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2019年01月17日
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について8
計算表
A 1 9 10(合計)
偏差 4 −4 0(合計)
偏差2 16 16 32(合計)
B 2 8 10(合計)
偏差 −3 3 0(合計)
偏差2 9 9 18(合計)
AB偏差の積 −12 −12 24(合計)
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = -24/√32 x 18 = -24/√576 = -24/2 4= -1
従って、強い負の相関があるといえる。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
A 1 9 10(合計)
偏差 4 −4 0(合計)
偏差2 16 16 32(合計)
B 2 8 10(合計)
偏差 −3 3 0(合計)
偏差2 9 9 18(合計)
AB偏差の積 −12 −12 24(合計)
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = -24/√32 x 18 = -24/√576 = -24/2 4= -1
従って、強い負の相関があるといえる。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
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森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について7
A言語の認知(思考の流れ):1外から内の誘発、2内から外の創発→1、9
B情報の認知:1問題解決、2未解決→2、8
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(1 + 9)÷ 2 = 5
Bの平均:(2 + 8)÷ 2 = 5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(1 - 5)、(9 - 5)= 4、-4
Bの偏差:(2 - 5)、(8 - 5)= -3、3
◆A、Bをそれぞれ2乗する。
Aの偏差の2乗 = 16、16
Bの偏差の2乗 = 9、9
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= 12、12
◆AとBの偏差を2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 16 + 16 = 32
Bの偏差を2乗したものの合計 = 9 + 9 = 18
◆AとBの偏差の合計を合計する。12 + 12 = 24
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
B情報の認知:1問題解決、2未解決→2、8
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(1 + 9)÷ 2 = 5
Bの平均:(2 + 8)÷ 2 = 5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(1 - 5)、(9 - 5)= 4、-4
Bの偏差:(2 - 5)、(8 - 5)= -3、3
◆A、Bをそれぞれ2乗する。
Aの偏差の2乗 = 16、16
Bの偏差の2乗 = 9、9
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= 12、12
◆AとBの偏差を2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 16 + 16 = 32
Bの偏差を2乗したものの合計 = 9 + 9 = 18
◆AとBの偏差の合計を合計する。12 + 12 = 24
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について6
3.2 甘利を打つ
源太夫はこういう話をした。甚五郎は鷺を撃つとき蜂谷と賭をした。蜂谷は身につけているものを何なりとも賭けようと言った。A2B2
甚五郎は運よく鷺を撃ったので、ふだん望みをかけていた蜂谷の大小をもらおうと言った。A2B2
それもただもらうのではない。代わりに自分の大小をやろうというのである。A2B2
しかし、蜂谷は、この金熨斗付きの大小は蜂谷家で由緒のある品だからやらぬと言った。A2B2
甚五郎はきかなんだ。「武士は誓言をしたからは、一命をもすてる。よしや由緒があろうとも、おぬしの身に着けている物の中で、わしが望むのは大小ばかりじゃ。ぜひくれい」と言った。A2B2
「いや、そうはならぬ。命ならいかにも棄ちょう。家の重宝は命にも換えられぬ」と蜂谷は言った。A2B2
「誓言を反古(ほご)にする犬侍め」と甚五郎がののしると、蜂谷は怒って刀を抜こうとした。A2B2
甚五郎は当身を食わせた。A2B2
それきり蜂谷は息を吹き返さなかった。A1B1
平生何事か言い出すとあとへ引かぬ甚五郎は、とうとう蜂谷の大小を取って、自分の大小を代りに残して立ち退いたというのである。A2B1
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
源太夫はこういう話をした。甚五郎は鷺を撃つとき蜂谷と賭をした。蜂谷は身につけているものを何なりとも賭けようと言った。A2B2
甚五郎は運よく鷺を撃ったので、ふだん望みをかけていた蜂谷の大小をもらおうと言った。A2B2
それもただもらうのではない。代わりに自分の大小をやろうというのである。A2B2
しかし、蜂谷は、この金熨斗付きの大小は蜂谷家で由緒のある品だからやらぬと言った。A2B2
甚五郎はきかなんだ。「武士は誓言をしたからは、一命をもすてる。よしや由緒があろうとも、おぬしの身に着けている物の中で、わしが望むのは大小ばかりじゃ。ぜひくれい」と言った。A2B2
「いや、そうはならぬ。命ならいかにも棄ちょう。家の重宝は命にも換えられぬ」と蜂谷は言った。A2B2
「誓言を反古(ほご)にする犬侍め」と甚五郎がののしると、蜂谷は怒って刀を抜こうとした。A2B2
甚五郎は当身を食わせた。A2B2
それきり蜂谷は息を吹き返さなかった。A1B1
