
掲載:別冊少年マガジン
1巻発売日:2016年6月9日
夕日が差し込む放課後の静かな部室で、頬を赤く染めながらポーズをとるヤンキー娘・嵐恵(あらし めぐみ)。そんな彼女を見つめるのは、一つ年下の男子高校生・江田誠二(えだ せいじ)。
ひょんなことから美術部に所属する江田のデッサンモデルを引き受けた嵐は、ぶつくさ文句を言いつつ毎日サボることなく律儀にモデルを務めていた。普段は強気に振る舞うヤンキーなのだが、真剣な江田の熱い視線を向けられると、そして彼の手によって自分の体が描かれていくことを意識してしまうと、嵐はどうにもムズムズこそばゆくておかしくなりそうになってしまう。
唐変木な江田の下心無き要求に戸惑いながらも、なんだかんだで結局あられもないポーズをとらされるハメに・・・。今日も放課後を迎えた嵐は、ひっそりとした美術室で恥じらう姿を江田にさらすのだった。
腕っぷしの強いヤンキー娘が、彼女に強く引かれるものを感じた美術オタクのメガネ男子に、放課後の美術室で絶賛デッサンされてリビドーが湧き上がる物語。
美術部リビドーコメディ。帯での謳い文句は「描かれるってキモチイィ!!!!!!」。月刊少年漫画雑誌「別冊少年マガジン」の12月号から連載開始。
作者は『ふたりのじかん』や『ユキトミス』を手掛けている漫画家・おにお先生。
男性がキュンときてしまう女性の仕草といえば、笑顔や髪をいじる、同じ動作をするなど色々ありますけど、「恥らう姿」が好きな人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私もその仕草はめちゃくちゃ好きな部類です。例えば、恥じらいながら微笑む、手をほほにあてる、すそや袖をちょこんと掴む、スッピンを見られて慌てて顔を隠そうとする姿、あとツンデレなど、見ているこちらは「可愛い!」という気持ちが胸の内に湧き上がってきます。
大人し目な子が恥じらう仕草はもちろん良いもの。けど、普段気の強い女性や年上の女性がそんな姿を見せてくれるのも、ギャップがあってとても素晴らしいですね。
まあ・・・そんなこんなで、本日は『熊西美術部らふすけ先輩』という漫画を紹介させていただきます。最初から最後まで女の子の恥らう姿を拝める作品になってます。
内容を簡単に説明しますと、喧嘩が滅法強いガチ風なヤンキー娘のヒロインが、ひとつ年下の美術オタクな主人公の絵のモデルを始めることになり、放課後の美術室で滅茶苦茶にデッサンされてムズムズ・ゾクゾクしちゃうお話。
これで間違ってないはず。マゾヒズムに目覚めようとしている少女の姿によって、読者はS心を刺激されてしまう(かもしれない)フェチなラブコメディ。
直接的で下世話なエロス描写を抑え、フェチシズムなシチュエーションを追求してる内容なので、好きな人にはたまらない漫画ではないかと。
メインキャラクターは、ヤンキーな高校2年生の嵐恵(あらし めぐみ)と、美術部に所属している高校1年生・江田誠二(えだ せいじ)の2人。
帰宅部の嵐さん(16歳)は、金髪に染めたロングヘアーがプリン状態になっている髪型で、耳には複数のピアスをつけているいかにもなヤンキー娘。抜群のスタイルにムチっとした太ももが特徴。タイマンのガチ喧嘩を好み、男の不良でさえ太刀打ちできない腕っぷしの強さを誇ることから、「西の大熊」と称されて周囲の人たちに怖がられています。
一見地味で平凡なメガネ男子の江田くん(15歳)は、いわゆる芸術肌の人間によく見られる変人気質。重度の美術オタクなうえ、あまり空気を読めない唐変木でもあります。あと、大層な野望を持ってるらしい。
「至高の芸術家たちは一人の女性に執着する人が多い・・・・」と語る江田くんは、嵐さんの容姿に「これだ!」という美を感じたようで、彼女にデッサンモデルを頼みました。よく引き受けたものだと思いましたけど、嵐さんは純情で押しにも弱そうな子に見えるので、絵のことになると人が変わる江田くんにぐいぐい迫られて押し切られてのかもしれませんね。
単純なケンカだったら誰も太刀打ちできないイケイケな嵐さんも、江田くんの前では終始言われるがまま、成されるがままにポージングをとってしまう受け身の嵐ちゃんに変身です。
