2017年06月05日
漫画『うちのメイドがウザすぎる!』1巻の感想とあらすじ
『うちのメイドがウザすぎる!』1巻の感想。
うちのメイドがウザすぎる!
著者:中村カンコ
掲載:月刊アクション
1巻発売日:2017年1月12日
ハローワークに「白人美少女とキャッキャウフフできる求人」を探しに来た元・自衛官の女性・鴨居つばめ。もちろんそんなバカげた求人があるわけもなく、帰り道をトボトボ歩きながら世の中の世知辛さを嘆いていると、とある家の前で「家政婦急募」の求人広告を発見した。
その家は以前通りかかった折、庭で母親らしき女性と遊んでいた雪の妖精のような白人美少女を見つけた家。電柱に登ってまだ少女が住んでいることを確認したつばめは、さっそく家政婦になるべく突撃し、父子家庭になっていたその家ですんなり雇ってもらえることになった。
母を亡くして父と2人で暮らしていたロシア系の小学生女子・ミーシャと、変態ムキムキマッチョの元自衛官女性・つばめの、賑やかでウザすぎる日常の幕が開かれた。
幼女とキャッキャウフフしたい変態ムキムキマッチョ女性が、母親を亡くしたロシア系のひきこもり美少女がいる家で家政婦として雇われ、少女にウザがられながらも予想外の行動と一途な愛で距離を縮めていく賑やかな日常を描いた物語。
マッチョなヘンタイ家政婦とロシア系小学生女子との日常を描いたハートフル(?)なホームコメディ。作者曰く「汚いおねロリ」で、「ピュア百合」ともおっしゃってますが・・・。ある意味ではピュアなのかな?
元々はピュア百合アンソロジー「ひらり、」に掲載されていたものが「アクション」に移籍した作品。作者はゲームメーカーに務めていた経歴を持つイラストレーター、漫画家の「中村カンコ」さん。女性です。
「お姉さん」と「少年」を組み合わせた「おねショタ」モノはそこそこ大きなジャンルとして、男性向け女性向け関わらず色々な作品が生まれていますね。最近では『私の少年』は個人的にヒットした作品で続きは非常に気になるところ。それに、おねシャタがメインテーマではなくてもそのカップリング要素を多かれ少なかれ組みこんでいる作品も多く見られます。
対して「お姉さん」と「少女」を組み合わせた「おねロリ」は、扱われる場所が限定され過ぎているので目にする機会はああまり多くはないと思います。私が思い浮かぶ作品も『ご主人様と獣耳のメル』と『柚子森さん』ぐらい。まあ、これもその要素を多少取り入れてる作品ならちらほらありますけど。
本日紹介する一冊『うちのメイドがウザすぎる!』は「おねロリ」のピュア百合作品とのこと。ただ、百合専門雑誌に掲載されているようなガッツリ百合百合してるわけではなく、コメディ色が強い内容なので広い読者層に楽しんでもらえる作品になっています。
特に内容も評判も知らずに買ったんですが、手に取ったのはロリっ子の愛らしさに・・・ではなく、裏表紙のガチムチ女性に釣られてしまいました。わたくし、筋肉が好きなもので。
さて物語の始まりは、数ヶ月前まで航空自衛官として日々任務と訓練に励んでいた筋肉ムキムキバッキバキの女性・鴨居つばめが、幼女とキャッキャウフフ出来る仕事を求めてハローワークを訪れたところから開幕。冒頭時点でこれはヤバい作品だと確信。
まあ当然ながらそんな募集があるわけもないので仕方なく帰り道をトボトボ歩いていると、以前ロシア系の白人ロリ美少女を見かけた家の前で家政婦募集の広告を発見。そして何をするのかと思ったら、少女がまだ住んでいるかを確認するために電柱へよじ登り、2Fでその子を見つけてニコやかに手を振るという予想外の行動。完全に通報ものではありますが、父親は見てないうえに元自衛官という経歴もあったことで、母親を亡くして父と娘の2人で暮らしていたこの家で雇ってもらえることになりました。
