2017年01月17日
漫画『服を着るならこんなふうに』1巻の感想とあらすじ
『服を着るならこんなふうに』1巻の感想。
服を着るならこんなふうに
著者:縞野やえ
掲載:WebNewtype
1巻発売日:2015年12月10日
都内の中小企業で働いている営業マンの佐藤祐介。社内では真面目で爽やか、ちょっと抜けてるところは愛嬌があると評判の良い祐介だが、家では趣味のゲームに明け暮れ怠惰に過ごし、家事を一手に担うしっかり者の妹からは小言を言われる日々を送っていた。
ある日、ファッションに無頓着だった祐介は適当に見繕った服装に着替え、小学校の同窓会の打ち合わせをするために出掛けたのだが、久しぶりに再会した旧友たちがオシャレになっていたことに愕然とする。
帰宅した祐介が自分にはファッションセンスがないと落ち込んでいると、妹の環がそんな兄の姿を見かね、「私がお兄ちゃんにコーディネイトを教えてあげる」と力強く立ち上がった。
服にお金かけるくらいならゲームを買った方がマシだと豪語する兄に、見かねた妹がコーディネイトの手ほどきをし、少しずつファッションセンスを磨きながら兄妹でおしゃれを楽しむ話。
現役ファッションバイヤーのMB氏監修によるファッション漫画。友人に強く薦められたので読んでみました。もしかしたら、おしゃれに無縁だった私に気を使ってくれたのかも・・・。とりあえず友人に感謝です。
私は最低限見苦しくない程度には気を使っているつもりではいましたが、ファッションへの感心はかなり薄く、読み終えた後気になってチェックしてみると、持っている服は似たようなデザインのものばかりでした。趣味にお金かけたいからという理由はもちろんありますが、正直自分にオシャレは無理かなという諦めもないとは言えませんね。ただ、やはり周囲からの視線が全く気にならないというわけではなく、オシャレな人を羨む気持ちは多少持っていました。
なので、この作品を紹介してもらったことには素直に感謝です。まだ導入の1巻ということもあって、ファッション苦手な初心者にも解り易く、基礎を理論的に教えてくれるのもありがたい。漫画を使って楽しく学べるのも良いですね。
まず、ちょいダサな主人公に強く共感できるというのは喜ばしいことではありませんが、同じ目線と立場で読み進められるという点は物語にも入り込みやすくて良かったです。
佐藤祐介はそこそこ大人の社会人、家ではぐーたら趣味三昧、ファッションには無頓着、気に入った同じ服を何着も買い、オシャレに関しては妙にネガティブシンキングになってしまう男性。こんな主人公を見て思ったこと、「あれ?まんま俺じゃね?」でした。祐介のファッションに対しての偏見、思い違い、やりがちな失敗、嫌になるほど共感できてしまいましたね。
この雄介にコーディネイトをご教授してくれる先生が、良く出来たかわいい妹の環です。兄とは違いファッションが趣味というだけあってその知識はかなり深く、尚且つ説明もわかりやすい便りになる存在。私にとっても良き先生。
「そもそもファッションセンスなんてない」、「趣味を大事にしたいからお金もあまりかけられない」という私の言い訳、ばっさり切られてしまいました。極端に言ってしまうと、“ファッションにはセンスもお金も必要ない”と説いてくれます。
かっこよく見えるのには一定の法則があり、それにはセンスはさほど重要ではなく、簡単な理論さえ踏まえていればオシャレは難しいことではないと理解させてくれます。
最初の買い物がユニクロから始まるので、あまりお金を掛けない誰にでも始められるオシャレを学べます。昔に比べたらユニクロも少し価格は上がってはいても、他と比べたらまだ安いですからね。私にとって専門ショップは敷居が高くて入り辛いという難点もあるため、このチョイスは優しさを感じました。高い服、派手な服を揃えればオシャレになれるわけではなく、大切なのはドレスとカジュアルのバランス。
こういったことを具体的な例を挙げて解説してくれるので、理論的思考の男性にはとても解り易い内容になってます。
また、作中では実際に売られている服を使ってコーディネイトの手ほどきをされているので、気に入ったモノがあれば入手して自身のファッションに取り入れることも可能です。
面白いだけでなく非常にタメになった1冊でした。漫画としても兄妹のやりとり、ファッションに疎い人のあるあるネタなどで楽しく読め、何より一緒に楽しんでくれる環が非常に可愛い。「よく似合ってるよお兄ちゃん」、この一言だけで十分ですね。
理論といっても難しいことは全くなく、誰にでも実践できる簡単な基礎を学べるので初心者にうってつけの内容です。ファッションに限らずどんなことにでも言えることですが、基礎を踏まえていると自分なりにも楽しめるようになるので、こういったきっかけを作ってくれる作品というのはありがたいです。
ファッションに興味ない人、諦めていた人、いろいろこじらせてる人、そんな人におすすめしたい作品ですね。
【eBookJapan】 服を着るならこんなふうに
