2016年06月17日
「麦の惑星(1)」「アド アストラ ペル アスペラ(1)」1巻の短文感想 2作紹介
「麦の惑星」「アド アストラ ペル アスペラ」1巻の短文感想。
麦の惑星
著者:鳥野しの
掲載:フィールコミックスFCswing
発売日:2016年5月9日
山の上にあるパン屋さんには、店長の紺太と小さな少年・まみ太が暮らしている。パンの焼ける匂いで目を覚ましたまみ太は、紺太のクロワッサンを食べると・・・ポンッ!頭に触覚が!?まみ太は宇宙船の事故で遭難した宇宙人。お人よしの紺太に拾われ、周囲には兄弟と偽って一緒に暮らしていた。パン屋を営む兄と宇宙人の弟のほっこり温かな気持ちにさせてくれる物語。
パンを食べながら読むのがいいかもです。焼きたてのふんわりしたパンはとても美味しそうでした。絵が作品内容にマッチする柔らかなタッチで描かれているので、よりほっこりした雰囲気を演出されていたと思います。まみ太はクールですね。寂しいといった感情が分からないまみ太は、遭難した状況でも慌てる素振りは見せません。ですが、紺太と暮らしていくなかで、次第に感情が芽生え、動きだす様子が伺えたのは良い展開。この先まみ太の感情がどう育まれていくのか、そしてこの兄弟に別れが訪れてしまうのか、次巻がとても気になるところです。
アド アストラ ペル アスペラ
著者:畑健二郎
掲載:少年サンデーコミックス
発売日:2016年2月18日
地球はある日突然、銀河系の大半を支配している帝国からの侵略を受けることになった。地球側はもちろん抵抗をしたものの、文明レベルの差はいかんともしがたく、こっぴどく負けてしまい帝国の支配下に降る。それから100年ほどたった地球は、かつてないほど平和な世界へと変貌を遂げていた。その時代に生きる高校生の葉月忍は、友人のシャトーが起そうとしていたテロを防ごうとし、彼が見つけたロボットに乗ってしまったことで死刑宣告を受けてしまった。それに抗った結果、全宇宙指名手配犯にされてしまった忍は、無実を訴えようと三万光年先にいる皇帝に会うため、広大な宇宙へ旅立つ。ロボットの中にいた美少女といっしょに・・・。
『ハヤテのごとく』作者さんの新作SF冒険譚。シリアスな描写も結構ありますが、ノリと雰囲気はハヤテっぽくてちょっとコミカルなところもありました。こちらも不幸属性が付属している主人公ですが、危険を犯してでもヒロインを助けに行動していたところは好感持てましたね。ヒロイン(?)のパティはまだ謎だらけの存在ですが、普通にかわいいのでこれからの活躍に期待しましょう。毒舌吐くロボットのヴェルサイユも面白い旅のお供。忍に罪を押し付けて逃げた仮面キャラのシャトーはまた出てくるんでしょうか?別のロボットに乗ってライバルとして登場もありそうですが、もう用済みって可能性もあるけどちょっと気になってます。話はテンポが良いので読みやすく、次巻への期待感も膨らませてもらえ、掴みの1巻としてはなかなか良かったと思います。ただ、難点をあげるなら、タイトル読みづらい・・・。
麦の惑星
著者:鳥野しの
掲載:フィールコミックスFCswing
発売日:2016年5月9日
山の上にあるパン屋さんには、店長の紺太と小さな少年・まみ太が暮らしている。パンの焼ける匂いで目を覚ましたまみ太は、紺太のクロワッサンを食べると・・・ポンッ!頭に触覚が!?まみ太は宇宙船の事故で遭難した宇宙人。お人よしの紺太に拾われ、周囲には兄弟と偽って一緒に暮らしていた。パン屋を営む兄と宇宙人の弟のほっこり温かな気持ちにさせてくれる物語。
パンを食べながら読むのがいいかもです。焼きたてのふんわりしたパンはとても美味しそうでした。絵が作品内容にマッチする柔らかなタッチで描かれているので、よりほっこりした雰囲気を演出されていたと思います。まみ太はクールですね。寂しいといった感情が分からないまみ太は、遭難した状況でも慌てる素振りは見せません。ですが、紺太と暮らしていくなかで、次第に感情が芽生え、動きだす様子が伺えたのは良い展開。この先まみ太の感情がどう育まれていくのか、そしてこの兄弟に別れが訪れてしまうのか、次巻がとても気になるところです。
アド アストラ ペル アスペラ
著者:畑健二郎
掲載:少年サンデーコミックス
発売日:2016年2月18日
地球はある日突然、銀河系の大半を支配している帝国からの侵略を受けることになった。地球側はもちろん抵抗をしたものの、文明レベルの差はいかんともしがたく、こっぴどく負けてしまい帝国の支配下に降る。それから100年ほどたった地球は、かつてないほど平和な世界へと変貌を遂げていた。その時代に生きる高校生の葉月忍は、友人のシャトーが起そうとしていたテロを防ごうとし、彼が見つけたロボットに乗ってしまったことで死刑宣告を受けてしまった。それに抗った結果、全宇宙指名手配犯にされてしまった忍は、無実を訴えようと三万光年先にいる皇帝に会うため、広大な宇宙へ旅立つ。ロボットの中にいた美少女といっしょに・・・。
『ハヤテのごとく』作者さんの新作SF冒険譚。シリアスな描写も結構ありますが、ノリと雰囲気はハヤテっぽくてちょっとコミカルなところもありました。こちらも不幸属性が付属している主人公ですが、危険を犯してでもヒロインを助けに行動していたところは好感持てましたね。ヒロイン(?)のパティはまだ謎だらけの存在ですが、普通にかわいいのでこれからの活躍に期待しましょう。毒舌吐くロボットのヴェルサイユも面白い旅のお供。忍に罪を押し付けて逃げた仮面キャラのシャトーはまた出てくるんでしょうか?別のロボットに乗ってライバルとして登場もありそうですが、もう用済みって可能性もあるけどちょっと気になってます。話はテンポが良いので読みやすく、次巻への期待感も膨らませてもらえ、掴みの1巻としてはなかなか良かったと思います。ただ、難点をあげるなら、タイトル読みづらい・・・。
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