平生何事か言い出すとあとへ引かぬ甚五郎は、とうとう蜂谷の大小を取って、自分の大小を代りに残して立ち退いたというのである。A2B1
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について5
計算表
A 6 4 10(合計)
偏差 1 −1 0(合計)
偏差2 1 1 2(合計)
B 4 6 10(合計)
偏差 −1 1 0(合計)
偏差2 1 1 2(合計)
AB偏差の積 −1 −1 −2(合計)
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = -2/√2 x 2 = -2/√4 = -2/2 = -1
従って、強い負の相関があるといえる。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
A 6 4 10(合計)
偏差 1 −1 0(合計)
偏差2 1 1 2(合計)
B 4 6 10(合計)
偏差 −1 1 0(合計)
偏差2 1 1 2(合計)
AB偏差の積 −1 −1 −2(合計)
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = -2/√2 x 2 = -2/√4 = -2/2 = -1
従って、強い負の相関があるといえる。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について4
A言語の認知(思考の流れ):1外から内の誘発、2内から外の創発→6、4
B情報の認知:1問題解決、2未解決→4、6
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(6 + 4)÷ 2 = 5
Bの平均:(4 + 6)÷ 2 = 5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(6 - 5)、(4 - 5)= 1、-1
Bの偏差:(4 - 5)、(6 - 5)= -1、1
◆A、Bをそれぞれ2乗する。
Aの偏差の2乗 = 1、1
Bの偏差の2乗 = 1、1
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= -1、-1
◆AとBの偏差を2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 1 + 1 = 2
Bの偏差を2乗したものの合計 = 1 + 1 = 2
◆AとBの偏差の合計を合計する。-1 -1 = -2
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
B情報の認知:1問題解決、2未解決→4、6
◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(6 + 4)÷ 2 = 5
Bの平均:(4 + 6)÷ 2 = 5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ−平均値
Aの偏差:(6 - 5)、(4 - 5)= 1、-1
Bの偏差:(4 - 5)、(6 - 5)= -1、1
◆A、Bをそれぞれ2乗する。
Aの偏差の2乗 = 1、1
Bの偏差の2乗 = 1、1
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= -1、-1
◆AとBの偏差を2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 1 + 1 = 2
Bの偏差を2乗したものの合計 = 1 + 1 = 2
◆AとBの偏差の合計を合計する。-1 -1 = -2
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について3
3 小説の場面に適用する
3.1 鷺を打つ
とある広い沼のはるか向うに、鷺が一羽おりていた。銀色に光る水が一筋うねっている側の黒ずんだ土の上に、鷺は綿を一つまみ投げたように見えている。A1B2
ふと小姓の一人が、あれが撃てるだろうかと言い出したが、衆議は所詮打てぬということにきまった。A1B1
甚五郎は最初黙って聞いていたが、皆が撃てぬと言い切ったあとで、独り言のように「なに撃てぬにも限らぬ」とつぶやいた。A2B2
それを蜂谷という小姓が聞き咎めて、「おぬし一人がそう思うなら、撃ってみるがよい」と言った。A1B2
「随分撃ってみてもよいが、何か賭けるか」と甚五郎が言うと、蜂谷が「今ここに持っている物をなんでも賭きょう」と言った。A2B2
「よし、そんなら撃ってみる」と言って、甚五郎は信康の前に出て許しを請うた。A2B2
信康は興ある事と思って、足軽に持たせていた鉄砲を取り寄せて甚五郎に渡した。A1B2
「あたるもあたらぬも運じゃ。はずれたら笑うまいぞ」甚五郎はこう言っておいて、少しもためらわずに撃ち放した。A2B1
上下こぞって息をつめて見ていた鷺は、羽を広げて飛び立ちそうに見えたが、そのまま黒ずんだ土の上に、綿一つまみほどの白い形をして残った。A1B1
信康を始めとして、一同覚えず声をあげてほめた。田舟を借りて鷺を取りに行く足軽をあとに残して、一同は館へ帰った。A1B1
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
3.1 鷺を打つ
とある広い沼のはるか向うに、鷺が一羽おりていた。銀色に光る水が一筋うねっている側の黒ずんだ土の上に、鷺は綿を一つまみ投げたように見えている。A1B2
ふと小姓の一人が、あれが撃てるだろうかと言い出したが、衆議は所詮打てぬということにきまった。A1B1
甚五郎は最初黙って聞いていたが、皆が撃てぬと言い切ったあとで、独り言のように「なに撃てぬにも限らぬ」とつぶやいた。A2B2
それを蜂谷という小姓が聞き咎めて、「おぬし一人がそう思うなら、撃ってみるがよい」と言った。A1B2
「随分撃ってみてもよいが、何か賭けるか」と甚五郎が言うと、蜂谷が「今ここに持っている物をなんでも賭きょう」と言った。A2B2
「よし、そんなら撃ってみる」と言って、甚五郎は信康の前に出て許しを請うた。A2B2
信康は興ある事と思って、足軽に持たせていた鉄砲を取り寄せて甚五郎に渡した。A1B2
「あたるもあたらぬも運じゃ。はずれたら笑うまいぞ」甚五郎はこう言っておいて、少しもためらわずに撃ち放した。A2B1
