2016年12月27日
漫画『ラーメン大好き小泉さん』1巻の感想とあらすじ
『ラーメン大好き小泉さん』1巻の感想。
ラーメン大好き小泉さん
著者:鳴見 なる
掲載:バンブーコミックス
1巻発売日:2014年10月7日
ミステリアスな雰囲気を纏うクールビューティー女子高生の小泉さん。誰とも馴れ合うことをしない彼女には、こよなく愛するモノがあった。それは、日本人の国民食とも言える食べ物「ラーメン」。
彼女は、女子1人でも気にせずラーメン店の行列に並び、ガッツリ・コッテリ・サッパリ、どんなラーメンでも注文し、人目も憚らずにおもいっきり麺を啜るラーメンマニア。
小泉さんは今日も変わらずラーメン店を訪れ、席に着き、髪を束ねて戦闘態勢を整え、ラーメンと対峙する。これは、そんなラーメン大好き小泉さんの物語。
ラーメンが大好きな美少女JKと、彼女に触発され、彼女に魅了された人たちが、様々なラーメンをただひたすら一心不乱に食べまくるだけの話。
最近増えてきた「美少女×グルメ」作品で、ラーメンのみに焦点を当てたグルメ漫画。著者は『JA〜女子によるアグリカルチャー〜』の鳴見なるさん。2015年には早見あかりさんを主演としてドラマ化もされています。
日本の国民食という立場を不動のものとしている食品「ラーメン」。私はそれほど頻繁に食べてるわけではないんですが、昼も深夜も関係なく、時折無性に食べたくなる困ったヤツですね。その種類は多岐に渡り、現代では麺もスープも千差万別。ちなみに、私は代表的な醤油・味噌・豚骨・塩の中でなら、味噌ラーメンが1番好きです。
内容に関しては上記に書いた通り、美少女がラーメンを食べるだけの漫画で、一応様々なラーメンを紹介する話にもなっていますが、それ以上にラーメンを食する小泉さんをはじめとした、個性豊かな可愛い女の子たちが魅力の作品ですね。
帯に書いてあった「深夜に読んではいけません。※ふとります。」のコメント通り、読んでると猛烈にラーメンを食べたい衝動に駆られるので、時間帯には注意が必要。
小泉さんはウェーブのかかった「かん水(ラーメンの麺を製造するときに使用される食品添加物)」の黄色をイメージした髪色の、「人類より麺類派」のラーメンをこよなく愛する女子高生です。普段の彼女は無口、無表情、人とは馴れ合わない孤高のクールビューティー。しかし、ひとたびラーメンと対峙した彼女は、普段の雰囲気とは打って変わり、冷めていた眼には闘志がみなぎり、豪快に麺を一気にすすり、他には目もくれずにただひたすら食べまくります。
食べてる最中はあまり小泉さんにセリフはないにも関わらず、彼女の食べる姿、表情が言葉を必要としないほど多くを物語っていました。そして、食べ終わった後の恍惚とした表情がたまらなく素晴らしい。目と心を奪われ、胃袋に訴えかけてくる魅力があり、私はあの表情を見るために読み続けてるのかもとさえ思ってます。
そんな小泉さんとお近づきになりたいクラスメイト・大澤さんも面白い。小泉さんの可愛さ、ラーメンを食べてるときの幸せそうな表情に心を奪われてしまい、仲良くなろうと付き纏ってくる女子高生です。頻繁に話しかけてはいるものの、冷たくあしらわれ、スルーされることが多い不憫な子。ですが、多少アホっぽくも見える明るい性格と強靭なメンタルを持ち、ちょっとだけ会話できただけでも満足してしまう、ハッピーな思考の持ち主でもあります。
また、大澤さんの友人であるギャル系の美沙さんと優等生キャラの潤さんもそれぞれ違う魅力があって可愛い。なぜか積極的にアプローチをかける大澤さんより距離を縮めるため、彼女はそのことにショックを受け、仕舞には自分だけ冷たくされていることに駄々をこねるなど、一層不憫に拍車をかけてます。
性格は全然違っても3人の役割は同じです。小泉さんのラーメン講座を聞くという役割を担い、次第に興味を強めていくという読者と同じ立ち位置、同じ目線にいるキャラです。彼女たちみたいな代弁者的存在がいることで、読者も作品に感情移入しやすくなってます。
ラーメンに対しての強烈な愛を感じさせてくれる作品でした。特定の料理に絞るとどうしても狙う読者層は限られていまうところですが、そこはラーメンという国民食を扱うことで、幅広い層の人たちに楽しんでもらえるように出来てます。
ラーメンを美味しそうに食べる少女たちを見る楽しみ方もあれば、ラーメン自体を見たり小泉さんのうんちくを聞く楽しみ、キャラ同士のやりとりを見る楽しみ方もあり、読者の趣向によってそれぞれの楽しみ方ができる作品。
もし読まれるのなら、影響受けやすい方は深夜を避け、食前に読むことをおすすめします。
【eBookJapan】 ラーメン大好き小泉さん
