2016年10月22日
漫画『ゆうべはお楽しみでしたね』1巻の感想とあらすじ
『ゆうべはお楽しみでしたね』1巻の感想。
ゆうべはお楽しみでしたね
著者:金田一 蓮十郎
掲載:ヤングガンガンコミックス
1巻発売日:2015年3月25日
MMORPG『ドラゴンクエストX』の世界で、プクリポという種族を選択して遊んでいるプレイヤーのパウダー。ゲーム内で仲良くなったゴローさんが引っ越し先を探していることを知り、自分が現在祖父の使っていなかった1軒家に1人暮らし中のことから、空き部屋を1つ貸してシェアハウスすることになった。
パウダーはネカマと呼ばれるゲーム内では女の子キャラを使っている男性であり、そのことは周囲の人やゴローさんにも公言していたのだが、待ち合わせ先に向かうとそこにはなぜかギャル風の女の子が・・・。
こうして、お互い同性だと勘違いしていたネカマとネナベの2人は、シェアハウス生活が始めるのだった。
ゲーム内では女性キャラを使っていたネカマと、逆に男性キャラを使っていたネナベの、勘違いから始まった異性同士のシェハウス生活を描いた物語。
スクエニが運営している実在のオンラインゲーム『ドラゴンクエストX』を題材とし、ドラクエの世界を舞台にしたファンタジーではなく、それをプレイしている2人の日常を描いている話です。実録本ではなくフィクション。
著者は『ニコイチ』『ライアー×ライアー』『ラララ』などで知られる金田一蓮十郎さんです。私が好きになった作品を多く描いてきた漫画家さんだったので、今回は評判とか気にせず作者買いしました。
私はドラクエ10をプレイしたことはありませんけど、特に違和感なく普通に楽しめました。ただ、ネトゲ自体に疎い人にとってはちんぷんかんぷんなところもあるかも。ネトゲの知識が少しでもあるのならドラクエ10を未プレイの人でも楽しめると思いますが、そうでない人が楽しめるかはちょっと分かりません。まあ、そんなに詳しい方でもない私も楽しめましたし、読み終わった後は無性にネトゲをやりたいという衝動に駆られたので、今までふれたことのない人はこの作品を通じてネトゲやドラクエに興味を持つことができるかもしれません。
メインの登場人物は2人だけです。
通称「バウ」ことパウダーはプクリポ(♀)というマスコットみたいなかわいい種族です。リアルの姿は、さつきたくみ22歳、書店に勤めているひょろっとした冴えない男性です。いわゆるネカマ。そのことは周りに隠さず公言しています。遊び方は戦闘よりもキャラにおしゃれなどをさせ、ロケ地を探して写真撮影をしたり、フレンドとのんびりおしゃべりをする方が好きみたいですね。
ゴローさんはゲーム内でオーガ(♂)といういかついキャラを操る頼れる存在。リアルの姿は、おかもとみやこという名前のギャル系女子です。ネナベではあるんですけど、本人は別に男の振りをしているわけでもなく、ネカマ・ネマベなどの専門用語も知らなかったようです。遊び方はもっぱら戦闘。
2人ともリアルの印象とゲーム内での印象は真逆ですね。リアルではおしゃれに全然気を使っていないパウさんだけど、ゲーム内ではおしゃれや撮影、おしゃべりを楽しんでいます。逆にゴローさんはリアルだとファッションに余念がないリア充オーラ全開の女性なんですが、ゲーム内だとおしゃれさの欠片もない無骨な鎧に身を包み、コロシアムにこもって戦闘ばかりしてます。
最初は苦手なギャルと1つ屋根の下で暮らすことをしぶっていたバウさんも、なんだかんだで楽しそうです。お互いの全然違うプレイスタイルを見せ合い、それに付き合ってみたりして、楽しさを共有できてるあたりいい関係のように見えます。ギャル系のゴローさんに苦手意識を持っていたバウが、一緒に暮らしていく内に少しずつ打ち解けていき、思っていたほど解り合えない存在ではないと偏見をなくしていく様子も見ていて面白いですね。
世間の一般的な常識や先入観に対して小石を投じるかのような話作り、登場人物の二面性など、金田一蓮十郎らしい要素がつまっていて他作品に負けないぐらい面白かったです。
ゲーム紹介も踏まえている作品だと思われるので、読んでいたらドラクエ10やってみたくなりましたね。プクリポかわいい。おしゃれして写真撮影とかしてみたいです。
苦手意識が完全に抜けたわけではないバウさんですけど、ゴローさんのことを気づかい意識するようになってきたので、ゲーム要素だけでなくラブコメ展開も期待できそうです。今後登場人物増えるのかな?このまま2人だけでもいいように思えますけど。
【eBookJapan】 ゆうべはお楽しみでしたね