上下こぞって息をつめて見ていた鷺は、羽を広げて飛び立ちそうに見えたが、そのまま黒ずんだ土の上に、綿一つまみほどの白い形をして残った。A1B1
信康を始めとして、一同覚えず声をあげてほめた。田舟を借りて鷺を取りに行く足軽をあとに残して、一同は館へ帰った。A1B1
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について2
2 相関の作り方
シナジーのメタファーのために作成しているデータベースは、データの種類で見ると、俗に言う測れないカテゴリーデータからなる。数量データといわれる身長、体重、気温、湿度などとは異なり、値が連続ではなく飛び飛びで離散的となる。前野(2012)によると、カテゴリーデータは、対象の性質を表したり、現象や区別を表したりする。性別、好き、嫌い、うまい、まずい、おもしろいなどあるものの性質や現象が示される。
相関とは原因から結果が生じ、それが互いに関係しあっていることをいう。また、相関関係があるとは、ある測定値の変化に対して他の測定値も変化する場合に使われる。相関の強さは、ピアソンの相関係数で表す。合わせて共分散という統計用語が重要になる。
(1) 共分散の公式
共分散=[(xの各データ−xの平均値)x(yの各データ−yの平均値)]の和/データ数
=[(xの偏差)x(yの偏差)]の和/データ数
= xとyの偏差積の和/データ数
正の相関があると0より大きく、負の相関があると0より小さくなる。
(2) 相関係数(ピアソン)
相関係数=XYの偏差平方和/√(Xの偏差平方和)x(Yの偏差平方和)
「佐橋甚五郎」の問題解決の場面を使用して、簡単な例を見てみよう。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
シナジーのメタファーのために作成しているデータベースは、データの種類で見ると、俗に言う測れないカテゴリーデータからなる。数量データといわれる身長、体重、気温、湿度などとは異なり、値が連続ではなく飛び飛びで離散的となる。前野(2012)によると、カテゴリーデータは、対象の性質を表したり、現象や区別を表したりする。性別、好き、嫌い、うまい、まずい、おもしろいなどあるものの性質や現象が示される。
相関とは原因から結果が生じ、それが互いに関係しあっていることをいう。また、相関関係があるとは、ある測定値の変化に対して他の測定値も変化する場合に使われる。相関の強さは、ピアソンの相関係数で表す。合わせて共分散という統計用語が重要になる。
(1) 共分散の公式
共分散=[(xの各データ−xの平均値)x(yの各データ−yの平均値)]の和/データ数
=[(xの偏差)x(yの偏差)]の和/データ数
= xとyの偏差積の和/データ数
正の相関があると0より大きく、負の相関があると0より小さくなる。
(2) 相関係数(ピアソン)
相関係数=XYの偏差平方和/√(Xの偏差平方和)x(Yの偏差平方和)
「佐橋甚五郎」の問題解決の場面を使用して、簡単な例を見てみよう。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の相関関係について1
1 先行研究
森鴎外の「佐橋甚五郎」の標準偏差から鷺を打つ、甘利を打つ、賭けをするというそ
れぞれの場面のデータベースから数字を取り、既存の研究と照合し、思考の流れとして創発が多いことが確認できている。この小論では、同じデータベースを使用して、相関関係を考察する。言語の認知のカラムは、思考の流れ(1外から内の誘発、2内から外の創発)、情報の認知のカラムは、1問題解決または2未解決である。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
森鴎外の「佐橋甚五郎」の標準偏差から鷺を打つ、甘利を打つ、賭けをするというそ
れぞれの場面のデータベースから数字を取り、既存の研究と照合し、思考の流れとして創発が多いことが確認できている。この小論では、同じデータベースを使用して、相関関係を考察する。言語の認知のカラムは、思考の流れ(1外から内の誘発、2内から外の創発)、情報の認知のカラムは、1問題解決または2未解決である。
花村嘉英(2018)「森鴎外の『佐橋甚五郎』の相関関係について」より
2019年01月09日
川端康成の「雪国」から見えてくるシナジーのメタファーとは−「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 11
6 今後について
購読脳の出力「無と創造」と執筆脳のゴール「創造と目的達成型の認知発達」を調節するために、存在の論理の中でバルカン文を置いた。ロジックが想定できると、文理のバランスを取ることができ、全体をまとめる上で役に立つ。さらに文理双方の脳の活動を合わせてシナジーのメタファーとするために、セカンドのカラムとして顔の表情を設け、データベースの分析を濃くする方法について考えた。顔の表情にも無と創造があるためである。
今後についても一言述べる。他の作家のデータベースと地球規模に集団の脳の活動として相互依存関係を作り、作家としての人間の条件に危機管理ないしリスク回避を設けて、社会学に基づいた考察を試みた。花村(2018)の中で取り上げた作家(トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖)が試みるリスク回避の研究をさらに展開させるためである。作家同士の依存関係は、クラウドからの束ねるリボンとして医療、観察、数理、文化、家族、教育、福祉、比較などの社会学が管理する。また、国地域に関しては、言語や文化による分け隔てはなく、地球上のどこもが研究の対象となるため、シナジーのメタファーは、すべての言語に適応可能な研究方法といえる。
【参考文献】
遠藤弘 1974 『存在の論理』 早稲田大学出版部
大宮信光 2010 『ロボットのしくみ』 日本文芸社
川端康成 1979 『雪国』 講談社文庫
花村嘉英 2005 『計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?』 新風舎
花村嘉英 2015 『从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む』 華東理工大学出版社
花村嘉英 2017 『日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで』 南京東南大学出版社
