2016年09月08日
漫画『29歳独身中堅冒険者の日常』1巻の感想とあらすじ
『29歳独身中堅冒険者の日常』1巻の感想。
29歳独身中堅冒険者の日常
著者:奈良 一平
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年6月9日
田舎の村を拠点として活動している29歳独身中堅冒険者のシノノメハジメ。酒場へ肉を下ろすため、モンスター肉を確保しにダンジョンへ潜り探索している途中、スライムに上半身を飲みこまれていた女の子・リルイを助ける。
リルイが子供の身でありながらダンジョンに入っていたのは、親に捨てられてしまい、これからは1人で生きていかなければいけないという事情だった。ハジメは村の教会で引き取って貰えないか尋ねてみるが、懐事情はどこも厳しく、渋々断られてしまう。自分の子供時代と重ねて見捨てることができなかったハジメは、お腹を空かせて泣いていたリルイに「俺の仲間になるなら泣くな」と伝え、なしくずし的に彼女を引き取ることを決めた。
かくして一緒に暮らすことになったハジメとリルイだったが、どうも彼女は普通の女の子ではなかったようで、その正体は・・・。
この作品の世界観は、ヒューマニー、ビースター、エルフ、ドワーフ、四つの種族が共存し、稀に吸血鬼や狼男など太古の種族の特性を持つ古代種が生まれてくる世界。
冒険者とはダンジョンに潜って宝探しをしたり、ドラゴンなど危険モンスターが出没した場合は討伐のため戦いに赴く者たちのことです。ハジメも若い頃はそんな冒険生活をしていたようですが、現在は酒場やギルドに下ろすモンスター肉の確保、畑を荒らしているモンスターの退治など、危険性は低い村人の依頼をこなす毎日を送っているようです。
大陸中をまたにかけて大冒険することもなければ、勇者となって魔王を倒しに行くこともなく、ゆったりほのぼのした和み系ファンタジー作品ですね。
主人公ハジメが厳しいことを言いながらも結局甘やかしてしまう姿にニヤつき、リルイの無邪気な笑顔と行動に和みながら読む漫画だと思います。現実的な生きることや社会の厳しさについても描かれています。
ハジメは今でこそ田舎に引っ込んでいるとはいえ、元々は結構優秀な冒険者だったようです。自分を上回る体格を持つモンスターの攻撃を軽々受け止め、どんな状況でもあせることなく冷静に対処していました。武器でモンスターをぶっ叩くときはなかなか凶悪な顔をしていましたけどね。会ったばかりの身寄りのない子供を引き取る決断からして、口では何だかんだと言いながらも困ってる人を見捨てられない優しい心根の持ち主なんだと思います。
子供冒険者のリルイは無邪気でカワイイ。種族は古代種。冒険者としてやる気も元気もいっぱいなんですけど、最弱モンスターのスライムにすら「アムアム」と捕食されそうになってしまう完全な素人。でも、その一つ一つの行動・発言がとにかく和ませてくれる子です。毎回失敗ばかりですが、なんにでも一生懸命なところは微笑ましく、ご飯をモリモリ食べてる時の幸せな表情にも癒されますね。語尾が「〜のだ」ってのも可愛い。ただ、この子夜になると古代種の特性が発現してしまい、昼間の無邪気なお子様とは真逆の雰囲気と容姿になります。そのことについては1巻では軽く触れてる程度なので、詳しいことは2巻以降ですね。
この2人がですね、ストーリーが進展するにつれてどんどん仲良くなり、傍目からは親子のように見えてくるから一層和ませてくれます。ハジメは冒険者にとって甘さは死に繋がる危険なものだと頭では理解しているも、厳しいことを言いながらもついつい甘やかしていまい、リルイのことを誰かに話すときは完全に父親の顔になってます。かくゆう読者である私も、読んでるうちにだんだん親の心境になってリルイの成長を見守ってるわけですけど。
というわけで、アラサー主人公と幼女のほのぼのファンタジー『29歳独身中堅冒険者の日常』でした。おまけのスライム目線の話も面白いですよ。帯の謳い文句どおり全体的にほっこり温かな話で、リルイの愛らしさにも癒してもらえたので大満足。
ラストが少し心配な展開で絞められていたので続きは非常に気になってます。ハジメとリルイが今後どんな関係になっていくのか楽しみですね。あと、ハジメの若い頃の冒険話なんかもあったら読んでみたいです。2巻以降も期待しながら待つとします。