ちょっと恥ずかしいポージングをとる姿が、彼の目を通って、彼の手によって、自分の位置からでは見えないキャンパスに描かれていくことを創造してしまう嵐さん。そこに意識を強く向けてしまうと、熱い視線によって体の隅々までなめまわされ、彼の筆によって自分の首筋や太ももを撫でられてるような感覚へ陥り、ムズムズこそばゆいものを感じておかしくなりそうになってしまいます。
当の江田くんに下心が皆無なこともあって、なんとか悟られないようにしているのですが、そのときのなまめかしさがより官能的な表情を引き出すことに・・・。江田くんも無意識で嵐さんのリビドーを刺激するような言葉を吐くものだから、彼女の心と体へのこそばゆい刺激は強まるばかりです。口では色々文句を言ってはいても、彼という人間から、そして彼との時間から抜け出せなくなりつつあるように見えました。
江田くんはあれですね。天然ジゴロ、あるいは無自覚サディスト。「攻め」の天才であることは確かなので、「受け」の心を潜ませていた嵐さんとの相性は抜群だったわけです。
こんな感じで、純情ヤンキー娘がひょろい美術オタクの少年にムズムズゾクゾクさせられてしまう漫画『熊西美術部らふすけ先輩』1巻の紹介でした。
とにかく「恥じらいヴィーナス」嵐さんの可愛さが爆発してる内容であり、その姿からリビドーを強く刺激されてしまう困った作品。パンチラやポロリみたいなあかさま過ぎるサービスシーンは皆無でありながら、そういった作品以上にエロティッシュな印象を受けました。
作者先生の画力の高さもフェチなエロスの魅力を引き出す大きな支えとなっていて、その辺りのこだわりには拍手を送りたい気持ちで溢れています。
江田くんの一挙手一投足に翻弄されっぱなしの嵐さん。怒っても悩んでも逆襲しようとしても、結局抗うことはできず、江田沼にズブズブハマっていく様子が面白い。メインの2人意外だけではなく、真性の変態マゾである美術部部長も登場したことで、嵐さんの完全なる目覚めの日はそう遠くないことでしょう。
個人的にはストライクだった作品。この2人がどこへ行くのか、どこまで行ってしまうのか、見届けてみようと思います。
【eBookJapan】 熊西美術部らふすけ先輩
熊西美術部らふすけ先輩
著者:おにお
掲載:別冊少年マガジン
1巻発売日:2016年6月9日
あらすじ・概要
夕日が差し込む放課後の静かな部室で、頬を赤く染めながらポーズをとるヤンキー娘・嵐恵(あらし めぐみ)。そんな彼女を見つめるのは、一つ年下の男子高校生・江田誠二(えだ せいじ)。
ひょんなことから美術部に所属する江田のデッサンモデルを引き受けた嵐は、ぶつくさ文句を言いつつ毎日サボることなく律儀にモデルを務めていた。普段は強気に振る舞うヤンキーなのだが、真剣な江田の熱い視線を向けられると、そして彼の手によって自分の体が描かれていくことを意識してしまうと、嵐はどうにもムズムズこそばゆくておかしくなりそうになってしまう。
唐変木な江田の下心無き要求に戸惑いながらも、なんだかんだで結局あられもないポーズをとらされるハメに・・・。今日も放課後を迎えた嵐は、ひっそりとした美術室で恥じらう姿を江田にさらすのだった。
腕っぷしの強いヤンキー娘が、彼女に強く引かれるものを感じた美術オタクのメガネ男子に、放課後の美術室で絶賛デッサンされてリビドーが湧き上がる物語。
美術部リビドーコメディ。帯での謳い文句は「描かれるってキモチイィ!!!!!!」。月刊少年漫画雑誌「別冊少年マガジン」の12月号から連載開始。
作者は『ふたりのじかん』や『ユキトミス』を手掛けている漫画家・おにお先生。
感想
男性がキュンときてしまう女性の仕草といえば、笑顔や髪をいじる、同じ動作をするなど色々ありますけど、「恥らう姿」が好きな人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私もその仕草はめちゃくちゃ好きな部類です。例えば、恥じらいながら微笑む、手をほほにあてる、すそや袖をちょこんと掴む、スッピンを見られて慌てて顔を隠そうとする姿、あとツンデレなど、見ているこちらは「可愛い!」という気持ちが胸の内に湧き上がってきます。
大人し目な子が恥じらう仕草はもちろん良いもの。けど、普段気の強い女性や年上の女性がそんな姿を見せてくれるのも、ギャップがあってとても素晴らしいですね。
まあ・・・そんなこんなで、本日は『熊西美術部らふすけ先輩』という漫画を紹介させていただきます。最初から最後まで女の子の恥らう姿を拝める作品になってます。