そんなこんなで最初の印象は最悪、好感度もゼロを下回ってマイナスからの、闘う変態ムキムキロリコン家政婦女と、彼女を追い出したいロシア系幼女との戦いの火蓋が切って落とされました。
最大の特徴は兎にも角にもインパクトとクセが強烈過ぎる元自衛官の家政婦・鴨居つばめという女性キャラ。鍛え抜かれた肉体は全身ムキムキで腹筋もバッキバキと素晴らしく、見た目だけなら申し分のない美女だったんですが、中身に関してはOUTだらけ。それもヤバいレベルで。
同性からモテモテな彼女なんですが、初潮過ぎた子には興味ないと言い放つ真性のロリコンで変態な女。ミーシャに対して自衛隊仕込みのセクハラやストーキング行為を決行し、脅威のタフネスさで潜伏して彼女を待ち伏せ、初潮が訪れていない少女の良さを力説する救いようのない変態。下手にハイスペックだから一般人には手に負えず、そこに悪意が全くないから余計タチが悪いときてます。
また、酷いのはおつむが弱いせいか、ミーシャと距離を縮めるために服装から近づこうとするのですが、メイド服から始まり、サイズが合うわけもない彼女の体操服を無理やり着て、ランドセルまで背負うという奇行ぶり。これは、かなりきつい・・・。
もちろん家政婦つばめの変態な行動にドン引きさせられるだけのコメディ漫画ではありません。母親を亡くして雇った家政婦をことごとくクビに仕向け、ある事情から登校拒否をしているミーシャが閉ざしている心のドア。それをつばめが少しずつ開けていくという温かさもあります。
まあ、やり方はかなりの力技・・・というより変態的なアプローチだったりしますけどね。良い雰囲気が長く続かないのも特徴で、1ページ2ページめくったらさっそく何かしらやらかしてる変態家政婦つばめです。
変態家政婦の残念さが弾け過ぎてるピュア百合(???)漫画『うちのメイドがウザすぎる!』の1巻でした。きっかけは女性の見事な筋肉に釣られただけだったんですが、内容・キャラクター・演出どれも予想外なことばかりで非常に面白かったです。
特に頭を使う必要もないので気楽に漫画を読みたいときにはちょうどいい作品ですね。突っ込みどころは満載ですけど。つばめのミーシャとキャッキャウフフしたいという望みは叶うのかな。叶えてはいけない気もしますが、彼女の飛びぬけた行動と言動には今後も期待してます。
あと、タイトルは「ウザい」というより「ヤヴァい」or「変態」の方が正しいですね。
【eBookJapan】 うちのメイドがウザすぎる!
うちのメイドがウザすぎる!
著者:中村カンコ
掲載:月刊アクション
1巻発売日:2017年1月12日
あらすじ・概要
ハローワークに「白人美少女とキャッキャウフフできる求人」を探しに来た元・自衛官の女性・鴨居つばめ。もちろんそんなバカげた求人があるわけもなく、帰り道をトボトボ歩きながら世の中の世知辛さを嘆いていると、とある家の前で「家政婦急募」の求人広告を発見した。
その家は以前通りかかった折、庭で母親らしき女性と遊んでいた雪の妖精のような白人美少女を見つけた家。電柱に登ってまだ少女が住んでいることを確認したつばめは、さっそく家政婦になるべく突撃し、父子家庭になっていたその家ですんなり雇ってもらえることになった。
母を亡くして父と2人で暮らしていたロシア系の小学生女子・ミーシャと、変態ムキムキマッチョの元自衛官女性・つばめの、賑やかでウザすぎる日常の幕が開かれた。
幼女とキャッキャウフフしたい変態ムキムキマッチョ女性が、母親を亡くしたロシア系のひきこもり美少女がいる家で家政婦として雇われ、少女にウザがられながらも予想外の行動と一途な愛で距離を縮めていく賑やかな日常を描いた物語。
マッチョなヘンタイ家政婦とロシア系小学生女子との日常を描いたハートフル(?)なホームコメディ。作者曰く「汚いおねロリ」で、「ピュア百合」ともおっしゃってますが・・・。ある意味ではピュアなのかな?
