昼過ぎに起きる.
今夜はデイケアの仲間との忘年会がある. 飲み会というようなものにはこの 3 年間まったく参加していない.
酒を飲まずにいられるだろうか.
断酒は去年の 6 月から続いている. おおよそ一年半である.
アルコール依存症の自助グループのミーティングに参加するようになって酒を断った. 自然とそういう気分になったのだ.
それまで, 自分の意思で酒を飲まずにいられたのは 3 か月が最長である.
家を出る前から動悸が激しく, 頓服を飲んで気分を落ち着かせてから出かけた.
飲み放題だったが, 烏龍茶やコーラなどのソフトドリンクも飲み放題だったのでずっとそれを飲んでいた.
仲間との会話になかなか入り込めない.
黙って座っているほうが落ち着く.
これまで飲み会で多少なりとも会話ができたのは酔っていたからだ.
けれども, この仲間うちでの飲み会では黙って座っていても誰にも咎められないから楽である.
非常に気楽でいい.
会話をしなくてもいい, 周りの会話を聞いていたり, 一人で黙って考え事をしていていい.
こういう風にしているのが自分は好きで楽しいと初めて知る.
結局酒は飲まずに済んだ.
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