↑無料で立ち読みできます
ゆうべはお楽しみでしたね
著者:金田一 蓮十郎
掲載:ヤングガンガンコミックス
1巻発売日:2015年3月25日
MMORPG『ドラゴンクエストX』の世界で、プクリポという種族を選択して遊んでいるプレイヤーのパウダー。ゲーム内で仲良くなったゴローさんが引っ越し先を探していることを知り、自分が現在祖父の使っていなかった1軒家に1人暮らし中のことから、空き部屋を1つ貸してシェアハウスすることになった。
パウダーはネカマと呼ばれるゲーム内では女の子キャラを使っている男性であり、そのことは周囲の人やゴローさんにも公言していたのだが、待ち合わせ先に向かうとそこにはなぜかギャル風の女の子が・・・。
こうして、お互い同性だと勘違いしていたネカマとネナベの2人は、シェアハウス生活が始めるのだった。
ゲーム内では女性キャラを使っていたネカマと、逆に男性キャラを使っていたネナベの、勘違いから始まった異性同士のシェハウス生活を描いた物語。
スクエニが運営している実在のオンラインゲーム『ドラゴンクエストX』を題材とし、ドラクエの世界を舞台にしたファンタジーではなく、それをプレイしている2人の日常を描いている話です。実録本ではなくフィクション。
著者は『ニコイチ』『ライアー×ライアー』『ラララ』などで知られる金田一蓮十郎さんです。私が好きになった作品を多く描いてきた漫画家さんだったので、今回は評判とか気にせず作者買いしました。
私はドラクエ10をプレイしたことはありませんけど、特に違和感なく普通に楽しめました。ただ、ネトゲ自体に疎い人にとってはちんぷんかんぷんなところもあるかも。ネトゲの知識が少しでもあるのならドラクエ10を未プレイの人でも楽しめると思いますが、そうでない人が楽しめるかはちょっと分かりません。まあ、そんなに詳しい方でもない私も楽しめましたし、読み終わった後は無性にネトゲをやりたいという衝動に駆られたので、今までふれたことのない人はこの作品を通じてネトゲやドラクエに興味を持つことができるかもしれません。
メインの登場人物は2人だけです。
通称「バウ」ことパウダーはプクリポ(♀)というマスコットみたいなかわいい種族です。リアルの姿は、さつきたくみ22歳、書店に勤めているひょろっとした冴えない男性です。いわゆるネカマ。そのことは周りに隠さず公言しています。遊び方は戦闘よりもキャラにおしゃれなどをさせ、ロケ地を探して写真撮影をしたり、フレンドとのんびりおしゃべりをする方が好きみたいですね。
ゴローさんはゲーム内でオーガ(♂)といういかついキャラを操る頼れる存在。リアルの姿は、おかもとみやこという名前のギャル系女子です。ネナベではあるんですけど、本人は別に男の振りをしているわけでもなく、ネカマ・ネマベなどの専門用語も知らなかったようです。遊び方はもっぱら戦闘。
2人ともリアルの印象とゲーム内での印象は真逆ですね。リアルではおしゃれに全然気を使っていないパウさんだけど、ゲーム内ではおしゃれや撮影、おしゃべりを楽しんでいます。逆にゴローさんはリアルだとファッションに余念がないリア充オーラ全開の女性なんですが、ゲーム内だとおしゃれさの欠片もない無骨な鎧に身を包み、コロシアムにこもって戦闘ばかりしてます。
最初は苦手なギャルと1つ屋根の下で暮らすことをしぶっていたバウさんも、なんだかんだで楽しそうです。お互いの全然違うプレイスタイルを見せ合い、それに付き合ってみたりして、楽しさを共有できてるあたりいい関係のように見えます。ギャル系のゴローさんに苦手意識を持っていたバウが、一緒に暮らしていく内に少しずつ打ち解けていき、思っていたほど解り合えない存在ではないと偏見をなくしていく様子も見ていて面白いですね。
世間の一般的な常識や先入観に対して小石を投じるかのような話作り、登場人物の二面性など、金田一蓮十郎らしい要素がつまっていて他作品に負けないぐらい面白かったです。
ゲーム紹介も踏まえている作品だと思われるので、読んでいたらドラクエ10やってみたくなりましたね。プクリポかわいい。おしゃれして写真撮影とかしてみたいです。
苦手意識が完全に抜けたわけではないバウさんですけど、ゴローさんのことを気づかい意識するようになってきたので、ゲーム要素だけでなくラブコメ展開も期待できそうです。今後登場人物増えるのかな?このまま2人だけでもいいように思えますけど。
【eBookJapan】 ゆうべはお楽しみでしたね
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