花村嘉英 2018 「シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖」『中国日語教学研究会上海分会論文集』華東理工大学出版社
原文雄・小林宏 2004『顔という知能−顔ロボットによる人工感情の創発』共立出版
購読脳の出力「無と創造」と執筆脳のゴール「創造と目的達成型の認知発達」を調節するために、存在の論理の中でバルカン文を置いた。ロジックが想定できると、文理のバランスを取ることができ、全体をまとめる上で役に立つ。さらに文理双方の脳の活動を合わせてシナジーのメタファーとするために、セカンドのカラムとして顔の表情を設け、データベースの分析を濃くする方法について考えた。顔の表情にも無と創造があるためである。
今後についても一言述べる。他の作家のデータベースと地球規模に集団の脳の活動として相互依存関係を作り、作家としての人間の条件に危機管理ないしリスク回避を設けて、社会学に基づいた考察を試みた。花村(2018)の中で取り上げた作家(トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖)が試みるリスク回避の研究をさらに展開させるためである。作家同士の依存関係は、クラウドからの束ねるリボンとして医療、観察、数理、文化、家族、教育、福祉、比較などの社会学が管理する。また、国地域に関しては、言語や文化による分け隔てはなく、地球上のどこもが研究の対象となるため、シナジーのメタファーは、すべての言語に適応可能な研究方法といえる。
【参考文献】
遠藤弘 1974 『存在の論理』 早稲田大学出版部
大宮信光 2010 『ロボットのしくみ』 日本文芸社
川端康成 1979 『雪国』 講談社文庫
花村嘉英 2005 『計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?』 新風舎
花村嘉英 2015 『从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む』 華東理工大学出版社
花村嘉英 2017 『日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで』 南京東南大学出版社
花村嘉英 2018 「シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖」『中国日語教学研究会上海分会論文集』華東理工大学出版社
原文雄・小林宏 2004『顔という知能−顔ロボットによる人工感情の創発』共立出版
川端康成の「雪国」から見えてくるシナジーのメタファーとは−「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 10
場面A
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある(無と創造のカラム)。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は、中立にする((五感)情報の認知1と顔の表情のカラム)。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない(人工感情と認知発達のカラム)。
場面B
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、頬を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。
場面C
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、唇を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。
場面D
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は肌色にする。AIの感情は人格となる。しかし、目的は達成されない。
場面E
分析例 愛を意味する表現はなく人格形成がある。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は中立にする。AIの感情は人格となり、目的が達成される。
(1)の公式と表2の分析例から分かるように、駒子の三味線の稽古の場面でA、B、C、D、Eそれぞれの信号が購読脳から執筆脳へ流れていく中で、最後に目的が達成されているため、この場面では「川端康成と認知発達」というシナジーのメタファーが一応成立している。
花村(2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある(無と創造のカラム)。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は、中立にする((五感)情報の認知1と顔の表情のカラム)。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない(人工感情と認知発達のカラム)。
場面B
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、頬を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。
場面C
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、唇を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。
場面D
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は肌色にする。AIの感情は人格となる。しかし、目的は達成されない。
場面E
分析例 愛を意味する表現はなく人格形成がある。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は中立にする。AIの感情は人格となり、目的が達成される。
(1)の公式と表2の分析例から分かるように、駒子の三味線の稽古の場面でA、B、C、D、Eそれぞれの信号が購読脳から執筆脳へ流れていく中で、最後に目的が達成されているため、この場面では「川端康成と認知発達」というシナジーのメタファーが一応成立している。
花村(2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より