↑無料で立ち読みできます
ラーメン大好き小泉さん
著者:鳴見 なる
掲載:バンブーコミックス
1巻発売日:2014年10月7日
ミステリアスな雰囲気を纏うクールビューティー女子高生の小泉さん。誰とも馴れ合うことをしない彼女には、こよなく愛するモノがあった。それは、日本人の国民食とも言える食べ物「ラーメン」。
彼女は、女子1人でも気にせずラーメン店の行列に並び、ガッツリ・コッテリ・サッパリ、どんなラーメンでも注文し、人目も憚らずにおもいっきり麺を啜るラーメンマニア。
小泉さんは今日も変わらずラーメン店を訪れ、席に着き、髪を束ねて戦闘態勢を整え、ラーメンと対峙する。これは、そんなラーメン大好き小泉さんの物語。
ラーメンが大好きな美少女JKと、彼女に触発され、彼女に魅了された人たちが、様々なラーメンをただひたすら一心不乱に食べまくるだけの話。
最近増えてきた「美少女×グルメ」作品で、ラーメンのみに焦点を当てたグルメ漫画。著者は『JA〜女子によるアグリカルチャー〜』の鳴見なるさん。2015年には早見あかりさんを主演としてドラマ化もされています。
日本の国民食という立場を不動のものとしている食品「ラーメン」。私はそれほど頻繁に食べてるわけではないんですが、昼も深夜も関係なく、時折無性に食べたくなる困ったヤツですね。その種類は多岐に渡り、現代では麺もスープも千差万別。ちなみに、私は代表的な醤油・味噌・豚骨・塩の中でなら、味噌ラーメンが1番好きです。
内容に関しては上記に書いた通り、美少女がラーメンを食べるだけの漫画で、一応様々なラーメンを紹介する話にもなっていますが、それ以上にラーメンを食する小泉さんをはじめとした、個性豊かな可愛い女の子たちが魅力の作品ですね。
帯に書いてあった「深夜に読んではいけません。※ふとります。」のコメント通り、読んでると猛烈にラーメンを食べたい衝動に駆られるので、時間帯には注意が必要。
小泉さんはウェーブのかかった「かん水(ラーメンの麺を製造するときに使用される食品添加物)」の黄色をイメージした髪色の、「人類より麺類派」のラーメンをこよなく愛する女子高生です。普段の彼女は無口、無表情、人とは馴れ合わない孤高のクールビューティー。しかし、ひとたびラーメンと対峙した彼女は、普段の雰囲気とは打って変わり、冷めていた眼には闘志がみなぎり、豪快に麺を一気にすすり、他には目もくれずにただひたすら食べまくります。
食べてる最中はあまり小泉さんにセリフはないにも関わらず、彼女の食べる姿、表情が言葉を必要としないほど多くを物語っていました。そして、食べ終わった後の恍惚とした表情がたまらなく素晴らしい。目と心を奪われ、胃袋に訴えかけてくる魅力があり、私はあの表情を見るために読み続けてるのかもとさえ思ってます。
そんな小泉さんとお近づきになりたいクラスメイト・大澤さんも面白い。小泉さんの可愛さ、ラーメンを食べてるときの幸せそうな表情に心を奪われてしまい、仲良くなろうと付き纏ってくる女子高生です。頻繁に話しかけてはいるものの、冷たくあしらわれ、スルーされることが多い不憫な子。ですが、多少アホっぽくも見える明るい性格と強靭なメンタルを持ち、ちょっとだけ会話できただけでも満足してしまう、ハッピーな思考の持ち主でもあります。
また、大澤さんの友人であるギャル系の美沙さんと優等生キャラの潤さんもそれぞれ違う魅力があって可愛い。なぜか積極的にアプローチをかける大澤さんより距離を縮めるため、彼女はそのことにショックを受け、仕舞には自分だけ冷たくされていることに駄々をこねるなど、一層不憫に拍車をかけてます。
性格は全然違っても3人の役割は同じです。小泉さんのラーメン講座を聞くという役割を担い、次第に興味を強めていくという読者と同じ立ち位置、同じ目線にいるキャラです。彼女たちみたいな代弁者的存在がいることで、読者も作品に感情移入しやすくなってます。
ラーメンに対しての強烈な愛を感じさせてくれる作品でした。特定の料理に絞るとどうしても狙う読者層は限られていまうところですが、そこはラーメンという国民食を扱うことで、幅広い層の人たちに楽しんでもらえるように出来てます。
ラーメンを美味しそうに食べる少女たちを見る楽しみ方もあれば、ラーメン自体を見たり小泉さんのうんちくを聞く楽しみ、キャラ同士のやりとりを見る楽しみ方もあり、読者の趣向によってそれぞれの楽しみ方ができる作品。
もし読まれるのなら、影響受けやすい方は深夜を避け、食前に読むことをおすすめします。
【eBookJapan】 ラーメン大好き小泉さん
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