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29歳独身中堅冒険者の日常
著者:奈良 一平
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年6月9日
田舎の村を拠点として活動している29歳独身中堅冒険者のシノノメハジメ。酒場へ肉を下ろすため、モンスター肉を確保しにダンジョンへ潜り探索している途中、スライムに上半身を飲みこまれていた女の子・リルイを助ける。
リルイが子供の身でありながらダンジョンに入っていたのは、親に捨てられてしまい、これからは1人で生きていかなければいけないという事情だった。ハジメは村の教会で引き取って貰えないか尋ねてみるが、懐事情はどこも厳しく、渋々断られてしまう。自分の子供時代と重ねて見捨てることができなかったハジメは、お腹を空かせて泣いていたリルイに「俺の仲間になるなら泣くな」と伝え、なしくずし的に彼女を引き取ることを決めた。
かくして一緒に暮らすことになったハジメとリルイだったが、どうも彼女は普通の女の子ではなかったようで、その正体は・・・。
この作品の世界観は、ヒューマニー、ビースター、エルフ、ドワーフ、四つの種族が共存し、稀に吸血鬼や狼男など太古の種族の特性を持つ古代種が生まれてくる世界。
冒険者とはダンジョンに潜って宝探しをしたり、ドラゴンなど危険モンスターが出没した場合は討伐のため戦いに赴く者たちのことです。ハジメも若い頃はそんな冒険生活をしていたようですが、現在は酒場やギルドに下ろすモンスター肉の確保、畑を荒らしているモンスターの退治など、危険性は低い村人の依頼をこなす毎日を送っているようです。
大陸中をまたにかけて大冒険することもなければ、勇者となって魔王を倒しに行くこともなく、ゆったりほのぼのした和み系ファンタジー作品ですね。
主人公ハジメが厳しいことを言いながらも結局甘やかしてしまう姿にニヤつき、リルイの無邪気な笑顔と行動に和みながら読む漫画だと思います。現実的な生きることや社会の厳しさについても描かれています。
ハジメは今でこそ田舎に引っ込んでいるとはいえ、元々は結構優秀な冒険者だったようです。自分を上回る体格を持つモンスターの攻撃を軽々受け止め、どんな状況でもあせることなく冷静に対処していました。武器でモンスターをぶっ叩くときはなかなか凶悪な顔をしていましたけどね。会ったばかりの身寄りのない子供を引き取る決断からして、口では何だかんだと言いながらも困ってる人を見捨てられない優しい心根の持ち主なんだと思います。
子供冒険者のリルイは無邪気でカワイイ。種族は古代種。冒険者としてやる気も元気もいっぱいなんですけど、最弱モンスターのスライムにすら「アムアム」と捕食されそうになってしまう完全な素人。でも、その一つ一つの行動・発言がとにかく和ませてくれる子です。毎回失敗ばかりですが、なんにでも一生懸命なところは微笑ましく、ご飯をモリモリ食べてる時の幸せな表情にも癒されますね。語尾が「〜のだ」ってのも可愛い。ただ、この子夜になると古代種の特性が発現してしまい、昼間の無邪気なお子様とは真逆の雰囲気と容姿になります。そのことについては1巻では軽く触れてる程度なので、詳しいことは2巻以降ですね。
この2人がですね、ストーリーが進展するにつれてどんどん仲良くなり、傍目からは親子のように見えてくるから一層和ませてくれます。ハジメは冒険者にとって甘さは死に繋がる危険なものだと頭では理解しているも、厳しいことを言いながらもついつい甘やかしていまい、リルイのことを誰かに話すときは完全に父親の顔になってます。かくゆう読者である私も、読んでるうちにだんだん親の心境になってリルイの成長を見守ってるわけですけど。
というわけで、アラサー主人公と幼女のほのぼのファンタジー『29歳独身中堅冒険者の日常』でした。おまけのスライム目線の話も面白いですよ。帯の謳い文句どおり全体的にほっこり温かな話で、リルイの愛らしさにも癒してもらえたので大満足。
ラストが少し心配な展開で絞められていたので続きは非常に気になってます。ハジメとリルイが今後どんな関係になっていくのか楽しみですね。あと、ハジメの若い頃の冒険話なんかもあったら読んでみたいです。2巻以降も期待しながら待つとします。
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