内容を簡単に説明しますと、喧嘩が滅法強いガチ風なヤンキー娘のヒロインが、ひとつ年下の美術オタクな主人公の絵のモデルを始めることになり、放課後の美術室で滅茶苦茶にデッサンされてムズムズ・ゾクゾクしちゃうお話。
これで間違ってないはず。マゾヒズムに目覚めようとしている少女の姿によって、読者はS心を刺激されてしまう(かもしれない)フェチなラブコメディ。
直接的で下世話なエロス描写を抑え、フェチシズムなシチュエーションを追求してる内容なので、好きな人にはたまらない漫画ではないかと。
メインキャラクターは、ヤンキーな高校2年生の嵐恵(あらし めぐみ)と、美術部に所属している高校1年生・江田誠二(えだ せいじ)の2人。
帰宅部の嵐さん(16歳)は、金髪に染めたロングヘアーがプリン状態になっている髪型で、耳には複数のピアスをつけているいかにもなヤンキー娘。抜群のスタイルにムチっとした太ももが特徴。タイマンのガチ喧嘩を好み、男の不良でさえ太刀打ちできない腕っぷしの強さを誇ることから、「西の大熊」と称されて周囲の人たちに怖がられています。
一見地味で平凡なメガネ男子の江田くん(15歳)は、いわゆる芸術肌の人間によく見られる変人気質。重度の美術オタクなうえ、あまり空気を読めない唐変木でもあります。あと、大層な野望を持ってるらしい。
「至高の芸術家たちは一人の女性に執着する人が多い・・・・」と語る江田くんは、嵐さんの容姿に「これだ!」という美を感じたようで、彼女にデッサンモデルを頼みました。よく引き受けたものだと思いましたけど、嵐さんは純情で押しにも弱そうな子に見えるので、絵のことになると人が変わる江田くんにぐいぐい迫られて押し切られてのかもしれませんね。
単純なケンカだったら誰も太刀打ちできないイケイケな嵐さんも、江田くんの前では終始言われるがまま、成されるがままにポージングをとってしまう受け身の嵐ちゃんに変身です。
ちょっと恥ずかしいポージングをとる姿が、彼の目を通って、彼の手によって、自分の位置からでは見えないキャンパスに描かれていくことを創造してしまう嵐さん。そこに意識を強く向けてしまうと、熱い視線によって体の隅々までなめまわされ、彼の筆によって自分の首筋や太ももを撫でられてるような感覚へ陥り、ムズムズこそばゆいものを感じておかしくなりそうになってしまいます。
当の江田くんに下心が皆無なこともあって、なんとか悟られないようにしているのですが、そのときのなまめかしさがより官能的な表情を引き出すことに・・・。江田くんも無意識で嵐さんのリビドーを刺激するような言葉を吐くものだから、彼女の心と体へのこそばゆい刺激は強まるばかりです。口では色々文句を言ってはいても、彼という人間から、そして彼との時間から抜け出せなくなりつつあるように見えました。
江田くんはあれですね。天然ジゴロ、あるいは無自覚サディスト。「攻め」の天才であることは確かなので、「受け」の心を潜ませていた嵐さんとの相性は抜群だったわけです。
こんな感じで、純情ヤンキー娘がひょろい美術オタクの少年にムズムズゾクゾクさせられてしまう漫画『熊西美術部らふすけ先輩』1巻の紹介でした。
とにかく「恥じらいヴィーナス」嵐さんの可愛さが爆発してる内容であり、その姿からリビドーを強く刺激されてしまう困った作品。パンチラやポロリみたいなあかさま過ぎるサービスシーンは皆無でありながら、そういった作品以上にエロティッシュな印象を受けました。
作者先生の画力の高さもフェチなエロスの魅力を引き出す大きな支えとなっていて、その辺りのこだわりには拍手を送りたい気持ちで溢れています。
江田くんの一挙手一投足に翻弄されっぱなしの嵐さん。怒っても悩んでも逆襲しようとしても、結局抗うことはできず、江田沼にズブズブハマっていく様子が面白い。メインの2人意外だけではなく、真性の変態マゾである美術部部長も登場したことで、嵐さんの完全なる目覚めの日はそう遠くないことでしょう。
個人的にはストライクだった作品。この2人がどこへ行くのか、どこまで行ってしまうのか、見届けてみようと思います。
熊西美術部らふすけ先輩(1) (講談社コミックス) | ||||
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