アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2017年08月18日

漫画『CITY』1巻の感想とあらすじ あらゐけいいちワールド再び!

『CITY』1巻の感想。



CITY
著者:あらゐ けいいち
掲載:モーニング
1巻発売日:2017年3月23日


あらすじ・概要

これは、とある普通の「CITY」で繰り広げられるお話――。
一文無しの女子大生・南雲美鳥 (なぐも みどり)。ギャンブルで有り金をスッて家賃滞納している彼女が暮らしているのは、普通の町だけどちょっと普通じゃないおかしな人たちがいる「CITY」。
家賃も払わず大家から逃走を図る南雲は、同アパート1階に住む後輩の女子大生・にーくら (新倉)からお金を借りようとするも、始まったのは拒否して逃げる彼女との追いかけっこ。のどかな街だったはずが、南雲が街中をただ駆け巡るだけで、何やかんやとあちらこちらで騒動が巻き起こる。
南雲が走ればCITYも回り、そこで暮らす皆が繋がっていく。

普通の町に暮らすガサツで傍若無人だけど何か憎めない女子大生を中心に、腐れ縁の後輩や異常に戦闘力が高い老婆など、個性の塊のような普通じゃない面々が繰り広げる素っ頓狂で奇天烈な日常の話。
とある街で繰り広げられるガールズ・ギャグコメ漫画。帯での謳い文句は「このCITYの日常は、彼女が繋ぐ。」。週刊マンガ誌「モーニング」にて2016年44号から連載開始。
作者は、アニメ化もされた人気の日常系ギャグ漫画『日常』で知られる漫画家兼イラストレーター・あらゐけいいち先生。

感想

どうも、本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。真夏だというのにいきなり涼しくなったせいなのか、ちょっとだけ体調を崩してしまったハネ吉です。みなさんも体調には気をつけてくださいね。

ギャグ漫画を好む人達の間でも好き嫌いがハッキリ分かれるシュール系ギャグ。理解に苦しむナンセンスな世界観によって読み手を選びがちなところがあり、「何が面白いの?」と問われても正直説明に困ってしまうことも珍しくないのですが、私はその意味不明な馬鹿馬鹿しさが意外と好きだったりします。
このジャンルではお馴染みの『それでも町は廻っている』が終わってしまったときには、なんか少し空虚な気分にもなってしまいましたね。
それからしばらくして出会ったのが、今回紹介させていただく漫画『CITY』の1巻。不条理なシュール系ギャグの代表格『日常』を手掛けた「あらゐけいいち先生」の連載作です。

内容は謳い文句――「このCITYの日常は、彼女が繋ぐ。」の通り、
一文無し女子大生の主人公が街を駆け巡ることで繰り広げられる、普通だけど普通じゃない「CITY」で暮らす住民たちとの騒がしい日常を描いたお話。
ざっくりと言ってしまえばこんな感じで、前作と変わらず非日常的出来事が巻き起こる日常のドタバタコメディ劇場ですね
帯には謳い文句と一緒に、『日常』のゆっこと『CITY』主人公・南雲がハイタッチしているイラスト。なんとも感慨深いものがあります。

冒頭は「その昔鳥がおった・・・」というセリフから、孔雀みたいな輝く鳥のファンタジーチックな話で幕が開かれたと思ったら、次の瞬間には「その鳥と全く関係ないあるCITYの話。」ときました。
なぜ冒頭に関係ない話を・・・しかもカラーで・・・。こんな感じでいきなりしてやられたわけですが、実は何かしら関係してくるのではと勘ぐりながらも、この方なら本当に意味なんてないかもしれないと思わされてしまいますね。そこが面白くもあるんですけど。

『日常』は時定高校という学校をメイン舞台にしていたので、登場人物もだいたいその年代の若い子たちばかり。それに対して、今作では「CITY」という日本のどこかにある街ひとつを舞台に据えてるため、キャラクターの年齢も生活リズムも必然的にバラけることになり、表現の幅が広がったことで演出力が強化されていたと思います。あと、背景の描き込みも細かくなっていましたね。
主人公はゲスだけどピュアなところもあるアパート暮らしの女子大生・南雲美鳥 (なぐも みどり)。それに加え、南雲よりは常識人で真面目な下の階で暮らす後輩のにーくら (新倉)や、ホラー級の怖さがある異常に強い老婆の大家さん、自称ノーマルだけど天然アブノーマルな不思議ちゃんの泉わこ、南雲がバイトを始めた洋食マカベの面々とこの一家を盗撮している安達太良(あだたら)博士などなど、登場人物は一つの作品の一巻にしては多め。
主人公の南雲を先頭に、このCITYで暮らす濃ゆい住民たち複数のキャラクターが物語を動かし、彼等の素っ頓狂な日常を楽しめるようになっています。

一見普通の街で暮らすあまり接点を持っていない住人たちのようでも、知り合い同士でなんかみんな繋がっていたという関係性。
そして、前作はぶっ飛んでいても1話でしっかりまとめ、毎回ハチャメチャなコントを見せられてる感覚でしたが、この作品はエピソードが独立してるようで実は住人たちと同じようにゆるゆると全てが繋がっています。何か気になってしまう伏線のようなものも点在し、ストーリーがちゃんと出来ていましたね。
繋がりと言えば、前作との繋がりがラストで見れたのも嬉しいサプライズ。南雲の卒業した高校の名前からして、世界観を共有している可能性の高さを伺わせているので、今後もしかしたら何かあるかも?

ということで、普通の街で暮らすぶっ飛んだ住人たちのぶっ飛んだ日常を描いた漫画『CITY』1巻の紹介でした。シュールなギャグの切れ味は素晴らしく、読み返すたびに新たな発見に出会える漫画。アヒル口エピソードが個人的にツボりました。
南雲やにーくらなど、女の子キャラは相変わらずカワイイです。ただ、あくまで普通にしてればという条件付きで。ハイテンションなノリや顔芸がちょっと酷いので・・・。
前作は「絶対にありえないだろ」とツッコミを入れてしまうネタばかりでしたが、この作品は非日常なんですけど「ちょっとあるかも」と思えるネタが結構あり、不条理さは和らいでいるので読みやすくはなっていたと思います。それでも人を選ぶことには変わりありませんけどね。あらゐけいいち作品を始めて読むとするなら、日常よりもこちらを先にした方がいいかもしれません。
好きな人ならとことんハマり、ダメだった人は全く笑いどころが分からない作品。私はこのキャラクターたちに好き放題やりたいようにやらせてる様が気に入ったので、是非とも長く続いて欲しいですね。

CITY(1) (モーニング KC)

あらゐ けいいち 講談社 2017-03-23
売り上げランキング : 24582
by ヨメレバ

【eBookJapan】 CITY
 ↑無料で試し読みできます

にほんブログ村 漫画ブログ おすすめ漫画へ
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6606510
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
ハネ吉さんの画像
ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
プロフィール
<< 2018年04月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
検索
最新記事
リンク集

400,000冊以上の電子書籍を販売していて、マンガの保有は世界最大級。パソコン、タブレット、iPhone/iPod touch、Androidなど幅広い機種に対応。
無料立読もできます。
カテゴリーアーカイブ
ファン
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。