元々はピュア百合アンソロジー「ひらり、」に掲載されていたものが「アクション」に移籍した作品。作者はゲームメーカーに務めていた経歴を持つイラストレーター、漫画家の「中村カンコ」さん。女性です。
感想
「お姉さん」と「少年」を組み合わせた「おねショタ」モノはそこそこ大きなジャンルとして、男性向け女性向け関わらず色々な作品が生まれていますね。最近では『私の少年』は個人的にヒットした作品で続きは非常に気になるところ。それに、おねシャタがメインテーマではなくてもそのカップリング要素を多かれ少なかれ組みこんでいる作品も多く見られます。
対して「お姉さん」と「少女」を組み合わせた「おねロリ」は、扱われる場所が限定され過ぎているので目にする機会はああまり多くはないと思います。私が思い浮かぶ作品も『ご主人様と獣耳のメル』と『柚子森さん』ぐらい。まあ、これもその要素を多少取り入れてる作品ならちらほらありますけど。
本日紹介する一冊『うちのメイドがウザすぎる!』は「おねロリ」のピュア百合作品とのこと。ただ、百合専門雑誌に掲載されているようなガッツリ百合百合してるわけではなく、コメディ色が強い内容なので広い読者層に楽しんでもらえる作品になっています。
特に内容も評判も知らずに買ったんですが、手に取ったのはロリっ子の愛らしさに・・・ではなく、裏表紙のガチムチ女性に釣られてしまいました。わたくし、筋肉が好きなもので。
さて物語の始まりは、数ヶ月前まで航空自衛官として日々任務と訓練に励んでいた筋肉ムキムキバッキバキの女性・鴨居つばめが、幼女とキャッキャウフフ出来る仕事を求めてハローワークを訪れたところから開幕。冒頭時点でこれはヤバい作品だと確信。
まあ当然ながらそんな募集があるわけもないので仕方なく帰り道をトボトボ歩いていると、以前ロシア系の白人ロリ美少女を見かけた家の前で家政婦募集の広告を発見。そして何をするのかと思ったら、少女がまだ住んでいるかを確認するために電柱へよじ登り、2Fでその子を見つけてニコやかに手を振るという予想外の行動。完全に通報ものではありますが、父親は見てないうえに元自衛官という経歴もあったことで、母親を亡くして父と娘の2人で暮らしていたこの家で雇ってもらえることになりました。
そんなこんなで最初の印象は最悪、好感度もゼロを下回ってマイナスからの、闘う変態ムキムキロリコン家政婦女と、彼女を追い出したいロシア系幼女との戦いの火蓋が切って落とされました。
最大の特徴は兎にも角にもインパクトとクセが強烈過ぎる元自衛官の家政婦・鴨居つばめという女性キャラ。鍛え抜かれた肉体は全身ムキムキで腹筋もバッキバキと素晴らしく、見た目だけなら申し分のない美女だったんですが、中身に関してはOUTだらけ。それもヤバいレベルで。
同性からモテモテな彼女なんですが、初潮過ぎた子には興味ないと言い放つ真性のロリコンで変態な女。ミーシャに対して自衛隊仕込みのセクハラやストーキング行為を決行し、脅威のタフネスさで潜伏して彼女を待ち伏せ、初潮が訪れていない少女の良さを力説する救いようのない変態。下手にハイスペックだから一般人には手に負えず、そこに悪意が全くないから余計タチが悪いときてます。
また、酷いのはおつむが弱いせいか、ミーシャと距離を縮めるために服装から近づこうとするのですが、メイド服から始まり、サイズが合うわけもない彼女の体操服を無理やり着て、ランドセルまで背負うという奇行ぶり。これは、かなりきつい・・・。
もちろん家政婦つばめの変態な行動にドン引きさせられるだけのコメディ漫画ではありません。母親を亡くして雇った家政婦をことごとくクビに仕向け、ある事情から登校拒否をしているミーシャが閉ざしている心のドア。それをつばめが少しずつ開けていくという温かさもあります。
まあ、やり方はかなりの力技・・・というより変態的なアプローチだったりしますけどね。良い雰囲気が長く続かないのも特徴で、1ページ2ページめくったらさっそく何かしらやらかしてる変態家政婦つばめです。
変態家政婦の残念さが弾け過ぎてるピュア百合(???)漫画『うちのメイドがウザすぎる!』の1巻でした。きっかけは女性の見事な筋肉に釣られただけだったんですが、内容・キャラクター・演出どれも予想外なことばかりで非常に面白かったです。
特に頭を使う必要もないので気楽に漫画を読みたいときにはちょうどいい作品ですね。突っ込みどころは満載ですけど。つばめのミーシャとキャッキャウフフしたいという望みは叶うのかな。叶えてはいけない気もしますが、彼女の飛びぬけた行動と言動には今後も期待してます。
あと、タイトルは「ウザい」というより「ヤヴァい」or「変態」の方が正しいですね。
【eBookJapan】 うちのメイドがウザすぎる!
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