↑無料で試し読みできます
服を着るならこんなふうに
著者:縞野やえ
掲載:WebNewtype
1巻発売日:2015年12月10日
都内の中小企業で働いている営業マンの佐藤祐介。社内では真面目で爽やか、ちょっと抜けてるところは愛嬌があると評判の良い祐介だが、家では趣味のゲームに明け暮れ怠惰に過ごし、家事を一手に担うしっかり者の妹からは小言を言われる日々を送っていた。
ある日、ファッションに無頓着だった祐介は適当に見繕った服装に着替え、小学校の同窓会の打ち合わせをするために出掛けたのだが、久しぶりに再会した旧友たちがオシャレになっていたことに愕然とする。
帰宅した祐介が自分にはファッションセンスがないと落ち込んでいると、妹の環がそんな兄の姿を見かね、「私がお兄ちゃんにコーディネイトを教えてあげる」と力強く立ち上がった。
服にお金かけるくらいならゲームを買った方がマシだと豪語する兄に、見かねた妹がコーディネイトの手ほどきをし、少しずつファッションセンスを磨きながら兄妹でおしゃれを楽しむ話。
現役ファッションバイヤーのMB氏監修によるファッション漫画。友人に強く薦められたので読んでみました。もしかしたら、おしゃれに無縁だった私に気を使ってくれたのかも・・・。とりあえず友人に感謝です。
私は最低限見苦しくない程度には気を使っているつもりではいましたが、ファッションへの感心はかなり薄く、読み終えた後気になってチェックしてみると、持っている服は似たようなデザインのものばかりでした。趣味にお金かけたいからという理由はもちろんありますが、正直自分にオシャレは無理かなという諦めもないとは言えませんね。ただ、やはり周囲からの視線が全く気にならないというわけではなく、オシャレな人を羨む気持ちは多少持っていました。
なので、この作品を紹介してもらったことには素直に感謝です。まだ導入の1巻ということもあって、ファッション苦手な初心者にも解り易く、基礎を理論的に教えてくれるのもありがたい。漫画を使って楽しく学べるのも良いですね。
まず、ちょいダサな主人公に強く共感できるというのは喜ばしいことではありませんが、同じ目線と立場で読み進められるという点は物語にも入り込みやすくて良かったです。
佐藤祐介はそこそこ大人の社会人、家ではぐーたら趣味三昧、ファッションには無頓着、気に入った同じ服を何着も買い、オシャレに関しては妙にネガティブシンキングになってしまう男性。こんな主人公を見て思ったこと、「あれ?まんま俺じゃね?」でした。祐介のファッションに対しての偏見、思い違い、やりがちな失敗、嫌になるほど共感できてしまいましたね。
この雄介にコーディネイトをご教授してくれる先生が、良く出来たかわいい妹の環です。兄とは違いファッションが趣味というだけあってその知識はかなり深く、尚且つ説明もわかりやすい便りになる存在。私にとっても良き先生。
「そもそもファッションセンスなんてない」、「趣味を大事にしたいからお金もあまりかけられない」という私の言い訳、ばっさり切られてしまいました。極端に言ってしまうと、“ファッションにはセンスもお金も必要ない”と説いてくれます。
かっこよく見えるのには一定の法則があり、それにはセンスはさほど重要ではなく、簡単な理論さえ踏まえていればオシャレは難しいことではないと理解させてくれます。
最初の買い物がユニクロから始まるので、あまりお金を掛けない誰にでも始められるオシャレを学べます。昔に比べたらユニクロも少し価格は上がってはいても、他と比べたらまだ安いですからね。私にとって専門ショップは敷居が高くて入り辛いという難点もあるため、このチョイスは優しさを感じました。高い服、派手な服を揃えればオシャレになれるわけではなく、大切なのはドレスとカジュアルのバランス。
こういったことを具体的な例を挙げて解説してくれるので、理論的思考の男性にはとても解り易い内容になってます。
また、作中では実際に売られている服を使ってコーディネイトの手ほどきをされているので、気に入ったモノがあれば入手して自身のファッションに取り入れることも可能です。
面白いだけでなく非常にタメになった1冊でした。漫画としても兄妹のやりとり、ファッションに疎い人のあるあるネタなどで楽しく読め、何より一緒に楽しんでくれる環が非常に可愛い。「よく似合ってるよお兄ちゃん」、この一言だけで十分ですね。
理論といっても難しいことは全くなく、誰にでも実践できる簡単な基礎を学べるので初心者にうってつけの内容です。ファッションに限らずどんなことにでも言えることですが、基礎を踏まえていると自分なりにも楽しめるようになるので、こういったきっかけを作ってくれる作品というのはありがたいです。
ファッションに興味ない人、諦めていた人、いろいろこじらせてる人、そんな人におすすめしたい作品ですね。
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