泥のように眠った. 本当に疲れていたのだろう.
死んだように寝たせいか, 悪い夢を見なかったのはよかった.
今日が本当の認知療法の日である.
昼過ぎに家を出てクリニックに行く.
今日の認知療法では, 最近の体調と前々回に PSW さんから提案された行動についての報告が主な内容だった.
最近の体調はいい.
生活のリズムができたのが嬉しい.
これは突然できた. それまで全然朝起きることができなかったのに.
考えてみれば, 本を読めるようになったのも突然だった記憶がある.
そういうものなのだろうか?
そして自分に自信を持てるものが何一つ無いということに関して.
前々回の認知療法のときに, 波はあるけれどいつもの梅雨時の鬱も以前ほど苦しくはないように感じると話した.
長い目で見るとひたすら休んでいるおかげか, 確実に鬱から回復している実感があるとも.
しかし自分に自信を持てるものが何も無いのがとても苦しいと伝えた.
そうしたら PSW さんから一つの提案があった.
自分は○○を持っている, とか 自分には○○がある, という言葉を何でもいいので肯定的な言葉を考えてください.
少し考えて無いです, と答えたが, 何でもいいから小さなことでも何でも何か一つでも, と言われもう少し考えた.
思いついたのは 自分は絵を描き数学を考えチラシを配っている という言葉.
PSW さんからの提案は, この言葉を毎日, 朝起きたときでも夜寝る前でもいつでもいいので声に出して言うこと だった.
10 回でも 20 回でも,... 1000 回でも繰り返して言って.
翌日から始めた.
朝起きて最初にこの言葉を口にしようとしたら出てこない.
動悸が激しい.
言いたくない. 心と身体が全力で自分を肯定する言葉を口にすることに抵抗し, 拒否している.
こんな強烈なロックが自分の心に掛かっていたのか.
何とか一度だけ言ったが, その後動悸が苦しくて横になって休んだ.
毎日続けているが, この言葉を言うのは苦しい.
それでも毎日 3, 4 回くらいは言えるようになってきたし, 最初の激しい抵抗と拒絶もやや穏やかになってきたような気がする.
とにかくどうしても自分を認めたくない自分が居ることはわかった.
びっくりしたが, 相手が見えるようになったことは良い.
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