2016年11月17日
漫画『青Ao-Natsu夏』1巻の感想とあらすじ
『青Ao-Natsu夏』1巻の感想。
青Ao-Natsu夏
著者:櫓刃鉄火
掲載:good!アフタヌーン
1巻発売日:2016年9月7日
巷ではモテ高として有名な女子高に通う1年生の船見理緒は、恋人との運命の出会いを夢見る女の子。夏休みは友人に誘われた合コン祭りに参加するはずだったが、家の事情で弟と一緒におばあちゃんのいる田舎でひと夏を過ごすことになってしまった。
友達と会えないことに寂しさを感じながら祖母の営む蕎麦屋に到着した理緒は、そこで飲み物を配達に来ていた同年代の男子・泉吟蔵と出会った。郵便を出すついでに町を散策しに出かけると、さっき会ったばかりの吟蔵と偶然巡り合い、案内してもらいながら楽しい一時を過ごす。
理緒はかねてから思い描いていた運命の出会いを吟蔵に感じたのだが、おばあちゃんの孫だと知った途端に彼の態度は一変し、理緒に対して「最悪だな」と言い捨ててその場を去ってしまった。
突然夏休みの間田舎にいる祖母の家で過ごすことになった少女が、その町で硬派だけど少しイジワルな少年と出会い、田舎ライフを送るなかで次第に彼への想いを募らせていく恋物語。
爽やかな田舎での甘酸っぱい恋を描いた少女漫画。最近なんだか妙に恋愛漫画を読みたい気持ちが湧いてしまい、いろいろ漁ってるときに出会ったのがこの作品。表紙イラストに描かれた少女と青空の爽やかさに引かれました。
季節は夏、舞台は山や田畑に囲まれ、魚が泳ぐ澄んだ綺麗な川が流れ、人の出す音よりも虫の鳴き声が大きく響き渡る田舎町です。私も現在は離れてますが、実家が少しだけ田舎方面にあるので自然に囲まれた生活は懐かしくなります。
都会で暮らしている理緒たちの反応には新鮮味があり、田舎の良さをを改めて実感させてもらえるのも良かったです。多少美化されすぎな気もしますが、空気は確かに都会とは違いますし、その中で見る空や山などの自然も一層鮮やかに見えたりしますね。
主人公の船見理緒は運命の出会いを夢見る少女。夏休みの間は田舎ライフを送ることになり、予定していた合コン祭りは頓挫。しかし、理緒は運命の出会いに憧れているため、友達に会えないことは残念に思っている反面、内心では行かなくてよくなったことにはホっと安堵してます。
夢見る少女ということから、最初はふわふわした子か少し暗い性格の子かのどちらかを想像してましたが、蝉を躊躇なく素手で捕え、イナゴの佃煮もへっちゃらで食すなど、むしろ都会にいた時よりも明るく生き生きしてるように見えました。
そんな理緒が出会った少年・泉吟蔵は、祖母の営む蕎麦屋に飲み物を配達しに来る酒屋「泉屋」の跡取りです。
あらすじで理緒に対して「最悪だな」と言って態度を変えたと書きましたが、あれは彼の誤解から生じた態度であったことが判明。吟蔵はおばあちゃんに対して実の孫のように懐いているため、あまり田舎に来ない理緒たち家族に対して、婆ちゃんをほったらかしにしてる悪い奴と思っていたようです。
このあたりは少女マンガらしい王道の展開ですかね。誤解からギスギスした険悪な関係になり、口喧嘩して少女が飛び出し、真実を知った少年は自分の間違いに気づいて相手の元へ駆け出す。すれ違いや事件によって相手への想いを改め、または恋が芽生えるきっかけにもなるという1つのイベントですね。よくあるパターンではありますけど、それが良いというより、それで良いんじゃないかと思ってます。
さらに話を盛り上げてくれる万里香というライバルの登場。泉屋の近くに店を構えている商店の娘であり、親同士は両家のためにも2人にはぜひくっついてもらいたいということらしいです。
ただ、ギスギスしたりバチバチ火花散らす展開にはなりませんでした。万里香が気さくで明るい性格だったので理緒とも仲良くなり、吟蔵とも恋愛関係にあるわけではありません。
万里香の現時点での吟蔵に対する想いは少し伺えましたが、吟蔵の万里香に対する想いはまだよくわかりませんね。
王道の少女マンガという感じの内容と雰囲気でした。気になるのはこの物語は40日間という夏休み期間内での話で終わるのか、それとも休み明け後もストーリーは進んでいくのかですね。40日間ではさすがに短い気もしますが、私的にはできたら舞台は都会に移さず、田舎のままストーリーを進めて欲しいと思ってます。
夢見る少女のはずが、運命を自分で切り開こうとする理緒には好感が持て、都会育ちなのに都会人らしさのないところも魅力的。少しイジワルだけど優しい吟蔵、明るい美少女の万里香など、登場キャラクターのバランスも良かったかと。
この夏の間にどのような恋物語が繰り広げられていくのか、とても気になるので続きも読んでみたいと思います。
【eBookJapan】 青Ao-Natsu夏
↑無料で立ち読みできます
青Ao-Natsu夏
著者:櫓刃鉄火
掲載:good!アフタヌーン
1巻発売日:2016年9月7日
巷ではモテ高として有名な女子高に通う1年生の船見理緒は、恋人との運命の出会いを夢見る女の子。夏休みは友人に誘われた合コン祭りに参加するはずだったが、家の事情で弟と一緒におばあちゃんのいる田舎でひと夏を過ごすことになってしまった。
友達と会えないことに寂しさを感じながら祖母の営む蕎麦屋に到着した理緒は、そこで飲み物を配達に来ていた同年代の男子・泉吟蔵と出会った。郵便を出すついでに町を散策しに出かけると、さっき会ったばかりの吟蔵と偶然巡り合い、案内してもらいながら楽しい一時を過ごす。
理緒はかねてから思い描いていた運命の出会いを吟蔵に感じたのだが、おばあちゃんの孫だと知った途端に彼の態度は一変し、理緒に対して「最悪だな」と言い捨ててその場を去ってしまった。
突然夏休みの間田舎にいる祖母の家で過ごすことになった少女が、その町で硬派だけど少しイジワルな少年と出会い、田舎ライフを送るなかで次第に彼への想いを募らせていく恋物語。
爽やかな田舎での甘酸っぱい恋を描いた少女漫画。最近なんだか妙に恋愛漫画を読みたい気持ちが湧いてしまい、いろいろ漁ってるときに出会ったのがこの作品。表紙イラストに描かれた少女と青空の爽やかさに引かれました。
季節は夏、舞台は山や田畑に囲まれ、魚が泳ぐ澄んだ綺麗な川が流れ、人の出す音よりも虫の鳴き声が大きく響き渡る田舎町です。私も現在は離れてますが、実家が少しだけ田舎方面にあるので自然に囲まれた生活は懐かしくなります。
都会で暮らしている理緒たちの反応には新鮮味があり、田舎の良さをを改めて実感させてもらえるのも良かったです。多少美化されすぎな気もしますが、空気は確かに都会とは違いますし、その中で見る空や山などの自然も一層鮮やかに見えたりしますね。
主人公の船見理緒は運命の出会いを夢見る少女。夏休みの間は田舎ライフを送ることになり、予定していた合コン祭りは頓挫。しかし、理緒は運命の出会いに憧れているため、友達に会えないことは残念に思っている反面、内心では行かなくてよくなったことにはホっと安堵してます。
夢見る少女ということから、最初はふわふわした子か少し暗い性格の子かのどちらかを想像してましたが、蝉を躊躇なく素手で捕え、イナゴの佃煮もへっちゃらで食すなど、むしろ都会にいた時よりも明るく生き生きしてるように見えました。
そんな理緒が出会った少年・泉吟蔵は、祖母の営む蕎麦屋に飲み物を配達しに来る酒屋「泉屋」の跡取りです。
あらすじで理緒に対して「最悪だな」と言って態度を変えたと書きましたが、あれは彼の誤解から生じた態度であったことが判明。吟蔵はおばあちゃんに対して実の孫のように懐いているため、あまり田舎に来ない理緒たち家族に対して、婆ちゃんをほったらかしにしてる悪い奴と思っていたようです。
このあたりは少女マンガらしい王道の展開ですかね。誤解からギスギスした険悪な関係になり、口喧嘩して少女が飛び出し、真実を知った少年は自分の間違いに気づいて相手の元へ駆け出す。すれ違いや事件によって相手への想いを改め、または恋が芽生えるきっかけにもなるという1つのイベントですね。よくあるパターンではありますけど、それが良いというより、それで良いんじゃないかと思ってます。
さらに話を盛り上げてくれる万里香というライバルの登場。泉屋の近くに店を構えている商店の娘であり、親同士は両家のためにも2人にはぜひくっついてもらいたいということらしいです。
ただ、ギスギスしたりバチバチ火花散らす展開にはなりませんでした。万里香が気さくで明るい性格だったので理緒とも仲良くなり、吟蔵とも恋愛関係にあるわけではありません。
万里香の現時点での吟蔵に対する想いは少し伺えましたが、吟蔵の万里香に対する想いはまだよくわかりませんね。
王道の少女マンガという感じの内容と雰囲気でした。気になるのはこの物語は40日間という夏休み期間内での話で終わるのか、それとも休み明け後もストーリーは進んでいくのかですね。40日間ではさすがに短い気もしますが、私的にはできたら舞台は都会に移さず、田舎のままストーリーを進めて欲しいと思ってます。
夢見る少女のはずが、運命を自分で切り開こうとする理緒には好感が持て、都会育ちなのに都会人らしさのないところも魅力的。少しイジワルだけど優しい吟蔵、明るい美少女の万里香など、登場キャラクターのバランスも良かったかと。
この夏の間にどのような恋物語が繰り広げられていくのか、とても気になるので続きも読んでみたいと思います。
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